カフェで
コロナ禍にはぐんっと機会が減ったが、
こだわりカフェへ出向き数時間過ごす、
こういう時間を大切にしている。
あえて、リラックスできそうなカフェを選ぶのだけれど、たまに、とてもお話好きな人がいて、その会話を盗み聞きする気もなくとも防ぎようがない場合がある。
そのため、コロナで黙食/飲、はありがたいと感じる時がある。
とくにこだわりのカフェでは、
きちんとお店の方が促してくださるのが素敵だと思っている。
コロナ前に久々に出向いたカフェで、
中年風のご婦人方が「芸能人に会った」自慢をしていた。
お店の方も随分難しい表情をされていた。
出ようかと思ったが、読みかけの本に、
安くはない美味しい飲み始めたばかりのコーヒーがあったのでしばらくそのまま。
広いお店なら、席移動もするが、そうではなかった。
ただ、一つ興味深い話が入ってきた。
身長問題について。
具体的な数字まで入ってくる。
瞬間、もう、30年近くになるだろうか?
大人たちが話していることに、不思議で聞き入ったことを思い出した。
お見合いの時に用意する釣書について。
どうやら身長の話で盛り上がっていた。
「そんなものまで必要?」
と思いながら聞いていたら、
「男の人は少し高い目に、
女性は少し低い目にね」
「大台よりちょっと低めに目にね」
この瞬間にわたしのなかでのお見合いに対する嫌悪感は止まない。こんな姑息な…都会的でない。新しくない。以前に人そのものを偽るなんて!
そのまま嘘をつき通すのか、はたまた、結婚が決まってからばらすのか??
誤魔化すくらいならそんなものやめてしまえばい良いのに!
なんて思ったのをふと昨日はカフェではなかったが、街で耳にした会話で芋づる式に思い出した。同じく女性たちの会話だった。
身長を記載するのはあの時代だから?
と思ったが、
調べてみると、、
恋愛アプリなんかでもそうなのだろうか…。
いや、そういう会話自体から幼少期から距離を置いてきたので、どうでもいいのだが、
しかし、結婚は人生の一大イベント。
いつわってでも、人を蹴落としてでも、
そんなものでもあるのか…
という現実に悲しくなりながら、
すてきなカフェを見つけて美味しい珈琲を飲む時間をつくりたい、そしてカフェと座席選びは慎重にしたい、と強く思った。
ちなみに、整体の先生に正しい姿勢を教えてもらった直後の健康診断で身長は1.5cm伸びていた。そんなものらしい。
自身の姿勢、気をつけなければ。
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