【インプレ】異端児過ぎるカーボンホイール。Elitewheels Velo Six Discを500km使用した感想
今回はロードバイク用ディスクブレーキホイール。Elitewheels (エリートホイール) のバトンホイール Velo Six Discを使用したインプレッション記事を残していく。
今回特別にクーポンを用意していただきました。
今回、特別に Elitewheels公式 で使用できる BLACK FRIDAY (ブラックフライデー) セール限定クーポンをいただきました。期間限定なので検討されている方は是非ご利用ください
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※通常クーポンはDrive Helix CSとSSシリーズに使用可能
※この記事にあるVelo Six Discでは使用できません
この記事はブランドへ事前確認をさせていません。
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前提
筆者は趣味で自転車に乗っているエンジョイ勢の枠組みに入る。機材は揃っておりサイコンや各センサー、パワーメーターを所持し体感だけでなく数値として変化を確認することができる。
今回はVelo Six Discを約500kmほど使用した感想を残す。
筆者のホイール遍歴など
当人が今まで使用してきたホイールや、使用者の好みでも変わってくるだろう。そのため参考程度に以下の情報を残しておく
ホイール遍歴
FULCRUM RACING ZERO NITE、HYPER38、HYPER50、YOELEO SAT C38 DB PRO、ROVAL C38、Rapide CLX Ⅱ、ZIPP 303 FIRECREST、DURA-ACE WH-7900 C24、FARSPORTS Ventoux S4、Elitewheels DRIVE 40D、DRIVE 50D、Velo Six Disc
筆者について
平坦メイン、登りは苦手、カフェによく行く
ホイールのスペック
詳細は 前回のVelo Six Discの記事 を見てほしい。
見てわかる通り、通常のカーボンホイールとは異なり一体型のバトンホイールとなっている。TT用途ではあるがロードバイクで普段使いもできるように設計したらしい。リムハイト50mm、重量がペア1630±50gと決して軽いわけではないが、他ブランドのバトンホイールより軽量となっている。
使用環境
フレーム:HANDSLING A1R0evo
ホイール:Elitewheels Velo Six Disc
タイヤ:CONTINENTAL GP5000 25C クリンチャー
チューブ:TIOGA ULTRA LIGHT
ローター:SHIMANO RT-CL900 (F160mm, R140mm)
評価基準
分かりやすく各項目★5段階評価を設定
今回はバトンホイールであり、今まで使用してきたホイールとは全く異なる異質なホイール。ディープリムに慣れている人には更に面白いホイールとなっている。逆に軽量ホイールを好む人には合わないかもしれないが、軽量ホイールでは絶対に味わえない走りを体験することができるとても面白いホイールだ。
発進・加速
評価:★★☆☆☆ 2
早速★2で本当に申し訳ないが、これはスペックを見るだけで容易に想像できる。リムハイト50mm、重量が1630gあるので仕方ないだろう。
そもそもバトンホイールはTTをメインに想定して設計しているはず。そういう性能を求める人に向けたホイールではない。
以下Instagramリールは私が作成したものだが、DRIVE 40Dと漕ぎ出しの比較もできる。発進と加速はリムハイトが低く軽量のホイールが圧倒的に良い。
剛性感 (縦)
評価:★★★★★ 5
とにかく硬い。縦剛性があり過ぎて跳ね上がりも凄い。アルミフレームでアルミフレームホイールを履かせて8.5Barくらい空気を入れた時と同じ感覚を思い出すほど縦に跳ね上がる。
これは一体型のバトンホイールで縦に全くしならない為だと思われる。恐らく全てのバトンホイールはこういう仕様なのだと思う。初めて使用した時はこの印象がとにかく強烈だった。
剛性感 (横)
評価:★★☆☆☆ 2
これは意外だった。横剛性は相当柔らかい。今まで経験したことのない柔らかさだ。下の2つのホイールを比較してみると分かりやすい。
Velo Six Discは極太のスポークとなっているが、ハブからリムまで一直線に伸びているのに対し、通常のホイールはハブの外側からリムに向けて斜めに張られている。
ホイールの設計思想の違いからバトンホイールの横剛性は相当柔らかくなっている。そのためコーナーの立ち上がりにトルクをかけると間違いなくもたつくだろう。
通っているプロショップへ聞いたがバトンホイールは殆どこの様な感じらしい。真っ直ぐ走ることだけを考えて設計されている。
その代わり真正面からの空気の流れはどのディープリムホイールよりも優れていると思われる。バトンホイールのスポークは真正面からは見えなくなるので、空気抵抗の削減に大きく貢献しているだろう。
高速域・巡航性能
評価:★★★★★ 5
これは本当に素晴しい。走ってて物凄く気持ちがいいと思えるホイール。これは★10を付けたいくらいだ。
発進時や加速は冗談にも良いとは言えないが、時速35km/hからの伸びは今まで体験したことがないほど気持ち良く進んでくれる。勝手にホイールが回っている感覚が物凄く強い。
この類のホイールは加速するために踏んだらNG、停止や加速を繰り返すとすぐに脚がなくなってしまうが、徐々に速度に乗せていき35km/hまで達すると無敵になったような感覚になる。
「これがゾーンか…」
と思わず口に出してしまうレベルで凄く面白いホイールとなっている。私が今まで経験した50mm以上のディープリムではこの感覚は味わえなかった。ディープリムを経験している人もこの感覚は一度味わってほしい。軽量ホイールでは絶対に体験できない感覚を味わえる。
自転車を真正面から見るとスポークが見えないのも、正面からくる風の流れを良くする効果も影響していると思われる。とにかく高速域と巡航性能はピカイチだ。
横風耐性
評価:★★★☆☆ 3
横風の影響は普通に受ける。個人的な感覚でDRIVE 50Dとそんなに変わらない。寧ろ走行中速度に乗せるとDRIVE 50Dよりも影響を受けにくいと感じる。高速走行中はよほどな突風が吹かない限り普通に走れる。
恐らく重量があり縦剛性がかなり高いので前に転がるパワーが失われにくいのも影響しているかもしれない。停止中や低速時は普通に影響を受けるので注意が必要だ。
登坂性能
評価:★★☆☆☆ 2
スペックを見るだけで容易に想像できる。TTをメインとしたバトンホイールは登りを想定して設計されていない。リムハイト50mm、重量が1630gあるので仕方ないだろう。
バトンホイールは平坦で本領が発揮されるホイールであり、真逆の登りではデメリットになる。
登りに特化したいならDRIVE 40Dを強くおすすめしたいが、登りも平坦もバランス良く走りたいならDRIVE 50Dが選択肢に入ると思われる。
コストパフォーマンス
評価:★★★☆☆ 3
コストパフォーマンスは個人が良いと思える製品で、値段以上かそれ以下なのか判断し決めるもの。実際に使用してみて筆者はとても気に入っているホイールだが、バトンホイールは使い所が限られ広く一般受けはしにくいかもしれない。そのため★3と評価した。
総合評価
評価:★★★☆☆ 3
伝えたいことは「コストパフォーマンス」のところと被ってしまうが、用途が限定的で一般受けしにくい可能性を考慮して★3とするが、筆者的にはとても楽しいホイールと感じているため正直★4に持っていきたいところ。
縦剛性が高く、正面からの空気抵抗の削減もできる。それに重量も1630±50gあることから、脚を止めた後の転がる速度も減速しにくい。回転がとても良いと評価されるレーゼロナイトを超えている印象で気持ちよく流れていく利点もある。
このホイールでグループライドを行うなら先頭か最後尾が良いだろう。グループの真ん中で走ると発進で前と速度差が出てしまい、後方に迷惑がかかりそうだ。それに一定の速度なら良いが、加減速を繰り返す場合、真ん中にいると辛く感じることがある。
今は撮影の関係でDRIVE 40Dを履かせているが、用事が終わったらVelo Six Discに戻したいと思っている。Velo Six Discは筆者にとってそのくらい楽しいホイールとなっている。
Velo Six Discは、バトンホイールが欲しい人、普通のディープリムに飽きた人、平坦をとにかく楽に高速で巡航したい人、とにかく見た目を派手にしたい人に好まれると思う。サーキットなどの走行に特に向いているだろう。UCIは認証されていないのでエントリーできるかはイベント主催側へ確認が必要になる。
購入について
前後ペア購入が必須ではなく、フロントもしくはリアのみの購入も可能です。
今回、特別に Elitewheels公式 で使用できる BLACK FRIDAY (ブラックフライデー) セール限定クーポンをいただきました。期間限定なので検討されている方は是非ご利用ください
BLACK FRIDAY限定:
Drive Helix CSシリーズ 15%OFFクーポン:COMPODERING-BF24
※限定クーポンはDrive Helix SSシリーズに使用不可
限定クーポン有効期間:
2024/11/11 ~ 2024/11/20
通常クーポン (期間定め無し)
Drive Helixシリーズ10%OFFクーポン:
COMPODERING10
Driveシリーズ15%OFFクーポン:
COMPODERING
※通常クーポンはDrive Helix CSとSSシリーズに使用可能
※この記事にあるVelo Six Discでは使用できません
最後に
ここまで見ていただきありがとうございました。
バトンホイールは初めての経験でしたが、ここまで楽しいホイールとは思ってもいなかったです。色んな製品を試せる環境にいることに感謝したい。
では今回はこのへんで!次の記事も楽しみにしていてください。
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