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【体験レポート】浜辺+焚火=カウンセリング?! 癒し1000%の60分を由比ガ浜で体験してきた!

 来たでぇ~~~~~由比ガ浜!!!!!

 浜辺に出ると……あったでぇ~~~~~焚火!!!!!!

 浜辺に焚火……この最高にエモいシチュエーションで、やることときたらただ一つ……そう、賢明な読者なる皆様にはもうお分かりですね?

 カ ウ ン セ リ ン グ です。

 え? 他にあるだろって?

 何をおっしゃる! 焚火囲んでね、BBQだの動画撮影だの各種レクリエーションだの、そういうのは他所のキャンプ場とかでいくらでもできるんですよ!

 この解放感! 寄せては返す波! 薪の爆ぜる音! あとなんか遠赤外線的なヤツ! これだけのヒーリング要素が揃っていて、逆になぜここでカウンセリングしないのか問いたい!

 ……と言いつつ、筆者もこの環境下では初めてなわけですが。今回バッチリ体験してきたので、ぜひどんなもんだか見ていってください。

 日本ではカウンセリングというと、まだまだ馴染みきってない感じです。興味があっても抵抗感があったりする方も多いんじゃないでしょうか。なんかちょっと怪しいんじゃないの~?? って構えちゃっている方もいらっしゃるのでは。

 もちろん、カウンセラーとの相性にも左右されますが、メンタルケアして人生エンジョイしていくには、カウンセリングはめちゃくちゃ有効です。この記事を読んでもらって、ちょっとでも身近に感じて頂けたらと思いしたためました。

また、一風変わったカウンセリング体験に興味がある方もぜひご一読ください!

企画者カウンセラー・岩橋さんのあったかカウンセリング!

冬の海辺でも大丈夫! おもてなしでリラックス

【焚火+海=カウンセリング】という今世紀最強方程式を生み出したのは、カウンセラーの岩橋隆盛さん。筆者が由比ガ浜に到着したときには、既に諸々の準備をしてくださっていました。

焚火台を始め、椅子や諸々の道具もササっと準備して下さった岩橋さん。

 今回体験したのは2月の中旬。春の兆しが見えたとはいえ、海辺では肌寒さも残っていました。だからこそ、焚火の暖かさが、沁みる……!

「防寒具も用意していますから、使ってくださいね。着ているダウンは万が一火の粉が飛んで穴開いちゃうといけないので、こちらの防火コートに着てください」

 その他にもカイロを渡してくださったり、温かい飲み物を淹れてくださったりと、至れり尽くせり……! 焚火も手際よく準備して下さり、こちらは一切何もしなくて大丈夫でした。

 このおもてなしっぷりに、既に心が緩んでしまう……! でも、本番はここからでした。

大自然サラウンド効果で、心もまるっとオープン

 平日の昼間で、更には冬だったものの、ご近所の方々や観光客がそこそこ見受けられる由比ガ浜。始めは、「えぇー? 大丈夫ぅー? 恥ずかしい話とか聞かれちゃわないー?」と心の中の陰キャがブチブチ言っていました。

 しかし、おもてなしドリンクを頂きつつ腰かけていると……波の音……風のうなり……パチパチと揺れる焚火……なんだか、自然と深くリラックス状態になってきます。

冬の海を見ると、デートの思い出が蘇ります。
まぁ……『とき○きメモリアル2』のなんですけど……。

「それでは、カウンセリングを始めていきましょうか。今日、ご相談されたいお悩みはなんですか?」

「はい……いや、あの…………異性が苦手なんですけど………………」

 …………ハッ???!!!?!

 言っちゃった! 言っちゃったよ!! 恥ずかしいから隠しているつもりだけどまぁ隠せてないだろうなとわかっていつつ、それでも今さら隠さずにいられるかよと思っていた長年の陰キャマインドがスルっと出てきちゃったよ??!!!?!!!!

 恐るべし、焚火+海……! こうも容易く心をオープンにされるとは……!! ヴォルデモート卿も顔負けの開心術だよ……!!!(最近ハリポタ文庫版全集買いました)

 しかし、心がオープンになっていったのは環境のおかげだけではないことが、だんだんとわかっていくのです。

どんな話でも受け止めてもらえる、”安心できる”時間

 悩みを口にしてからは、するすると言葉が出てきました。しかし、決して整理された内容ではありません。あっちにフラフラこっちにフラフラ、話がとっちらかりまくりでした。

 それでも、岩橋さんは優しく相槌を打ちながら、耳を傾けてくれます。特に示し合わせるでもなく、お互いぼんやりと海を眺めながら、とりとめのない話を続けます(主に筆者が一方的に)。

結構すぐそこを人が通るんですが、後になって気づくくらいでした。
自然と話に集中できている感じ。

 なかなか家族や友達相手だと、こんなふうに話せないよなぁ……と思って、気づきました。ああ、これが本職のカウンセラーさんなのだと。

 相手の話を遮らない。話したいことを話せるように、さりげなく促す。これが人の話を“聴く”ということなんだ……と、理屈じゃなく実感しました。

 加えて、聴き手の岩橋さんがとても穏やかで優しい空気感を作ってくださるんですよね。それが、カウンセリングが始まる前から伝わっていて、だからこそ安心して何でも話せるんだ、と後になって理解しました。

話し終わってスッキリ! プラス、視野も軽やかに広がりました

 だいたい話したいことも出尽くした……のですが、気づけば最初の悩みから関係ないことまで随分と喋り散らしました。

 それだけでも大分気持ちが軽くなったのですが、そこはさすがカウンセラー。岩橋さんは、きちんと悩みに対してのアプローチも示してくれました。

「あくまで僕の意見ですけど」、と前置きしつつ……「異性とか同性とか関係なく、嫌なヤツとは付き合わない……それだけでも、十分だと思いますよ」

 ボロロッ!! と目から鱗が大放出。そうだ……そういうことだ……! 異性だどうだ、と考えてしまうからフリーズするんであって、単純に嫌だったら嫌……それで距離置けばいいんだな……!!!

 シンプルかつクリティカルな意見で既に満足していたのですが、岩橋さんは更にアドバイスもくれました。

「それでも苦手意識が気になっちゃうなら、安心できるところで異性の友達をたくさん作ってみる、というのもいいかもしれません。実は、僕も同じ悩みがあったんですけど、そう言われてやってみたら……男だ女だっていうのが、気にならなくなったんです。よかったら、やってみてくださいね」

 これまた、「それな~~~!!!」とブン頷き……そうなんですよね、最終的には性別がどうとか関係なく、人間として好きか嫌いかどうなのかってとこなんですよね……! 苦手意識に捉われているとつい見失いがちですが、第三者からそう言ってもらえて、すごく腑に落ちました……!

 わずか60分のカウンセリングでしたが、人に聞いてほしいけどなかなか話せないことをしっかり傾聴してもらったうえで、今後についても視野を広げてもらえた想いでした。ヒーリング効果、半端ない……!!!

 こんな素敵な企画をされている岩橋さんに、こりゃお話を聞くっきゃないだろうということで、終わった後詳しくお伺いしました!

「フラットなつながり」の中で見えてくる答――カウンセラー・岩橋さんのポリシー

きっかけは、自分もカウンセリングを受けたことから

カウンセラーの岩橋隆盛さん。
ちょっとはにかんだ笑顔に、誠実さがにじみ出ています。

 岩橋さんが現在の仕事に就かれたきっかけは、ご自身もカウンセリングを受けたことでした。そこからカウンセラーの養成講座を受けつつ、自分を担当してくれた先生に手伝ってほしいと頼まれたそうです。

「元々、友達を誘ってレジャー企画を主催するのがすきだったんです。そこれを見た先生――今は師匠なんですけど――が、リトリート企画をやりたいからやらないか、と誘われました」

 1泊2日の旅行の中で、ヒーリングセミナーを受けつつ非日常を味わう、という企画に携わることになった岩橋さん。もともとはWワークでしたが、こちらに専念したいという想いが強くなり、住んでいた長野から大阪へ移住。

 しかし、そこから4年ほどして状況が一変しました。コロナで、リトリート企画が開催できなくなったのです。

 それを機にカウンセリングに絞ってやっていこうとしましたが、試行錯誤が続く日々。22年2月には自身もコロナに罹患し、諦めようと思ったことも。

 そこから再度奮起し、起業塾に入るなど新しいチャレンジを起こしながら、今も一歩一歩ご自身の道を歩まれています。この焚火カウンセリングも、その一環で発案したそうです。

「やっぱりすきなことと一緒にやったほうが、力が入りますよね。カウンセリングを強化しつつ、リトリート企画もすきなので、今後再開していきたいです」

理想は、「マラソンの併走」のようなカウンセリング

 カウンセリングをする際、主役はクライアントであり、あくまで対等な関係であることを意識している、と岩橋さんは語ります。

「僕自身、押し付けられたり上から目線で話されると、反発してしまうんです。だからそうならないように注意しています。マラソンで並走するパートナーみたいに、その人の中にある答えに気づいてもらえる……そんなカウンセリングを、心がけています」

 カウンセラーとクライアント、両者がフラットな関係を築けたとき、ふと「あ、そっか!」と気づく瞬間がある、と言います。筆者自身、この日体験したのはそういう感覚だったので、非常に納得のいくお話でした。

 そして、そんなふうに答に辿り着けると信じて話を聴いてもらえたからこそ、本音を打ち明けられたのだと感じました。

“安心できる”場所を目指して……岩橋さんの今後の取り組み

 カウンセリングと言うと、今回の体験も含めて基本的に一対一で行われるイメージがあります。岩橋さんも現在はそちらをメインでされていますが、今後はグループカウンセリングなども取り入れていきたいと考えているそうです。

「実は、僕はグループカウンセリングのほうがすきなんですよ。安心できる場所で、複数の人に受け止めてもらえる……その効果が、すごいんです。リトリート企画の中では、そういう試みも取り入れていきたいと思います」

 自らの”すき”が持つパワーを、クライアントに向けてまっすぐ注いでいる岩橋さん。そのモチベーションはどこにあるのかとお聞きすると、自身の体験が深く関わっていました。

クライアントは過去の自分だ、という言葉があります。僕も、反抗期がなかったり、周りに気持ちが言えず、夢も希望もなかった時期がありました。そうした中で依存に走っちゃう人の気持ちも、わかります。

 だからこそ、そういう方たちがエネルギーを解き放った瞬間がすごくすきなんです。自分を縛っているものを外していく、そんなお手伝いをこれからもしていけたらと思っています」

 この日、筆者も岩橋さんに長年の苦手意識を解き放ってもらい、めちゃくちゃスッキリしました。自分一人じゃ抱え込んでいるものを手放せない……そんなお悩みの方にこそ、ぜひ岩橋さんのカウンセリングが届いてほしい。そう強く感じました。

気になってるけど怖い方、抵抗感のある男性の方、まずは焚火カウンセリングから始めてみませんか?

ちょっとした非日常体験をするくらいの、気軽な気持ちでOK!

 対面カウンセリングだと、どうしても緊張してしまう……そんな方にこそ、岩橋さんの焚火カウンセリングはオススメです!

 海+焚火というシチュエーションを手ぶらで楽しんで、ちょっと話も聴いてもらう……まずはそのくらいの軽い気持ちで大丈夫。周りに聞かれたくない話は、全然しなくてOKです。

 日常的な会話では、「しっかり話を聴いてもらえた」という実感がなかなか得られないもの。それだけ、”聴く”というのは経験の要されるスキルなのです。

 その道のプロであるカウンセラーさんに一度きちんと聞いてもらうと、驚くほど心が軽くなります。安心できる場所で話を聴いてもらう……そんな体験を素敵なシチュエーションと一緒に味わえるのが、焚火カウンセリングです。

じっくり話を聞いて頂いて、すっかり白くなった炭。
銅のケトルで淹れて頂いたコーヒー(なんと、豆挽きたて!)も、大変心に沁みました。

なかなか弱音の吐けない男性にも、ぜひ体感してほしい

 一般的に、男性は女性より弱音を吐くことに抵抗感がある、と言われています。昨今はだいぶ風向きが変わってきたものの、それでも「男たるもの!」という気負いが勝る方も多いのでは。

 そんな皆様もどうか、時には誰にも責められない場所で、そっと重荷を下ろしてみませんか。岩橋さんのように、男性のカウンセラーも昨今は多数いらっしゃいます。同性だからこそ打ち明けられる悩みも、きちんと受け止めてもらえます。

 既に書いた通り、岩橋さんは今後リトリート企画も計画されています。ちょっと変わった旅行、みたいな感じで気軽に体験できるので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

カラダ同様、ココロもメンテが必要。自分の安心できる場を見つけていこう

 筆者自身は5年前くらいから断続的にカウンセリングを受けていまして、やっと去年アダルトチルドレンを卒業できました。なので、カウンセリングめっちゃいいよ~オススメ~と軽率に言うんですが、一方で、忌避される方がいるのもわかります。

 そうした方の意見でよく聞くのが、「カウンセラーに滅茶苦茶言われてトラウマが深くなった」みたいなもの。

 一口にカウンセラーとクライアント……とはいえ、最終的に人と人。どうしても相性や、出会ったときのコンディションに左右されます。

 相手と一緒に、安心できる時間を共有できるのか……心が弱っていると、その見極めも難しくなってきます。でも、どうか諦めないで頂きたい。「しんどい! もうヤダ!」って思った段階で、絶対に浮上できます。人間、そういう風に出来ています。

 しんどいツラい皆様が、安心できる場所を見つけられるように、心の底から願っています。もしこの記事で興味を持たれたら、岩橋さんの焚火カウンセリングもぜひ検討を。非日常体験+カウンセリングのヒーリング効果、一度体感してみてください!

冬の曇天でしたが、時折覗く晴れ間が綺麗。
自然を身近に感じながらのカウンセリングは、また格別でした。

🔶ライフワークカウンセラー・岩橋隆盛さんについてはこちらから

 焚火カウンセリング他、通常メニューのご案内や、岩橋さんのご活動についてもご覧いただけます。
 焚火カウンセリングは神奈川・由比ガ浜の他、大阪・緑地公園でも実施中! お近くの方はぜひ~!

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世津路 章
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