見出し画像

大好きな服と、さよならできなくて【#心の柔軟体操】

この服好きは遺伝です

ファッションが死ぬほど好きだ。服、カバン、靴、アクセサリー。刺さるデザインが大好きだ。色と素材とカッティング(形)のハーモニー。自分の好きに巡り会えたとき、そしてそれが似合ったとき、大げさかもしれないが運命を感じる。お店から持ち帰るときの多幸感は、なかなか得がたい。

本日から私の日常を彩り、時に叱咤激励してくれる相棒になっていただきたく。そんな厳かな気持ちでクローゼットにしまう。好きで埋まった光景にニヤニヤする。ムカつく上司(今はいないけど)がいてもクローゼットを覗けば頑張れるかもしれない。

私の服好きは祖母、母ときて筋金入りだろう。趣味はウィンドウショッピング、小さい頃の愛読書はファッション誌だった。小学校高学年には、装苑を読んでいた。出世や名声に興味はないが、ファッションアイテムを手に入れるためならお金はいくらあっても良い。百貨店なら、100万円を秒で使い込める。いや、試着するからもう少しかかるかしら。

薄命な彼らとの離別

ファストファッションが街を席巻し、洋服は手軽さを増した。春秋ならば、1万円もあれば全身買えてしまうのではないか。飽きっぽくて、色んなスタイルが好きな私にとって、敷居低く色んなジャンルにチャレンジできてありがたかった。

手軽さとは引き換えに、ワードローブの新陳代謝は高まった。決して良い意味では言っていない。廃り流行りはあれど、着るのがしんどい仕上がりになるのが早い。パリッと感の消失があっという間なのだ。物理的に着れなくなることもたまにある。

スタメンがスタミナ切れして、また新たなメンバーが必要となる。プチプライスの服で構成すると、いつまでもどこか揃わないような感がある。

長く付き合える友を探す

環境に負荷がかかると問題視する声はあるが、何よりもお気に入りとの離別があまりにも早くて、心が痛い。2着買っておけば解決するだろうか、そういうことではないだろう。

服は私にとって相棒であり、盾であり、矛なのだ。ストレスフルな社会を生きていくために、欠かせない要素だ。気分をあげてくれたり、引き締めたりしてくれる。

手持ちがコロコロ変わることに無頓着だったけど、最近は処分する苦しみのほうが大きい。だから、流行にも劣化にもそこそこ耐えうる、息長く付き合える友を探している。

とは言え、すぐには見つからない

原価率でいくと、UNIQLOは最強だ(多分)。物が良いのでよく持つし、定番商品が多い。けれど。いつも定番ばっかり着ていても面白くない。牙を抜かれたかのような気分になる。ガオー。

仕事着やインナーなどで活躍してもらい、アウターなど面積の大きいところはやっぱり、心に突き刺さるようなものを纏っていたい。

ただ長持ちするかどうかは、実際に買って着て洗ってみないとわからない。こればかりは少しずつ価格帯をあげつつ、試しつつが続きそうだ。

そんな言い訳をしながら、最近、なかなかな金額の買い物をしてしまった。いいや、働いてるし。このときめきを信じよう、ようこそ私のワードローブへ!

プチプラ服への誘惑は、散財することで断ち切ってやる。冬のボーナスが出たら、コート買っちゃおうかな。伊勢丹をブラついた時に、UN3D.に…出会ってしまったのだ…。スカートもニットも何もかも可愛かった。ああ、素晴らしき消費活動!

日付:2019年11月12日(火)、執筆時間:約30分、場所:出勤中の地下鉄と退勤中のカフェ、音楽:なし

振り返り:伊勢丹新宿に行ったら、ファッションフロアが縮小していた。コスメの好調なことよ(コスメも好きですが)。やはり不労所得5000兆円を受け取り、経済ガンガン回していくしかない。

毎日、仕事の休憩時間にエッセイ?を書き続けている方をとてもリスペクトしており、毎日ではなくとも書いてみようと思い立ってみた。#心の柔軟体操 と名付けてみた。本当は心の筋トレにしたかったけど、既出だったので。出勤か退勤時に書ければいいな。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?