Vol 1. 2023年7月 リーダー・経営者の在り方を紐解く 〜聴く力〜
※本記事は、特定の読者向けに配信していた「コンパス通信」の内容です。
このたび、多くの方にお届けしたいという想いから、noteで公開することにしました。2023年7月9日当時に取り上げたテーマを基に、「リーダー・経営者の在り方」と「時事レポート」の2つのシリーズとしてお届けしています。いま読んでいただいても、新たな気づきやヒントを得られる内容となっています。ぜひお楽しみください!今後も引き続き投稿していきます。
世の中では日々、色々なことが起きています。
それは多くの点が存在しているようなものです。
その点をどのように繋げるのか、そしてその繋がった線をどのように面に落とし込んでいくのか。
溢れる情報から何を受け入れるかの取捨選択、そしてその情報は何を示唆しているのかを観ることが、多様性の時代、VUCAワールドと言われる今を生きるリーダー・経営者には求められています。
人は、自分が見たいように見、聞きたいように聞き、自分の中に取り入れます。
これまでの人生で作られた自分独自のフィルターを通して物事を見、聞いています。
そのフィルター、時にはバイアスと呼ばれるものをいかに手放していくか、自分の「思い込み」を手放していくことがリーダー、経営者には特に必要です。
Prisoner of Success(成功の囚人)という言葉があります。
ビジネスで、ある一定の成果結果を出した、いわゆる成功者と言われる人たちは、その結果を出したやり方に拘ってしまい、そこから抜け出すことができない、という意味です。
外的環境などが変わっても、その成功の方程式を手放せず、新しい価値観なども受け入れらないのですね。
これまではそれでよかったけれど、ここからは違うかもしれない、という意識を持つことが大切です。
そのためには「聴く力」を持つことです。
聴く力とは、受容する力、と言い換えてもよいでしょう。
多くの人は、人と話をしている時、相手の話を聞きながらも、次に自分が何を言うかを考えている、と言われます。 これは、自分の言いたいことを考え出した瞬間から相手の話を聞いていない、ということですね。
多くの場合、自分が正しい、自分は知っている、という気持ちが原泉になっています。相手の意見を受け入れない、否定する時にこの回路が発令するようです。
人の話を「聴く」には忍耐が必要です。
自分のフィルターをとりあえず脇に置き、最後まで聴く、相手を受け入れる、というプロセスは、受容力を磨くことになります。
「聴く」ことは相手に寄り添うことに他なりません。
人は、「聴いてくれている」と感じると、耳、口、そして心を開く、と言われます。
信頼関係を築く一歩にもなります。
世の中で起きている色々なことに対しても同じですね。
自分の思い込みを手放し、まずは受け入れて、何が起きているのか、起きている背景にある因果を見抜き、起きていることを繋ぎ合わせ全体像を見る。そして、そこにある本質を見抜く。そのためにも、聴く力(受容する力)を持ち、柔軟性、純粋性を失わないでいることが大事です。
まずは、「聴く力」を強化していくことを意識してみてはいかがでしょう。
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