カヤックで転覆した話
カヤックを購入して今月でちょうど1年。ついにやってしまいました。
「沈!!」
特に怪我等はなく無事だったのですが、カヤックを初めたばかり、またこれからカヤックを初めたいという方達の参考になればと思い今回の体験を簡単にですがまとめました。
当日は風も弱くカヤック日和
場所は千葉県内房の遠浅なサーフ。
到着したのは午前6時すぎ、気温も20℃前後、風も弱いカヤック日和でした。
しかし、海を見ると若干波がある。
この場所から出艇するのは5〜6回目。
いつもは潮位が高い時間帯で出艇する事が多かったのですが、この日は干潮間際のタイミングでした。
ここは岸から緩やかな駆け下がりになっており、潮位が低い時間帯は波が立ちやすい地形をしている事に気づきました。また、前日からの波がまだ少し残っていたのかもしれません。
少し波があるとは感じていましたが、波打ち際さえクリアすれば沖は穏やかだったので問題無いだろうと思い、出艇しました。(この判断が甘かった。)
カヤックを海へと押し出して行き、波を何回かやり過ごしてからタイミングを見計らって乗艇。
(波打ち際から早く離れたい気持ちからか、乗艇がちょっと早かったかもしれません。)
そして数メートル漕いだところで一発デカイ波を正面から食らい、そのまま転覆。
幸い足が着く水深だったので、すぐに起き上がり、カヤックが流されないよう急いで岸まで引き上げました。その後タックルやクーラーボックス等の道具を回収しました
が、、、
ロッドは2本とも折れて殉職しました。(泣)
また、ランディングネット、スプリンガー、フットレストもどこかへ流されてしまいました。
以前に自作したコンソールカバーはロックを掛けていたので、中のルアーボックスは無事でした😂
(嗚呼、付けてて良かったロック機構)
今回感じた注意点
・波がちょっとでも高いと思ったら落ち着くまで様子を見る。風が強い時も同様。
・同じ砂浜内でも地形によって波の高い箇所、低い箇所が有るので安全に出せる場所から出艇する。
・荷物はコンソールやハッチの中に収納する。
・リーシュコードは身体に絡まるの恐れがあるので、出艇時はカヤック本体から外しておく。
・身体にフックが刺さる危険性があるので、ルアーも外しておく。(今回はブーツに刺さってました。)
・自分の技術を過信しない。
・一見穏やかそうに見えても、自然相手に100%安全という保障は無い。
以上です。
今回は波打ち際での転覆だったので少ない被害で済みましたが、もし沖で転覆をしてたら大事故になっていた可能性もあります。
カヤックフィッシングは魚との距離も近く、自然との一体感を味わえるスポーツです。しかし自然の中で行う以上、常に危険と隣り合わせだという事を忘れずに、これからも楽しんでいきたいと思います。