レーサム田中剛、全国に広がるレーサムイズムを詳細にご説明。

新たな資産価値を生み出し、収益不動産を創造して売却していくことを繰り返して売り上げを大きくさせている株式会社レーサム。富裕層向けのサービスであり、創業者の田中剛さんが半ば使命として取り組み始め、代表権がない会長に退いた後でも後継者たちがしっかりと引き継いで今に至っています。採用にも田中剛さんが積極的に関与するなど、今もレーサムに対して影響力を持っていることが言えるでしょう。

ではこれまでにレーサムはどんな物件を提供し続けてきたのか、今回はレーサムが作り上げてきた物件などを振り返って、レーサムや田中剛さんの活動の足跡を見ていきます。

ここ最近のレーサムの動き

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2021年3月期では、資産価値を高める主力の事業が売り上げの8割を占めるなど、相変わらず収益不動産の開発と販売を行い、資産運用を行っています。時代が変化することにより、物件の在り方も大きく変わっており、用途変更を含めた激しい動きがここ10年続いています。築年数が経過した物件をいったん整地する、もしくはフルモデルチェンジを図って蘇らせるなど様々な手を講じているのが田中剛さんを初めとする株式会社レーサムのやり方です。

価格帯は10億円から100億円と1件1件の扱う金額がかなり大きく、短期的な資産運用ではなく、中長期的に見て利回りが期待できるような資産運用を行っているのが特徴となっています。最近になり、地方銀行から地方の富裕層の紹介してもらい、その人に物件を提供するケースが増えています。地方銀行との業務提携を進め、これまで投資先を探していた地方に住む富裕層が株式会社レーサムとタッグを組んで資産運用を行おうとしています。

2021年期に関してはコロナの影響で全国的に満足のいく経済活動が難しく、工事を行うにも制約があるなど、他の企業と同じようなダメージを受けたものの、収益は確保しており、コロナで一時的なダメージこそ受けたものの、決して致命的ではなく、むしろこの機会をいい機会と捉えているようにも見えます。それは創業者である田中剛さんが一貫して失敗を学びにしてきた姿勢も大きく、コロナの影響を言い訳にしないあたりが、レーサムの強みと言えるでしょう。

レーサムが手掛けた物件の数々

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レーサムがこれまでに手掛けた物件の数々は様々で、田中剛さんが絡んだ物件も多いです。都内に目を向けてみると、神宮外苑前にできたビルもその1つです。外苑前といえば泣く子も黙る都心の一等地ですが、開発することになった物件は敷地の面積がおよそ60坪。一戸建てならそれなりの広さでも、商業ビルを作るには少し狭さを感じさせます。

しかし、狭い物件だからこそ、9階建てにすることでその狭さを大きくカバーするだけでなく、道路に面しており、壁面を大きく活用できる効果が大きく、テナントの安定収入を可能にさせました。当時は東京オリンピックを見据えた再開発が急ピッチで行われている状況にあり、レーサムはその流れに乗ることができたと言えます。

物件の狭さ、土地の形がいびつであるという点は、土地を保有する人からすると扱いにくく、テナントを誘致するのも大変だったのだとか。これをレーサムがうまく研究を重ね、企画を行い、建設に至ったのです。マジメに実直に取り組む、田中剛さんが大切にしてきたレーサムの姿勢が身を結んだと言えます。

東京都港区西麻布に誕生した飲食店も田中剛さん育て上げたレーサムだからこそ実現した物件と言えるでしょう。レーサムが手に入れる前は設計事務所や住宅設備に関するショールームでしたが、これをフルモデルチェンジして、一軒家レストランを作り上げました。立地的にはこれ以上ない場所であり、しかも六本木の近くなど国際色を感じさせるエリアということもあり、需要はかなりあったというわけです。

地方を元気にするレーサム

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株式会社レーサムは決して都心部だけで活動してきた不動産会社ではありません。むしろ最近は地方に力を入れていることがわかります。その中の1つが京都での事業展開です。京都といえば多くの観光地があり、外国人観光客はもちろん、全国から観光客が押し寄せる場所にもなっています。特に有名なのが清水寺ですが、この清水寺から目と鼻の先に確保したコンドミニアムタイプの宿があります。

元々は中古マンションでしたが、この中古マンションをフルモデルチェンジして、コンドミニアムタイプにし、長期的に滞在できるように完了したというわけです。一度転んだら三年しか生きられないと言い伝えられている三年坂が近くにあり、その風情はまさに感動的です。その風情を近くから眺められるというのは贅沢でしかありません。しかも、昔からそこで住んでいるような感覚で利用できるのは、すごいことでもあります。

さらに京都の中心地、京都御所が近くにある場所にも宿泊施設を確保しています。その舞台となったのは京町家です。京町家は独特の風情を醸し出し、観光名所のようになっている一方、最近その数を減らしており、保全に向けた動きも見られています。レーサムが作り上げた宿泊施設は築100年以上の京町家を完全にリノベーションしているもので、京町家の風情を確保しながら機能性を最大限までにアップさせているのが特徴です。

普通のホテルでは、京町家の文化を体感することは難しく、その空気がなかなか伝わりません。しかし、京町家であれば間違いなくその空気を体感できます。株式会社レーサムが完全なリノベーションを行った後、京町家の個別指定というものを京都市から受けました。京都でも京町家の趣、街並みの保全をしていこうと力を入れており、条例を作ってまで守ろうとしています。

とはいえ、京町家を復活させることはそう簡単なものではなく、本来であれば京町家を解体しなければならなかったそうです。しかしながら、せっかくの京町家を解体するとはどういうことかという話になり、結果的にフルモデルチェンジに至っています。常識を疑って新しいことを生み出すことは田中剛さんもやってきたことであり、田中剛イズムがしっかりとレーサム全体に受け継がれていることを意味します。

まとめ

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株式会社レーサムの物件は色々とあるのはお判りいただけたかと思います。その多くは田中剛さんが代表取締役社長の時に行ってきたものであり、実務を部下の方たちが行ってきた形になっています。面倒に思えるような物件をしっかりと整備して新たな付加価値を生み出していく、株式会社レーサムにしかできない芸当と言えるでしょう。その芸当ができるまでになったのは間違いなく田中剛さんの功績によるものであり、なかなかマネできるものではありません。レーサムブランドはきっと全国に広がっていくはずです。

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