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あの子、食パンのトリコ

最初はほんの軽い気持ちで聞いてみただけだった。
「食べる?」と、一緒になってまだ日が浅い相手への礼儀として、私はそう申し出た。
お互い内向的なタイプのようだし、こちらから親愛の印をまず態度で示さないと、という安易な考えだった。
しかし自分の想像とは裏腹に、相手が嬉しそうな顔を見せ、がぶっといっちゃった。

今思えば、それがすべての始まりだった。
あれから2年ぐらいが経ち、やつは完全に食パン(小麦粉)のとりこになってしもた。

パンをちらつかせると、ものすごくいい顔になるJO。




普段はほとんどこんな感じなのに。

ただあげすぎるのもどうかと思うので、ほどほどにしている。
食パン愛が強烈すぎるJOの切ない訴えを遮断するために、一家の大黒柱のワイがこそこそと隠れてパンを食す毎日を送っているが、いたって充実である。

とりあえず今日はパンなしで。

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