CompTIAの新しいデータ分析の認定資格を「分析」!(CompTIA米国本部ブログより)

毎日暑いですね・・・これから夏本番と思うと、どのくらい暑くなるのだろうと不安になってしまいます。
さて、今回は、今注目される「データ分析」のスキルについてご紹介します。

今日の世界では、ビジネス上の意思決定の際に健全なデータ分析に基づいて行われることが必須となっています。カスタマーエクスペリエンスの向上、新規顧客の獲得、内部プロセスの回線、消費者行動の学習などどのような目的だとしても、組織はデータを利用することで多くのメリットを得ることができます。データ分析は、「ITプロフェッショナルが持つべきスキル2021(Top skills IT pros shoud have in 2021)」の一つであり、このスキルを習得することで、組織が目的を達成するための支援ができます。

データマネジメントの分野において、企業は自社が求めているようにできていると考えているのは、25%に過ぎず、これは2015年の31%から下落しています。世界のデータ視聴化市場の収益は、2023年までに77.6億ドルに達し、5年間で9.47%の成長が見込まれています。データ分析の重要性が急速に高まっていることを受け、CompTIAでは、データ分析に関連する認定資格の必要性を認識しました。組織が収集したデータを理解するためには、適切な戦略とスキルを持った人材が必須となります。そこで、CompTIA Data+の出番です。

データ分析とは?
データアナリストは、組織のデータをもとに、意思決定ための知見を提供し、より良いビジネス上の意思決定を導くサポートをします。データアナリストは、組織が収集している大量のデータを収集、分析、報告し、これを利害関係者や意思決定者にとってより理解しやすい形式に変換します。

データアナリストの日常業務には、次のようなものが含まれます:

・顧客、ビジネスプロセス、市場経済状況などに関連するデータを収集、分析し、レポート、ダッシュボード、もしくはその他の視覚的なレポートの作成・データベースとデータ収集システムの開発と実装・一次/二次情報ソースからのデータの取得・データのクリーニングと検証・データモデリング設計・新しいデータ分析手法の実装

データ分析スキルが必要は人材とは?
データ分析に関連する職種としては、下記のようなものが挙げられます。

・データアナリスト:データアナリストは、データを収集、分析、解釈し、組織の必要なメンバーに報告します。
・データサイエンティスト:データサイエンティストは、アルゴリズムと科学的プロセスを使用し、意思決定のためにデータから知見を抽出します。
・レポートアナリスト:レポートアナリストは、データを収集し、分析された後に、レポートを作成し、調査結果に基づいてプロセス改善のための提案事項を提供します。
・ビジネスデータアナリスト:ビジネスオペレーションデータに焦点を当てるこの職種は、多くの場合、組織内のテクノロジー領域とビジネス領域の間のギャップを埋める役割を果たします。
・ビジネスインテリジェンスアナリスト:この職種は、組織を成功に導くために、社内外のデータを収集し、これらの2つを比較して市場状況を作成します。

データに関連するこれらの特定のキャリア以外のその他のキャリアパスは、分析プロセスとデータ分析の知識からベネフィットを得ることができます。マーケティングスペシャリスト、財務アナリスト、人事アナリスト、臨床ヘルスケアアナリストなどの職種は、データを正しく使用、評価することでパフォーマンスを最適化し、情報に基づいた最適な意思決定を行うことができます。

データ分析スキルが必要な4つの理由
1.パターンと傾向をよりよく認識する
業界全体、組織内のパターンや傾向を理解することは、適切な意思決定を行うことと、自身の成功に向けた準備にも役立ちます。

2.データがどのように蓄積されるかを理解する
データは、所属する業界の種類や組織に応じて、様々な方法で抽出することができます。

3.組織がゴールを達成するのを支援する
パフォーマンス分析を実行することにより、設定されたゴールに対する測定値を検証し、ゴールの達成に役立つ提案を行うことができます。

4.将来に向けたキャリアを形成する
業界では様々な職務に対応するためのデータ分析スキルを有する人材が不足しています。データ管理、またはデータ分析を専任とする人材が社内にいると回答した企業は、44%に過ぎません。

ビジネスリーダがデータ分析スキルを有するプロフェッショナルを必要とする4つの理由
1.よりよいビジネス上の意思決定を行うため
データは、組織がよりよい意思決定を行う際に役立ちます。例えば、新商品を発売する時期、収益を改善する方法、顧客の購買行動を検証する方法、マーケティング戦略に情報を提供する方法などです。

2.生産性を支援するため
多くの場合、生産性と成功は相関関係があります。ビジネス分析は、組織が運用効率を向上させ、生産性と収益性の両方を向上させる方法を特定するのに役立ちます。

3.組織に不可欠な情報を提供するため
アドホックレポートでも、定期的なレポートでも、データは組織の重要な側面に光を当てることができます。企業の38%は、インフラストラクチャとプロセスの両方を含むデータ分析の高速化を望んでいます。

4.競合との優位性のソースを特定し活用するため
データは、組織が顧客とその競合をよりよく理解するのに役立ち、業界での優位性を高めることができます。

CompTIA Data+とは?

CompTIA Data+は、市場で唯一であるエントリーレベルのベンダーニュートラルなデータ分析を職務とする人材を育成する認定資格です。複雑なデータセットを分析し報告するだけでなく、監視とデータ品質の基準を遵守するためのスキルを育成することができます。

CompTIA Data+認定資格試験にはどのような内容が含まれますか?

CompTIA Data+認定資格試験の出題範囲には、下記のような出題項目が含まれる予定です。これによりデータドリブンの意思決定を支援することでビジネスを変革するために必要なスキルを網羅しています。

データの概念と環境
 ・ データスキーマとディメンションの基本概念を特定できる
 ・ さまざまなデータ型を比較対照できる
 ・ 一般的なデータ構造とファイル形式を比較対照できる

データマイニング
 ・ データ収集の概念を説明できる
 ・ データセットのクレンジングとプロファイリングの一般的な理由を特定できる
 ・ シナリオに基づいて、データ操作手法を実行できる
 ・ データ操作とクエリ最適化の一般的な手法を説明できる

データ分析
 ・ シナリオに基づいて、適切な記述統計手法を適用できる
 ・ 推測統計手法の目的を説明できる
 ・ 分析の種類と主要な分析手法を要約できる
 ・ 一般的なデータ分析ツールを特定できる

視覚化
 ・ ビジネス要件を読み取ってレポートを作成できる
 ・ レポートとダッシュボードに適切な設計コンポーネントを使用できる
 ・ ダッシュボード開発に適切な方法を使用できる
 ・ 適切なタイプの視覚化を適用できる
 ・ レポートの種類を比較対照できる

CompTIA Data+が対象としている人材は?

CompTIA Data+は、データドリブンの意思決定を行う組織に貢献する人材を育成するために設計されています。これは、ビジネスインテリジェンス、またはデータアナリストの職務で18〜24か月の実務経験相当します。CompTIA Data+を取得することで、以下を実行するし、データドリブンの意思決定をサポート、ビジネス変革に必要なスキルと知識を取得していることを証明します。
・ データマイニング
・ データの操作
・ 基本的な統計手法の適用
・ データライフサイクル全体を通じガバナンスと品質基準を遵守しながら複雑なデータセットを分析

CompTIA Data+日本語試験は、今夏リリース予定です!
気になる方はこちらをチェック!
CompTIA Data+
https://www.comptia.jp/certif/dataalytics/comptia_data/

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