麗しき冬空の下、コメダでモーニングを
平日の早朝、喫茶店でコーヒーを啜りながら駅やオフィスビルへ流れる民の激流を楽しむ。
なんて贅沢なスタイルにはとてもしびれる憧れる。
とはいえ、収入源なしの現在では、本来味わえるはずの解放感や高揚感がなく、ただじわじわと妙な居心地悪さに蝕まれたりする。と思う。
(だってもう年末ですやん!)
なにより、コスパの問題。
例えばデ〇-ズの税込682円のセレクトモーニングだったり、ガ〇トの大体600円前後の各モーニングセットなど・・・うーーーん高いわけではないが、普段の朝食の原価と比べると、どうしても気が引ける。
そういう時は誠に恥ずかしながら、店の雰囲気代や席の使用料、メニューの開発に込められた知恵とセンスの結晶料や店員のスマイル等を考慮する余裕は皆無です。
「たまにはいいじゃん」と、いざその気になっても、「ほぉ?収入源なしのお前が?収入源ないのに養う相手を抱えてるお前が?」という囁きが聞こえてくる。
天使と悪魔が同時に反応する。
「いや、もう、ごもっともです。」
「Oh! Fu〇k!」と。
しかしあっち系のYoutuber達が口をそろえて「散歩がいいぞ」と言うし、近くにあってぼっちユーザーフレンドリーな場所で言うと、コメダしかないじゃん。(思い込み)
行く。
優雅に微笑みながら入店。(思い込み)
店員さんに席まで案内してもらう。
暖かいタオルとお冷をいただく。
いざ注文。
「たっぷりサイズのアイスコーヒー、ブラックでお願いします」
「モーニングはいかがでしょうか。」
おっと?
おっとっと?
10時前の入店とはいえ、まさかモーニングの注文を急かされることになるとは。
これはあまりにも(私の中の)コメダっぽくないから、一瞬困惑した。
しかし、もともとはモーニング目当てで来たというのもあって、私は困惑を隠しつつあくまでも優雅な笑顔でこう言った。(思い込み)
「あー、モーニングはまたあとでお願いします」
しばらく作業した後、ボタンで店員さんを呼び、モーニングを注文。
「ローブパン、ゆで卵、えーと塗る豆乳でお願いします」
「以上でよろしいでしょうか」
おっと?
おっとっと?
これはただの復唱的なあれではない。間違いなく「マジで?ほかになんか注文しないの?」的なメッセージが含まれている、と思う。
さきほどとは違って(おそらく)やや年上の店員さんの目にはそう書いてある、と思う。
これはあまりにも(私の中の)コメダっぽくないから、またもや困惑した。
しかし、私は困惑を隠しつつあくまでも優雅な笑顔でこう言った。(思い込み)
「はい、以上でお願いします」
この後持ってきていただいたモーニングバスケットには「え、ぬる豆乳はどこ?」について3度目の困惑に襲われましたが、「たぶん溶けてる」と自己完結してさほど問題にはならなかったが、
およそ3時間ぐらいの作業を終え、伝票を手に取ってレジまで行こうとする私。癖で伝票を一瞬確認すると、
680円!?!?!?!?!?
アイスコーヒーだけ!?!?!?!?
モーニングは!?!?!?!?
と、ついに4度目の困惑を経験しました。
そうなんです。
みんな大好きコメダについて、人並みにはわかっているつもりでしたが、どうやら勘違いのようです。
こういうことですね。まことに、恥ずかしゅうございます。
卵1個の原価は25円ぐらいもかかるのに、モーニング無料だなんて。これはないよ!
(仕入価格は違うことは置いといて)
つまり私は680円で人気喫茶店を3時間(以上)も居座ったってことになるじゃん!なんか、すごく申し訳ない。
これがコメダ戦略ってやつなのか!(思い込み)
また絶対来ますよ。その時は大好きなクロネージュを頼むから。
というか、クロネージュの限定メニューもいろいろ出してもらえると嬉しいな。
あと、関係ないけど、あの日、すごく天気よかったね。