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それぞれのステージ

現在は、凄まじい情報に溢れている。しかし、自分が今居るステージに合った情報でなければ役に立たない事も多い。ステージとは境涯、境遇というか、例えば知識で言うと、自分のステージは幼稚園児、小学生、中学生、高校生のどれかと言った感じだろうか。

釈迦は法を解き始めた時、始めに高度な法を説いて、民衆の気根を測った上で、当時の民衆の気根にあった法から解き始めたという。

私が本を読み、様々な専門家の話を聞く場合でも、理解に苦しむ内容が多い。小学生の私が大学生の読む本を読むみたいなことだろう。学習する場合、自分のステージにあった学習が大事なのかなと思う。

しかし反面、自分のステージは自分では判断出来ないともいえる。いろいろ考えると一歩も進めなくなる。まず、自分がどのステージにいるのかを理解するにも、学び始めなければならない。難解なものでもいい、読んで、聞いてみて全く理解できなければ、理解できるようになるためさらに学べば良いし、又は別のものを学べば良いと思う。

職業に貴賎無しといわれるように、それぞれのステージに貴賎はない上下はない。同じ平面上でそれぞれ別のステージがあるだけだ。私が理解できない内容の話をしている人も、私が理解している物事を知らない事もある。
別のステージの人の話を真摯に聞く事のできる人は、さらに多くのステージを知る事になるだろう。


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