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【レビュー】Elitewheels DRIVE 40D 驚異的な軽さと圧倒的コストパフォーマンスを実現したロードバイク用ディスクブレーキホイール
ロードバイクを手に入れるとカスタムに手を出し始めるのが世の常。どの様に車体を仕上げていくのか持主により様々だが、多くのサイクリストは軽量パーツに注目するだろう。その中でも走りに直結するホイールに注目が集まる。
今回はコストパフォーマンスに優れた超軽量ホイールを紹介していく。
この記事はブランドの紹介とホイールのレビュー紹介です。使用してみたインプレ感想は別の記事でまとめています。インプレ記事はこちら
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ホイールは高価なパーツ
カスタムを行ううえで勿論チューブやタイヤも重要だが、ホイールの効果は車体全体の性能や性格を変える非常に重要なパーツの一つ。
ホイールは非常に高価な製品で、大手メーカーのアルミホイールですら5〜15万円、カーボンホイールになると20〜30万以上は当たり前になってくる。20万クラスのカーボンホイールになり前後セットで1400g前半の重量になってくる。
スポーツ自転車の製品を見慣れてくると20万円だとしても、良い意味でも悪い意味でも感覚が麻痺し当たり前になっていく。
販売価格が高いのは理由がある。大手メーカーはプロモーションに力を入れ、プロチームも多数サポート。自社工場を持っておらずOEM生産依頼だったり、中間手数料も多くの費用が発生していると予想される。そのため、販売価格に影響するのは当たり前のことである。
その中で自社工場を持っており、企画から製造まで全て自社で完結できるホイールブランドの一つである Elitewheels (エリートホイール) をご存知だろうか。
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Elitewheels とは
Elitewheels は2013年以降、親会社である " YUAN AN COMPOSITE TECHNOLOGY CO.,LTD " にてOEM生産を中心に年間10万本のリムを製造。
2015年にOEM生産ではなく自社ホイールブランドとしてElitewheelsを設立。2016年以降は世界のバイクショーへ積極的に参加しブランド認知度を向上させ、2022年からは世界で活躍する様々なプロチームへスポンサーシップを行い、性能も証明してきた。
自社で生産まで全て完結し、中間手数料をなくすことで販売価格を抑えることができるがクオリティチェックも怠っておらず、殆どのホイールセットはUCI認証も取得している。
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コストを抑えることで販売価格を抑えられ、性能も証明されている。問題は一般ユーザー向けの認知度だろう。Elitewheelsは大手メーカーの様に大体的にプロモーションを行っていない。そこで起用されるのがインフルエンサーマーケティングである。
私自身、Elitewheelsから声が掛かった内の一人ではあるが、依頼についてはYouTube用の紹介動画一本のみでブログの事は約束に入っていない。ブログも3年間放置していたので久々に動かしたいと思い良い機会なので この記事は自主的に作成しており私自身が思ったことなども含めて作成していく。
インフルエンサーマーケティングは日本だけではなく世界中で行われているマーケティングの一つ。ここまで丁寧に書いてきて非常に申し訳ないが物凄く簡単に言うと、コストを抑えたプロモーションができ、ユーザーに近い目線で情報を届けることで、ブランド認知度を向上させることが可能となる。
Elitewheelsの会社概要から抜粋した文だが、企業理念として以下の内容を柱としている模様。そのため、マーケティング方法にも納得ができる。
私たちの目標は、プレミアムな製品をユーザーの皆さまへ手の届きやすい公正な価格で提供することにより、カーボンホイールに対する根本的な考え方を変えることが目標です。
裏話
ここだけの話だが、Elitewheelsの広報担当に「日本にも拠点を置いてみるのはどうか」と提案したことがあるが、広報担当から以下の回答があった
「現在、あらゆる方法を模索しており、いずれは本格的に日本へ進出する可能性も視野に入れているが、進出するにあたり販売価格を変更することには興味がない」
全ては会社概要の理念からの回答だと思われる。理念に反してまで利益を追求しない考えに芯があると強く感じることができた。サイクルモードTOKYO 2023 にもブースを出店するとのことで、そこでも可能性を模索しているのだろう。
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それと動画の作成依頼にあたり「偏った意見は禁止。公平に発信することが重要である。良い意見もそうではない意見も全て取り入れ、正直にレビューしてください」と私から言わなくても先方から提案してくるほどのメーカーである
いつもこの様な前提条件は私から先方に言うのだが、ここでは先手を取られてしまった。
書きたい事は山ほどあるのだが、あまりダラダラ書きすぎると肝心のホイールの話に辿り着くまで見ている側が疲れそうなので、余談話しはここまでにしておこうと思う。
DRIVE 40D
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・DRIVE 40Dの概要
詳細は以下に記していくが、まず驚かされるのはその重量である。ディスクブレーキモデル仕様でリムハイト40mm、ペアで 1260g ±30 という驚異的な軽さ。この重量はリムブレーキのホイールでも珍しい部類ではあるが、リムブレーキモデルより重いとされるディスクブレーキモデルでこの軽さを実現できているのは「スゴイ」の一言である。
次に販売価格である。2023/04/03 時点だと1,189ドル、日本円に換算すると約15万7千円となり、この重量とスペックで考えると破格の販売価格となっている。
ここで昔から言われている言葉の一部を紹介しよう
軽さ=価格
性能=価格
そう、軽く性能が良い製品は販売価格が高くなってしまう。実際これは間違っておらず、より硬く高剛性の素材で更に軽く仕上げられる高級品なので値段が高くなる…のはわかるが、ElitewheelsのDRIVEシリーズはこの言葉を過去のものにしてしまう
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実際性能はどうなの?と思われるが、私も4ヶ月以上使用しており、性能は十分満足のいくものだ (インプレ記事はこちら) Elitewheelsの公式ページに記載されているが、世界で活躍するプロチームにもスポンサーシップしていることから性能も申し分ないだろう。
・他ラインナップやバリエーションについて
因みに40Dとあるようにリムハイトは40mmとなっており、末尾のDについてはディスクブレーキモデル仕様である。リムブレーキ仕様もラインナップされており、リムブレーキモデルはDRIVE 40Vである。
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DRIVEシリーズについてはディスクブレーキとリムブレーキモデルがラインナップされ、リムハイトも40、50、65が用意されている (65はディスクブレーキモデルのみ)
デカールはシルバーとブラックのどちらかが選択可能で、ハブのカラーもシルバーとブラックを選択できる
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・リムについて
Elitewheelsにて2年間研究を重ね、東レT800とT1000の間の剛性と強度を誇るUNIカーボンファイバーの製造に成功。UNIカーボンファイバーを使用し作成されたリムは、より軽量でかつ剛性も確保され、緩やかにU型になったリムで横風をいなし、21mmに設定されたインナーリム幅はタイヤを装着すると接地面も増え、コーナリングも安定して走ることが可能になる。
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自社開発した素材を使用し、自社で生産することでもコストを抑えられる一つの理由になっているだろう。
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・カーボンスポーク
3.3mm幅のエアロブレードスポークを使用しており、スチール製スポークと比べて7%横剛性を向上…との事だが、本音でいうと何%向上というのは、使う側からすると比較できないのでそこまで重要な数値ではない(比較するにはスポークだけ変更しないとわからない)、私が言いたいのは以下である
スポークで有名なSAPIM製の上位グレードCXRayが一本約5gに対し、こちらのカーボンスポークは約半分の重量とのこと。しかもエアロ形状で前方向の風の流れにも優れ、スポークに毎に発生する乱気流を抑えることができ、通常の丸スポークと比べてエアロ効果も期待できる。これは非常に良い
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・パフォーマンスハブ と セラミックベアリング
ハブについてはCNC加工を行っている。所謂、機械で金属加工を行っており、人の作業よりも遥かに高精度でより質の高いパーツを生産することが可能になる。フランジも高く設計し横剛性も確保しているとのこと。ベアリングにはS&Sのセラミックベアリングが採用されている
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・スペック
DRIVE 40D
サイズ 700c、クリンチャー/チューブレス
リムハイト40mm、内幅 21 mm、外幅 28 mm
S&Sセラミックベアリング
ディスク (センターロック)、フリーハブタイプ 4つの爪
Fスポークパターン 2X/ラジアル (2:1)
Rスポークパターン 2X/1X (2:1)
スポーク数 21F / 24R
スポークタイプ カーボン cs-01
ニップルタイプ 合金安全ロック
リムテープ(装着済)
チューブレスバルブ(装着済)、スポーク(4本)
重量 (ペア) 1260±30g
ライダーの体重制限 275ポンド/ 125 kg
推奨タイヤサイズ 700×25~38C
UCI承認済み
受け取り時の様子
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※ローターは付属しません
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因みに ここまで書いておいてアレだが 開封の様子は私のYouTubeチャンネルでも公開しています
ご注文について
Elitewheelsの公式ページより購入が可能。英語版もありますが、日本語版も用意されています。どちらで購入しても同じなのでお好きなページでご検討ください。
今回特別にクーポンをいただきました。
Elitewheels 公式ページ で使えるクーポンがあるので是非ご利用ください。
Drive Helixシリーズ 10%OFFクーポン:
COMPODERING10
Driveシリーズ 15%OFFクーポン:
COMPODERING
DriveHelixとDriveで使用できるクーポンが違うのでお気をつけください。廉価版モデルDrive Helix SSシリーズにもクーポンの適用が可能です
最後に
ここまで見ていただきありがとうございました。私自身、このブログを3年間放置しており、プライベートでこんなに文字を打つのは久しぶりです。
頭の中で構成を考えて、集めた素材を埋め込んでいく…久々に書いたら5時間もかかりました…久々というのはありますが、まさかここまで時間が必要になると思わなかった。
でも動画編集よりやりやすいので、今後も続けていきたいと思います。動画とブログの二刀流ですね。製品紹介だけではなく、裏話やここだけでしか話せない内容も定期的に更新しますので、是非今後ともお付き合いください。
動画は先行してリリースしてますが、次回はDRIVE40Dの インプレ記事 を書きます。動画を見られた方も是非見てくれると嬉しいです。
お付き合い頂きありがとうございました。
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