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ことのはいけはな 立秋 第39候『蒙霧升降』

*会いたくて大口真神白き世に遠吠え遥か青き目かぎろい
*苔を踏み岩に雫の伝い落ち睫毛を袖を濡らす狭霧の
*狼の今にも緑の木の間から揺らぎ出るか足音もなく
*真っ白の細かき粒に閉ざされて杉の潜みに光る胸板

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