苦手な読書を、好きなもので乗り越える。
COMOLY運営事務局の望月です。
新型コロナウィルスは変異株の出現により、当分の間、自粛の日々が続きそうです。私としては、やはり外に飲みにいけないのが残念です。飛沫や三密を避け、登山やキャンプをして自粛気分を晴らす予定です。ですが、一番は少しでも早くワクチン接種が出来るようになればと思っています。たぶん世代的には、当分先の話になりそうな予感がします。
参加者は少なかったですが、約1ヶ月ほどの間COMOLYでは、読書会行いました。
この読書会では自分が読みたい本を読むということで、私は本を読むこと自体が苦手だったので、自分が読んでみたい本をいちから本屋さんで選びました。そうなると、自然と興味があるものになっていくので趣味関連の本が多くなりました。
それで最後の読書会の3回くらいで、選んだのが「宝塚の経営学」という本です。私の中ではかなり分厚い本を手にとったように思います。
以下いくつか宝塚において疑問に思ったことと、分かったことを記載します。
疑問① このコロナ禍の時代でも、宝塚がエンターテイメントとして経営出来ているのか?
それは、全て宝塚(阪急電車)で運営しているからです。兵庫県の宝塚劇場、宝塚バウホール、東京の東京宝塚劇場の経営。役者から舞台装置、衣装においてです。また、チケットは宝塚歌劇団の役者達のそれぞれのファンクラブから埋められるため空席があることがほとんどありません。また、貸切講演なども含めます。毎回1公演1ヶ月程度ですが、ファンクラブで埋まりきらない場合のみ一般販売(宝塚のウェブサイト)で買うことや当日券で買うことができます。
疑問② どうして100年以上も続いているのか?
毎年40名の生徒が宝塚音楽学校に入学し、2年間同じ教育をした芸達者が卒業後に宝塚歌劇団に各組み(花・月・星・雪・宙)に配属され入団する。このローテーションを繰り返していることによって伝統が引き継がれていくのです。この作業を繰り返すことによって同じクオリティーのものをファンに長く提供することが出来るのです。
疑問③ どうしてファンが途切れないのか?
それは、男役を好きになったファンは、入団1年目(宝塚歌劇団では研究科1年と呼びます)その時代から応援し始めて退団する10年〜16年くらい共に応援します。男役は「男役10年」とよばれているためファンの平均が10年以上になります。なので何もしなくてもだいだいのファンが10年は一緒にいることになります。
というような内容がぎっしり書いてありました。
読書会で共有してみると、意外にもみなさんが興味を持って驚きました。
そもそも私が宝塚歌劇団を好きになったのは、高校時代に遡ります。私は愛知県ではそこそこ有名なカトリック系の女子高校に通いました。カトリック系なのでクリスマスの時期になると学校行事としてクリスマスページェントをいう演劇部・ダンス部・合唱部・放送部など300名以上の生徒が関わって作り上げる舞台があります。
この物語はキリスト生誕までなので、もちろん役柄に男性も登場しますが、女子高校なので女性が男性を演じます。これを見ると自然と女性が演じる男性がかっこよく見えてきてしまうのです。この舞台をきっかけに男役のプロ集団である宝塚歌劇団に興味を持つようになりました。
最初に好きになったのは当時月組のトップスターの瀬奈じゅんさんでした。瀬奈じゅんさんは宝塚の代表演目である「エリザベート」で、のちに出世コースといわれている物語の狂言師、ルイジ・ルキーニ、男役トップスターの役トート(死)と基本はトップ娘役さんが演じるエリザベートをトップススターになる前に演じています。この作品は再演をなんどもくり返されてきましたが、この3役を演じたことのあるのは瀬奈じゅんさんだけです。
瀬奈じゅんさんが卒業されてからは一時的に宝塚から離れましたが、ここ2〜3年また宝塚熱が熱くなりました。それは、珠城りょうさんの存在です。珠城りょうさんは現在月組のトップスターですが、この夏退団予定です。珠城りょうさんは私と高校が同じで高校時代に、過去のクリスマスページェントの映像で見たことがあり、その方がトップスターになったということで驚いたとともに、見に行きたいという気持ちになり、トップスターのお披露目公演を兵庫県の宝塚劇場に観に行きました。宝塚的にはスミレコードといって年齢などは秘密ですが、珠城さんはたぶん私の2つか3つ上にあたると思います。
私が思う宝塚の魅力はやはり、女性が理想に思う男性像(しぐさ・言葉・立ち姿など)を宝塚歌劇団は体現してくれるこれに限ると思います。女性が演じるから女性の求めている気持ちがわかる。それが女性が宝塚を好きになる理由だと思います。
最後になりますが、COMOLYも宝塚歌劇のように長く愛されるサイトにしていけたらと思っています。
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