見出し画像

三山熊裕アンファー社長が掲げる企業理念

育毛シャンプーでもおなじみ、テレビCMなどでも独特なCMが話題を集めるスカルプD。このスカルプDを製造販売しているのがアンファー株式会社です。そのアンファー株式会社で代表取締役社長を務めるのが三山熊裕さんです。アンファー株式会社は1987年に創業され、三山熊裕さんが一貫してアンファー株式会社を引っ張ってきました。三山熊裕さんはなぜアンファー株式会社を立ち上げたのか、気になるところです。


そもそもアンファー株式会社の理念には、「いつまでも美しく、健やかに生きる」ことを掲げています。美しく健康で居続けるというのは結構大変ですが、それをずっと提供し続ける、それがアンファーの考え方であり、三山熊裕さんの理想とするところです。

アンファーのホームページの中で三山熊裕さんは、美と健康は、人生を生き生きと輝かせる可能性が眠っていると語るなど、ベースとなるのは美と健康、その中で何が出来るのか模索をする様子が伝わってきます。


アンファーの主力商品であるスカルプDも、まさに美と健康を象徴するような商品です。スカルプDは育毛シャンプーとして、頭髪専門の病院において処方されていたものでした。

これをアンファーで取り扱うようになると、最初は東急ハンズで販売し、その後ネットを中心に販売を行います。今も昔も育毛シャンプーを堂々と買うことに抵抗がある時代がありますが、以前は今よりもかなり買うのに勇気がいりました。ネットでの売上が上がっていくにつれ、アンファーでは、お笑い芸人を起用するなどスカルプDをより身近なものにすることに成功します。スカルプDは、頭皮を洗うことをメインにしたシャンプーとして、シャンプー業界に衝撃を与えました。

シャンプーといえば髪の毛を洗うもの、そう考えられていたため、頭皮をキレイに洗うことで髪が抜ける要因を1つでも減らすというスカルプDのコンセプトは、市場開拓のスピードをより早めることにつながっていきます。


元々スカルプDは、医師と一緒に研究開発を行って作られたものですが、このように医師と一緒に研究開発を行った商品は数多くあります。アンファーでは商品開発に関する理念を掲げており、それが「D CLINI QUALITY」です。この場合のDはDクリニックグループの一員であるという意味のもので、最高水準、firstclassのcl、最先端、initiativeのiniでCLINIとなっており、最高水準で最先端の品質のものを作り出したいという願いが込められています。アンファーでは予防医学を啓発しており、様々な部分でドクターや専門家との研究を行い、臨床的な情報をデータベースにして、これらのものを商品開発につなげていこうとします。

スカルプDは、その中の毛髪科学に当てはまります。他にも皮膚医学や腸内細菌学、性ホルモンなどの内分泌学、近年注目を集める再生医学、抗加齢医学などから商品開発に向けた動きを強めているところです。


なぜ予防医学にアンファーはこだわるのか、三山熊裕さんの思いもそこにあり、要するに人生を楽しむ医学でありたいという思いがあるためです。予防医学によって、未然に大病を防ぐ、若々しく居続けることができます。アンファーでは健康寿命というものに注目しており、平均寿命と違い、健康で自立した生活ができる期間は大して延びていないと主張します。平均寿命と健康寿命の差はおよそ10年程度、この10年は介護などが必要とされるため、この期間をどうするかが人類の永遠の課題です。予防医学が徹底されれば平均寿命と健康寿命がイコールになっていく可能性があります。三山熊裕さんを含めたアンファーの皆さんはそこを目指しています。


その一方、アンファーでは、SAVESOAPプロジェクトを立ち上げています。アンファーでSAVESOAPを購入すると、購入した分と同じSAVESOAPがカンボジアに渡るというものです。

最近は新型コロナウイルスの問題もありますが、カンボジアでは決して衛生的とは言えない状況にあります。石けんを用いることで、こうした感染症を予防できると考え、石けんを通じて予防の大切さを知ってもらうことに三山熊裕さんやアンファーは力を入れました。手だけでなく体も洗えるSAVESOAP、クマのマークがついているので子供からも大人気で、環境にやさしく、経済的です。世界的に予防医療の大切さを教えようと、三山熊裕さんは精力的に動きます。


アンファーといえばスカルプD、育毛シャンプーでおなじみの会社というイメージだった方も多いはずです。しかし、スカルプDもいわば予防医学の一種であり、美と健康を大切にしたい三山熊裕さんの思いもありました。三山熊裕さん自体はなかなか表に出てくることはありませんが、その理念や熱い気持ちはアンファーを正しい方向に導いており、品質の安定や新たな商品の開発につながっていくことでしょう。

いいなと思ったら応援しよう!