見出し画像

すきvol.1::: 花


好きなものを毎日並べるだけでも、心が豊かになるのではないかな
少しやってみたいと思います。

「花」
母がお花の先生をしていたこともあり、ずっとお花は好きだったし
身近な存在だったように思う。
昔から、自分にもお花を買っていたほうだし、飾ることも多かった。

でも、本格的に飾り始めたのはここ3年
お花を毎日触り、飾っている。
きっかけはコロナのおうち時間もあるだろうし、
お気に入りのお花屋さんとも縁があったからだと思う。
(ここでのちに働かせてもらうことになるんだけど、ここで働けたことは
私の人生を大きく変えたんだけど、その話はまた今度。)

なぜ花が好きなのか。
可憐で美しくて可愛い、チューリップやラナンキュラス、カスミソウなどももちろん好き。
「わたし、とっても可愛いでしょ?」って自信を持って咲いている姿がとても愛おしく感じるし、
何も怖いものがない、10代後半の女子を見ているような気になる。
とにかく可憐に咲くことに全力を出して生きているところ
みずみずしくつややかなところ
迷いもなく、自信を持って咲くところ
みんなに愛される花ってことをわかっているところ。
そんなふうに咲く花たちを見ていると、
「かわいいねぇぇぇ〜うつくしいねぇぇぇ〜」とついつい言葉が出てしまうほど。

でも、うっしゃ!頑張るか!と思わせてくれるのは
野に咲く名もない(と呼ばれる)花なんです。
誰に見られるわけでもなく、踏まれたり、抜かれたりしながらも
柔らかく咲く花たち。

目的なんてない、ただ自分が咲くことだけに全力を捧げる。
わたしはそんなふうには生きてこれなかったから
季節になると必ず咲く、強い花たちにとても憧れを抱いています。
わたしもこんなふうに生きたいと何度思ったことか。
アスファルトの隙間で咲く花を見て、
何度勇気づけられ、涙を流し生きてきたことか。
そんなふうに、いつも花が心の浮き沈みを助けてくれていた気がする。

家に花を飾ると、当然ながら枯れていき
一つの命が終わっていくことを感じて、
もちろん毎回切ない気持ちになるけど
それを感じることも、淡々とすぎる日常に刺激をくれていて
いつも感謝の気持ちが湧いてくる。

枯れた花びらが テーブルを汚して
あらゆるものに「終わり」があることを
リアルに切り取ってしまうけど
そこに紛れもない命が宿ってるから
君と見ていた 愛おしい命が

Mr.children/Documentary film 

花の力はすごい。
みずみずしさも、柔らかな強さも、優しさも、儚さも、弱さも。
生きることのすべてを教えてくれているように思う。
だから私は花が好き。これからも変わらず。


いいなと思ったら応援しよう!