思いきりで広がるもの【#心の柔軟体操】
職場の先輩を飲みに誘うかどうかで数日間悩みに悩んだ。
なんとなくお疲れな様子で、お話くらいなら伺えるかな?と思った節もあり。これまでの仕事の話を聞いてみたいなと思った節もあり。
どこからともなく現れた誰かが囁く。
結局奢ってもらうことになるでしょ?むしろ疲れさせるんじゃない?早くお家に帰ってもらったほうがいいんじゃない?私と話してて楽しくないんじゃない?
自分たちが、取っ組み合いの乱闘を重ねて数日が経った。
花の金曜日。どうしたものかと悩んでいたが、退勤直前にふと時間ができて雑談する時間ができた。
「今週はお疲れだと思うので〜良かったら日を改めて〜飲みにでも〜行けたらな〜って思うんですが〜〜」
大変不自然なタイミングで、予防線に予防線をはって、恐る恐る切り出してみた。下手くそか。
様子を伺っていると、先輩は案外、さらっと快諾してくれた。
何食べたい?に何がいいですか?と質問返ししながら、お店に入る。お酒を飲みながら、ああでもないこうでもないと話す。
またまた不自然なタイミングで「実は飲みに誘うか迷っていたんです」と切り出してみた。
「そうだねぇ。いっつもは奢ってあげられないけど、ま、気にせず声かけてよ。(私の名前)さんの下の子たちに奢ってあげればいいんじゃない?」
先輩の後光が眩しくて、レモンサワーをぐいと飲み干した。先輩、とっても酸っぱいっす…。
日付:2019年9月13日(金)、執筆時間:約10分、場所:地下鉄、音楽:なし
振り返り:13日の金曜日だよ。
毎日、仕事の休憩時間にエッセイ?を書き続けている方をとてもリスペクトしており、毎日ではなくとも書いてみようと思い立ってみた。#心の柔軟体操 と名付けてみた。本当は心の筋トレにしたかったけど、既出だったので。出勤か退勤時に書ければいいな。
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