東京湾奥でチヌトップゲームを成立させる
チヌトップというとなんとなく九州や西日本の釣りというイメージを持ってる人がいるのではないでしょうか?
私は九州で釣りをした事がありませんが、動画等で観る限り九州のチヌはトップへの反応がとてもように良いと感じます。
では、東京湾奥でチヌトップはゲームとして成立しないのでしょうか?
実はそんなことありません。東京湾奥でもチヌトップゲームは十分成立します。
私自身、初めて東京湾でチヌをトップウォーターで釣ったのは3年前なので経験としてはまだまだ浅い方ですが、シーバスを狙っていて間違って釣れたのではなく、チヌに狙いを絞った上で毎年キャッチできているのでゲームとして成立してると実感しています。
そこで今回は私が東京湾奥でチヌトップをする際に意識している条件を紹介したいと思います。
チヌトップが成立する条件
1.潮位
絶対的に必要な条件は潮位です。
ざっくり絵で説明するとこんな感じ。
要するに魚が反応できる範囲にルアーが無いと水面までバイトしてきません。
チヌはシーバスや青物のように深いレンジから食いあげてくる魚ではありません。だいたい40cm〜1mくらいがチヌの反応が良い水深です。深くても1.5mくらいまで。2.0mを超えるような水深ならボトムチニングに切り替えた方が良いです。
満潮と干潮どちらが良いかと言うと、これはケースバイケース。場所によっては満潮にならないと潮位が低すぎて魚が入ってこれないポイントもありますし、逆に干潮になるとチヌが水面のルアーに反応する潮位になるポイントもあります。なので自分が行くポイントのチヌトップをするベストな潮位はを把握する必要があります。
(だいたいの大型河川ては干潮前後が良い傾向があるように感じます。)
2.底質
これはボトムチニングと一緒で砂地や砂利、牡蠣瀬のあるエリアを狙います。砂地ではキビレが、ゴロタや牡蠣瀬ではクロダイがトップに出る傾向があります。
ボトムチニングで釣れるポイントは潮位が合えばチヌがトップに出る可能性はかなり高いです。
3.時期、時間帯
時期は6月〜9月。
時間帯はズバリ朝が良いです。
ですが朝というのは必須条件では無く、昼間でも潮止まり前後等の魚の食い気か上がるタイミングでトップに出る事がありますのであくまで要素の1つという考えです。
4.風
これは厳密に言うと風で起きる波です。
強風で水面が荒れてしまうとルアーに気づいてもらえなくなってしまうので、必然とチヌからの反応は悪くなってしまいます。
目安としては風速3m/sくらいまでがチヌトップ日和です。また前述した朝が良いというのも、朝は風が弱い事が多いので推奨する理由になります。
5.濁り
濁りと言っても多少の濁りなら問題は有りません。しかし、大雨後のド茶濁り時は水面への反応が悪いように感じます。
逆に雨後の濁りが入った時は強い波動のルアーが有効ですので、バイブレーションやクレイジーフラッパーのようなクローワームで釣りをするのをオススメします。
6.メインベイト
正直チヌトップをする上において食べてるエサはそこまで重要では無いように感じています。カニを食べてるチヌでも潮位や時間帯等の条件を満たしていればトップに出ます。
ただ、コレがいるとトップへの反応が良くなるというベイトがいます。それはハクです。
初夏に水中を良く観察しているとハクの群れにアタックしているチヌであったり、明らかにシーバスではない魚のボイルを見かける事があります。
悪食と呼ばれるチヌは貝や甲殻類以外にも目の前に食べ頃サイズの小魚がいると捕食、もしくは威嚇をしているようです。
ハクが溜まっているようなエリアではチヌも水面を意識しているようで、トップへの反応が良くなるように感じます。
7.潮目
これはどの釣りでも共通して言える事ですが、やはり潮目は釣れます。
特に潮目の中のチヌはヤル気があるので1発でルアーを咥え込む傾向が強いです。
まとめ
以上が私が東京湾奥でチヌトップゲームをする際に意識している条件になります。
絶対的に必要な条件は「潮位」であって、あとの要素はプラスしていくほどチャンスが増えるというイメージです。
夏の早朝、干潮直前、微風で潮目にハクがチラついていたらもう釣れたも同然ですね。笑
東京湾では現在ヘチ釣り、バイブゲーム、ボトムチニング等、様々なスタイルでチヌを狙う事ができます。そこでこの夏はトップウォーターゲームを新しく取り入れて楽しんでみるのはいいかがでしょうか?
水面に浮かぶルアーにアグレッシブにアタックしてくるチヌの姿を見たら興奮すること間違いなしです。みなさんもぜひチャレンジしてみてください。
それでは最後にオススメのトップウォータープラグを紹介して終わりにします。
終わり