ことのはいけはな;穀雨 第17候「霜止出苗」
花を活けるように、言葉を三十一文字の器にのせて活ける。
はなとことばを立てて相互記譜。七十二候の「ことのはとはなの旅」。
若草の湯とは明るき伊豆石の春のみどりの湯屋染めてをり
陰影の豊かなること心根に大きな波の寄せては返す
幾重もの影また陰を潜り抜け明るきほどに胸締め付けらるる
その影は日の御子なりし我が影も椹の影も障子格子も
背後戸の翁のいろはさやけくて明くてみえず仄暗きにて
心根に寄せくる波は時として溢れ滲みて露と置かるる
花を活けるように、言葉を三十一文字の器にのせて活ける。
はなとことばを立てて相互記譜。七十二候の「ことのはとはなの旅」。
若草の湯とは明るき伊豆石の春のみどりの湯屋染めてをり
陰影の豊かなること心根に大きな波の寄せては返す
幾重もの影また陰を潜り抜け明るきほどに胸締め付けらるる
その影は日の御子なりし我が影も椹の影も障子格子も
背後戸の翁のいろはさやけくて明くてみえず仄暗きにて
心根に寄せくる波は時として溢れ滲みて露と置かるる