空虚な私には際限なくお酒が注げる【#心の柔軟体操】

風邪が治って久しぶりのお酒を飲んだ。カクテルと韓国焼酎20度。

推しの死を目の当たりにして、もう会社に行きたい気にならなかった。スーツを着て、平気な顔してデスクにつく姿を想像してしんどかった。眠りにつく時点で心底嫌だった。

浅く短い睡眠から覚めても気分は最悪だった。一生布団にこもっていたかった。フレックス制に救われながら、なんとか出勤したけれど、根がない植物になったかのようだった。

それなりにちゃんと仕事をして、退勤して、気心許した友人たちと飲みに来た。何軒か振られながら、人懐こそうな店主が営む韓国料理屋さんに落ち着いた。

キムチチゲがちゃんと酸っぱくて美味しかった。チャプチェもパンチャンも美味しかった。

空虚な私にはアルコールをいくらでも注げただろう。そこが抜けてしまった器のようだから。友人たちの翌日の予定が朝早くで幸いだった。泥酔する前に解散になって良かった、迷惑をかけないで済んだ。

一生かけても謎解きできない、答えを得られない出来事はある。軽重あれど誰しも思い当たるだろう。けど、そんなにたくさん抱えきれないよ。

アルコールを入れたって忘れられることじゃないんだけれど。今だけは前後不覚になって忘れてしまいたい。

日付:2019年10月16日(水)、執筆時間:約20分、場所:地下鉄、音楽:KIRINJI「killer tune kills me feat.YonYon」

振り返り:許されたい。

毎日、仕事の休憩時間にエッセイ?を書き続けている方をとてもリスペクトしており、毎日ではなくとも書いてみようと思い立ってみた。#心の柔軟体操 と名付けてみた。本当は心の筋トレにしたかったけど、既出だったので。出勤か退勤時に書ければいいな。

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