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たった一言
コンビニでお釣りをもらう
飲食店で食事が運ばれてくる
ドアマンがドアを開けてくれる
こんな時なにか言いますか?
僕はこんな時、「どうも」という比較的軽めのフレーズをよく使っています。相手の方との距離をある程度縮めたい、という想いもあります。
また、それが場面と立場的には一番適当だとも思うからです。
でも、この「どうも」が適切かどうか、という話をしたいわけではありません。
上のような場面で何も言わない人をたまに見かけます。
そういう人を非難したいわけでは決してありません。
単純にわからないんです。
「なんで??」
中には相手の顔すら見ない人もいます。
必要ないと思っているのでしょうか。
それともサービスを受ける側なので当然だと思っているのでしょうか。
ちょっと相手の目を見て一言。
「どうも」「ありがとう」「すみません」
そんなに難しいことでしょうか?
たったこれだけでお互い気持ちよく過ごせるのに…
こう思ってしまうんです。
以前海外に滞在していた時に学んだことの1つがこれでした。
道で知らない人に会っても目が合うと笑顔で「どう調子は?」と声をかけてくる。
これを生まれて初めて経験したときの感動と言ったらありませんでした。
「なんて気持ちのいいことしてくれるんだ!」
こう思ったのを今でも覚えています。
声をかけてくれることに温かさと心の余裕を感じたものです。
さすがに “道であった人に…” というのは日本ではハードルが高いかもしれません。
でも、たとえ自分が客という立場であっても何かしてもらったことに対して無言というのは…
なんか寂しいよな…
毎回こんな場面に遭遇するたびに思うこと、でした。
ちなみに、
「こんな時なんと言えばいいですか?」
という外国人学習者からの質問で一番多いのが、今回テーマにした場面なんです。
お気づきでしょうか?
「なんと言えば…」
なにか言うんですよね、彼らの認識でも。