新興ブランドYOELEO(ヨーレオ)は価格の安い中華ブランドと何が違うのか?詳しくレビュー
スポーツ自転車、所謂ロードバイクという趣味を2019年から始めてから今まで様々なブランドを知る機会があった。当初はアメリカやヨーロッパ、もしくは台湾や我々日本のブランドしか知らなかったが、最近では様々な新興ブランドの情報が沢山入ってくる。
今回は X (旧Twitter) や Instagram でも多く目に入るようになった新興ブランド「YOELEO (ヨーレオ) 」について記事を残していく。
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この記事はYOELEOからの依頼ではなく自主的に作成しているものです。公式HPからの画像使用許可はもらいましたが、記事の確認はさせていません。
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YOELEO (ヨーレオ) とは
正式な会社名は YOELEO SPORTS CO.,LIMITED
ブランド名が YOELEO (ヨーレオ)
創業は2007年。当初は海外向けOEM生産を中心にカーボン製品の製造を行い、蓄積されたノウハウを元に2011年にYOELEOブランドが設立された。所在地は香港
2023/10/12 現在、公式HPは修正されてしまっているようだが以前の記憶だと「あなた」のYouと、CEOである「Leo」を合わせて「YOELEO」というブランド名にしたと記憶にある。
「自転車好きのあなた (You) を世界中の自転車好きと繋げたい」「自転車好きのあなた (You) に、より身近に感じてほしい」とかそういう意味だったはず…誤りがあれば修正します
様々な新興ブランドがあるが、中華ブランドとしてYOELEOはもっとも歴史が長い。日本ではまだ名があまり知られていないが、中国では自転車ブランドで知らない人は殆どいないほど名の通ったブランドとのことだ
それを聞いたとき、内心「本当ですか?」と疑問に感じ、知っている範囲でググりにググッた結果…本当だった。ブランドとしては2011年に設立しているが、OEMからの歴史を考えると創業は2007年で中華ブランドとしては一番長いかもしれない
日本ではあまり聞かないブランド
日本だと有名な女性インフルエンサーの方が乗っているので数年前からブランド名だけは知っていた。YOELEO公式HPから抜粋した世界シェアの状況だが、アメリカやヨーロッパが中心でアジアが3位となっている。
Instagramにて #YOELEO タグで検索してみた。感覚ではあるがアジアの枠だと東南アジアが多く投稿されているように感じる。3位のアジアについては東南アジアが多いのかもしれない。
Instagramの #YOELEO タグ 総投稿が1万を超えている。日本ではまだ知名度は高くないかもしれないが、世界的には有名な中華ブランドなのかもしれない。
日本でインフルエンサーマーケティングに力を入れ始めたのが、2022年途中からだと記憶している。これから認知度は上がってくると思われる。
去年まで公式SNSはあまり稼働していないように見えたが、今年から頻繁に稼働しているのも目に入り、SNS独自のキャンペーンやサポート選手を募集したりと日本の市場に力を入れ始めてきたのが私でも感じとれるようになった。
製品ラインナップについて
エアロフレーム、軽量ヒルクライムフレーム、グラベルフレーム、ホイールとハンドルなど様々なカーボン製品をラインナップしている。まだ実物を見たことはないが、トラックフレームやMTBフレームも販売しているようだ。
エアロフレーム R12 DB
軽量ヒルクライムフレーム R11 DB SL
グラベルフレーム G21 DB
上記フレームセットは一部抜粋だが、中にはリムブレーキモデルもラインナップしている。基本的にフレームセットはハンドルもセットになっており、定価40,000円ほどするハンドルがセットになっているのはコストパフォーマンスも高いと思う (品質についても以下にまとめている)
YOELEO H9ステム一体型カーボンハンドル
YOELEO SAT C50|50 DB PRO ホイール
リムハイトは 38mm、50mm、60mm、88mm がある
基本的にカーボン製品がメインであり、フレームセットやホイールセット、それにハンドルなどのパーツを販売している。カーボンは日本の東レ製を使用し、T700~T1000などを使用して製造しているようだ。
アメリカ、カナダやヨーロッパ、それにインドネシアのYOELEO公式HPもあるが、一部完成車もラインナップしている販売ページもあるようだ。
品質について
2007年からカーボン製品のOEM製造を始め、2023年現在まで16年の実績。ロードとグラベルフレーム、それにホイールについてはUCI認証済み。画像では110+となっているが、会社概要だと113ヶ国に製品を販売している。
第三者機関にて、製造プロセスや品質が認めらている証明であるSGS認証を取得したりなど品質に関しては相当なコストをかけている印象だ。
新興ブランドはUCI認証や品質を徹底的にアピールしている印象があるが、YOELEOのYouTubeチャンネルでは、製造や検査映像など色々オープンにしている。正直ここまでオープンにしているブランドは新興ブランドの中でも多くないと思われる。
一部だがフレームの品質チェック動画
これはホイールの製造工程の動画
これはYOELEO公式の動画だが製品パッケージのクオリティが凄い。正直に話すとパッケージにコストをかけ過ぎているのではないかと少し心配になる。一度見てみてほしい。
大手ブランドに限らず、コストカットのために製品パッケージはロゴのみ入り、最低限の保護をして質素なものが多い印象だが、YOELEOの製品パッケージは凄いの一言。ユーザーへ製品が届いた時のワクワクも提供したいのだろう。
これは余談だが、今年イギリスから 別ブランドのフレーム を購入した。まぁ…何というか正直言うと雑だった。普通のダンボールでブランドロゴもなし、ガムテープでグルグル巻き、開封しても銀色の大きい袋にドカン!と入れられ、保護スポンジでグルグル巻きにされた製品…小物パーツは紙の封筒みたいなものにガサ!と入れられていた。届いた時にワクワクするものだが正直全くワクワクしなかった (フレームが見えた時にワクワクした)
塗装についても素晴らしいクオリティだ。正直塗装について「このブランドは塗装が酷い」などの話は昔はあったようだが今では殆ど聞かなくなった。外から見える品質については問題ないだろう…というか、総合的に他新興ブランドよりも遥かに上にある品質を確保している印象だ。
PROMOLDCORE (プロモールドコア) 製造技術
話すと長くなるが、簡単に言うとカーボン製品の内側にも確かな品質を提供している。
ドライカーボンを熱成形する時に「EPS+ラテックス」を内部圧縮に利用することで、従来の内側圧縮方法よりも強い圧縮が可能になり、無駄のない素材で高強度で軽量に仕上がり、内側も綺麗に仕上がる…という嬉しいこと尽くしの製造方法だ。
「??」と感じる方もいるかもしれないが、以下の画像と動画を見るとすぐにわかると思う。
H9ハンドルとR11フレームカット動画
H9ハンドルに関してはカット用で送ってもらったが、R11フレームに関しては去年バラ完で使用したフレーム。そのため元々カットする予定ではなかった製品
公式から抜粋した内容
ざっくり言うと、品質は見える範囲だけではなく、見えないところにもコストをかけて製造しているよ!ってこと。歪みねぇな
他ブランドの安いカーボン製品に関しては、未だにバリやビニールが残っていたり、カーボンの積層がバラバラで同じ製品でも強度が違っていたりなど品質がバラバラだったりするが、YOELEOは外も内部も品質をちゃんと確保している。
カスタムカラーオーダーについて
YOELEOも勿論対応しているようだ。
他ブランドは決められたパターンに決められたカラーを割り当てるカスタムカラーを提供しているブランドもあるが、YOELEOはパターンなどはなく一からデザインを作り上げるカスタムカラーサービスを提供している。そのため、ユーザーが考えた模様やロゴもフレームに入れることも可能らしい。
紫と黒のグラベルフレームG21はお友達の 筋肉ブロガーユウさん 。彼もカスタムカラーでオーダーしたらしい。少し話が少し逸れるが、彼はYOELEOからサポートを受けており「2023年SDA王滝グラベル100km」という過酷なグラベルレースで日本一に輝いている。これはほんと凄い。おめでとうございます。
カスタムカラーオーダーについては追加で料金が発生するが、大手ブランドのカスタムカラーオーダーより遥かに価格が安いのも魅力の一つだろう。
カスタムペイント YOELEO R12レビュー記事はこちら
スポンサーチームについて
YOELEOも様々なチームのスポンサーも行っている。中には日本のプロチーム「レバンテフジ静岡」も含まれている。プロチームも使用していることから、性能も確かなものだろう。
ご注文について
YOELEO JAPAN公式ページより購入が可能です。
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10%OFFクーポンコード:
yoeleojpcp
日本には沢山の代理店があります。細かいアフターやサポートを求めるなら代理店からの購入がオススメです。
終わりに
ここまで見ていただきありがとうございました。3ヶ月ぶりにブログを書きましたが、やっぱりブログも大変ですね。すぐに書ける人凄いと思います。
この記事を書くのに7時間もかかりました…ブログ歴長い人はもっと早く書けるのかな?私も少しづつ記事を増やしていこうと思います。
次回YOELEOの記事はR11を使用して間もなく1年が経過するので、インプレ記事でも作ろうと思います。勿論YouTube動画も作りますね。
お付き合い頂きありがとうございました。
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