聞こえるということ
Sound of Metal
あたりまえがあたりまえでなくなった世界。
これにどれだけ苦しめられただろう。
生活を変えざるを得なかっただろう。
でも感染者が減ってわたし自身もどこか気が緩んだところがある。
前のような生活に戻りそうで戻らないようなぼんやりした状況でさえも、「あたりまえのありがたさ」を忘れそうになったりするんじゃないか、そんな不安がよぎったりする、そんな時にこの映画はとても大事なものを教えてくれる。
そして将来誰しもに起こり得る「まさかわたしが」という状況に備えるためにもいろいろなことを考えさせてくれる作品。
エンディングのGreenという曲の間中、「もし」を想像してみる。
わたしの聴力は今のところありがたいことに機能している。