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株式会社ジャパネットたかた 高田旭人

通信販売の業界では一人勝ちに近い状態となり、年々その規模を大きくしつつあるジャパネットたかた。現在この会社で社長を務めているのが高田旭人さんです。1979年生まれで、今年で41歳を迎える高田旭人さん。ジャパネットたかたの成り立ちや社長としての役割などをまとめました。

高田旭人さんの会社「株式会社ジャパネットたかた」

ジャパネットたかたは、高田旭人さんの父、高田明氏によって作られました。元々カメラ店を営み、高田明氏自らラジオ番組のショッピングコーナーなどで売り込みをかけた結果、商品が飛ぶように売れたことで通信販売の分野に参入を決意、その後、テレビ、ラジオで大きく成長を遂げ、佐世保市にある本社のスタジオから生放送を行ってショッピング番組を作るなど、通信販売のシステムに革命を与えました。販売するものも年々多様化し、最近ではクルーズ船のパックツアーを販売するようになっています。視聴者に分かりやすく、視聴者に買ってみたいと思わせる語り口は、高田明氏が退いてからも変わりません。そう簡単に崩れることはないと思わせます。

高田旭人さんの社長としての役割

高田明氏の時代は、昔の日本企業のように、マンパワーで押し切り、少々の休みや労働時間は厭わないという姿勢があり、いい意味で活気がありました、2代目社長の高田旭人さんは、これではいけないと方針を変え、できるだけ残業はしない、できるだけ物を置かせない、ペーパーレスにするなど、改革を打ち出します。最初は抵抗もあったようですが、社長自ら現場に行って直接改善するよう伝えるなどした結果、働き方改革が進み始め、休みがとりやすい会社となっています。イケイケドンドンで良かった時代は終わり、これからは安定の経営へ、高田旭人さんはそれが分かっており、受け入れられる方法を模索しながら実際に行動したわけですから、立派です。

高田旭人さんに対する感想

1代目が強烈なキャンプテンシーを見せ、会社をほぼワンマンで引っ張ってきたとなれば、2代目はその威光から逃れきれないことが一般的です。しかし、先代も決して高田旭人さんを甘やかさず、1人の幹部候補生として接して経験を積ませ、良き所で身を引いたこともあって、2代目は2代目なりの経営ができています。事業承継で悩む中小企業の経営者にとっても、ジャパネットたかたが代替わりでうまくいっているのは見習いたいところでしょう。

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