【参加者募集】2024年を綴じて、紡ぐ(12/6-8@東川町+オンライン)
日々を一生懸命に生きていると、
どこに生きていて、止まりたいのか動きたいのか
右に行きたいのか、左に行きたいのか、
ちょっとわからなくなる時がある。
止まることの方が難しい現代だからこそ、
「節目」という理由もある年末だからこそ、
あえて、日々進み続けるレールから降りて、ちょっと寄り道を。
この一年、毎日毎日を生きてきた自分と
その自分が生きている場所を
じっくり、いろんなめがねで振り返る、
そんな学びのコースを開催します。
テーマは「2024年を綴じて、紡ぐ」
一冊の本を仕立てるように、この一年にあった出来事、思い返して。出てきた言葉や映像たちを、大切に愛でながら、一人一人のかけがえのない日々を振り返りたい、そんな想いから、毎年、年の瀬のコースには、このテーマを掲げて、コースを開催しています。
今年の本は、何ページぐらいでしょう。どんなエピソードを書き留めておきたいですか。紙の色や綴じ紐の素材は、どうしましょう。こんな風に、自分の一年にいろんな問いかけをしながら、東川町、そしてオンラインで、仲間と過ごします。
Compathで、振り返りをする意味
このコースを企画するにあたって、フォルケホイスコーレをモデルにした、東川町にあるCompathで、一年を振り返る意味はなんだろう、と改めて考えました。きっと意味づけは、人それぞれだと思うのですが、いまの時点では、こんな意味があると感じながら、コースを企画しています。
ひとつは、自分の日常をちょっと離れて、いろんな見方で、見られることです。これは、きっと振り返りの視点や内容を増やしてくれるはず。自分のいつもいる場所から離れて、学ぶことは「越境学習」とも言われます。物理的にも心理思考的にも日常を離れ、多様な生き方の人と交わることで、物事の見方が変わったり、モチベーションが上がったりすることも報告されています(*1)。
Compathの学びでは、住んでいる場所、自分の担っている役割(親、部下、上司、学生など)を離れて、いつもは出会わないような仲間たちと交わる時間を作れるはずです。交わる相手は、人のみならず、暮らす建物や自然、すべてのものが含まれます。東川町の雄大な自然に身を置くことで、湧き上がってくる思考があるかもしれません。
また、私たちは、絵を描いたり、写真を撮ったり、さまざまな表現を大切にしています。その表現から生まれるコミュニケーションによって、もたらされる気づきがあるかもしれません。(もしこれ以外にも、Compathの振り返りの意味あるよ〜!という方、ぜひ教えてください)
ご自宅などから参加してもらう、オンラインの時間もあるので、日常から距離を取って学ぶ越境の時間と、日常と接続していく時間、その両方を一緒に過ごしたいと思っています。
大切にしたいこと
コースの具体的な内容を話す前に、このコースで、私たちが大切にしたいと思っていることを書いておきます。
ひとつめ、必ずしも「自分を変えなくてもいい」
「振り返り」というと、課題点を見つけて、改善点を出して、新たな目標を立てることをイメージする方もいるかもしれません。さらに、その前提として、「より新しい自分になる」こともセットで考えてしまうかもしれません。
Compathでは「自分を変えなければならない」というプレッシャーを感じなくても大丈夫です。「今の自分も良いじゃないか」と感じることだって、素晴らしい発見です。もしかしたら、自分ではなく、環境を変えてみようかな、と思うかも、それもまた良し。実際、私たちは環境(社会)の一部であり、環境が良くなるためには私たち自身が良くなる必要があり、その逆もまた然りだと考えています。
ふたつめ、ひろく全体を見渡すこと
例えば「キャリア(仕事)を見直したい」という人も、その人の生活には、仕事以外の時間もあり、すべての時間が関係しあい、影響を与え合っています。だからこそ振り返る時は、仕事や暮らしの一面だけでなく、私たちの生活全体を、多面的に観察することを大切にします。また、みなさん自身の視点だけではなく、みなさんを取り巻く社会や自然にも目を向けてみましょう。
さらに、自分をひらいた状態で、仲間たちとの対話を重ねたら、きっとさまざまな視点から、自分と周囲に目を向けられるはずです。
みっつめ、感覚を味わう
言葉になる前、何かしらの判断をする前の、感覚や感情を大切にしたいと思っています。私たちは日々、何かしらの感覚を得て、感情を感じて、それらを言葉にして生きています。つまり感覚をひらくと、それだけ言葉になるものも増える、振り返りの材料が増えるはずです。
忙しい現代、自分の感覚や感情よりも大切にしなければならないことが多い環境では、なかなか感覚をひらくことにたっぷり時間を使うことは難しいと思うので、Compathでは、普段だったら見逃しているようなちいさな感覚や感情も大切にしていけたら。
コースについて
ここからは、上記に書いたことを大切にしながら、具体的にどんなコースになるのかを紹介します。
コース日程
師走という、多くの方が忙しくなりがちな季節なので、今年は、オンラインとオフライン(2泊3日)を組み合わせた形で、トライアルをしてみようと思います。
プログラム概要 *9/26 更新しました
DAY 1 (11/21 木 20-22時) 仲間との対話の土壌づくり @オンライン
コース全体を通して、ひとりひとりが居たいようにいられるよう、まずはオンラインにて、安心を感じる土壌づくりから。
一緒に参加する仲間、運営メンバー同士が集まり、お互いのことをシェアし、聴き合う時間を取ります。お互いがコースに興味を持った背景や、より考えを深めたいことを知りあいましょう。
DAY 2 (11/28 木 20-22時):観察をはじめる @オンライン
この日は、みなさんの家をいつもとは違う視点で観察してみることで、一年積み上げてきた自分の状態を知るワークショップを予定しています。どんなワークショップになるかは、参加してのお楽しみです。東川町に来てもらうまでの間、日常をちょっと違う視点から見るヒントをお届けしたいと思います。
次にみなさんと会うのは、12月の東川町。もしかしたら、雪が降り始めているかも。どんな服装で参加したらいいか、など細かいところもこの時間で、クリアにしましょう。
(noteの公開当初は、DAY 1 と DAY 2の内容を1日にまとめる予定でしたが、先日開催した9月コースでのトライや、よりみなさんの学びを充実させるためのベストを考えた結果、別々の日に行うこと、9/28(木)の日程をDAY 2として、追加させてもらいました。*9/26更新)
Day 3-5 (12/6 金 10:00 〜 8 日 13:00) 一年を綴じる @東川町
Day 3:感覚をひらきながら、聴き合う
東川町での時間、初日。いつもいる場所や役割から離れ、そのままの自分で仲間と対面で出会います。その後は、写真を使いながら、お互いを一年を聴き合う時間を予定しています。
Day 4:レンズと本を通して見える自分と一年
この日は講師に、編集者の畠田大詩さんを迎えます。町を歩きながら、気になるものを写真に撮り、その写真から今自分が大切にしたい価値観や思考を捉える時間。
お互いの価値観や思考を知った後に、仲間をサポートするような本を伝え合う (図書館からぴったりな本を探して、その本を見せ合う) 時間も取る予定です。
Day 5:本を綴じる
いよいよ、一年という本を綴じていきます。DAY 3で浮き彫りになった一年から、どんな要素を本として、来年以降に、自分のお供にしたいでしょうか? 大切にしたい要素、手放したい要素を抽出し、それを表す本をつくって、東川町での時間を綴じていきます。
プログラム以外の時間にも、きっと学びがいっぱい。食卓を囲みながら、コーヒーを片手にくつろぎながら、仲間との対話、暮らしを楽しみます。
Day 6 (12/19 木 20-22時):来年の本の1ページ目を描く
日常で湧いてきたアイディアを元に、ここでは、来年の本の1ページ目を描くワークをしてみたいと思います。どんなことから、来年の日々を始めてみたいでしょうか。より日々が豊かになるためには、どんな環境が必要でしょうか。2024年の日々を続けること、環境を維持することを選ぶのも◎
Day 6 (1/14 火 20-22時):2025年の歩みをシェア
Day 5で作った表紙、その準備として何かを「しなかった」年末年始。2025年を歩み始めて、どんな日々でしょうか。表紙のような日々なのか、あれ、イメージと違ったぞ?なのか。今の気持ちを、お互いにたっぷりシェアしあいましょう。このコースの最後でもあるので、コースを終えるにあたって感じていることもお互いに聴き合えたらと思っています。
日程(再掲)と参加費
開催日:
オンライン)
Day 1: 2024年11月21日(木) 20:00-22:00
Day 2: 2024年11月28日(木) 20:00-22:00
東川町)
Day 3-5: 2024年12月6日(金) 〜 8日(日)
オンライン)
Day 6: 2024年12月19日(木) 20:00-22:00
Day 7: 2024年1月14日(火) 20:00-22:00
東川町での集合・解散:
集合:12月6日(金) 9:30 @旭川空港 or Compath校舎
解散:12月8日(日) 13:30頃 @旭川空港 or 東川町中心部
開催場所:Compath校舎 or 東川町内
募集人数:15名
参加費:85,000円(税込)
募集締切:2024年11月20日(水) 23:59
オンライン説明会・コースへのお申込
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
コースに参加したい、という方は、下記からフォームをご提出の上、お申込ください。
もっと詳しくコースのこと、Compathのこと、モデルとする学校「フォルケホイスコーレ」のことが知りたいというみなさんは、オンライン説明会(気軽に参加してもらいたい気持ちを込めて「おしゃべり会」と読んでいます)にご参加ください。
それでは、みなさんの大切な一年を一緒に綴じて、来年に紡いでいけること、とても楽しみにしています。
コースキュレーターの紹介
今回のコースのメインキュレーター(企画と編集)は、松尾 明子(めいちゃん)と高橋 直也(なおや)でお送りします。
松尾 明子(Meiko Matsuo)
・1991年:静岡県生まれ
・2020年:デンマークのフォルケホイスコーレに留学をして、こんなふうに自分の興味を探究できる、自然と民主主義の土壌ができる学校があるのか、と感動する。
・2021年:Compathのワーケーションコース(現: ショートコース)に参加。これは、日本にあってほしい、続いてほしいと、心から思い、Compathに手伝いたいと願い出る。
・2024年:関わり始めてから、どんどんファン度が上がり、気づけばCompathの運営メンバーに。Compathの学びが、どんなふうにアップデートされたら、より"良い"社会になるのだろうかと考え、大学院にも通い始めちゃったり。
好きなこと
推し活。アイドルを応援するのも、Compathで働くのも根本の気持ちは一緒です。山登り、おいしいもの探し、温泉もすきです。
高橋 直也(Naoya Takahashi)
・1994年: 東京都生まれ、杉並区育ち
・2017年 :大学4年生で内定ブルーになっていた際に、Compathの共同代表 安井と出会う
・以降: 会計/コンサル領域で働きながら、定期的にCompathに参加
・2024年: 結婚を機に独立、時間の使い方とお金とに向き合い試行錯誤する日々
好きなこと
週末に友人と神奈川県藤野市の古民家に泊まり、畑いじりと開墾