見出し画像

「インプレ」スクアドチニングモデル試投会へ行ってきた

先日、オレンジフィッシングボート若杉船長主催のチニング交流会&試投会へ行ってきました。そこでレジットデザインの新作ロッドスクアドチニングモデルをお借りして小一時間釣りをしてきたのでざっくり使用感をまとめてみました。

僕が使ったのはスクアドのベイトモデル「SKC76ML」です。
試投会の前にまず気になっていたのがメーカーのスペック表に「ルアーウェイト3.5〜14g」と記載されていた事です。MAX14gとなると結構柔らかいロッドなのかな?と思うところですが、実際にロッドを振ってみると14gシンカー+ハイボリュームワームを扱えるパワーがあり、強風の向い風(当日は風速8〜9m/s)の中でもしっかり振り抜ける安心感がありました。
快適に扱えるウェイトは7〜14g。特に気持ち良いゾーンは10〜14gです。なのでオカッパリでもボートでも問題なく使えますね。

アクションはしなやかなレギュラーファストテーパー。ファストテーパーで掛けにいくというより、巻いて乗せるような釣りと相性が良さそうです。かといってボドバンやアクションを入れる釣りに向いてないわけでもなく、程良く入るティップが溜めの効いたアクションを演出してくれます。また、グリップが短めのセッティングなのでキャスト時やロッド操作時の取り回しがとても快適でした。

ブランクスに関しては軽量で感度ビンビンというより、安心感にパラメーターを振ってるような印象でした。とは言え、砂の隆起、小石のコツコツ、チヌのバイトの違い等を明確に感じとれるだけの必要感度はしっかり確保してあります。
ロッドウェイトは107gと数字上ではチニングロッドの中でやや重めですが、ロッド全体のバランスが良いので重いと感じる事はまったくありませんでした。
今回は残念ながら魚を掛ける事ができなかったのでファイトは味わえませんでしたが、アラミド繊維を使用したブランクが魚を上手くいなし、ファイトを楽にしてくれると予想します。

価格とスペックからライバル機種は
「シルベラードGSIC-762ML」
「シルバーウルフMX 76MLB-S」
あたりのミドルクラスのロッドと考えられます。

シルベラードは軽量高感度が売りで僕も大好きなロッドですが、快適に扱えるウェイトが10gまで。(14gも扱えますが、オカッパリでフルキャストしようとすると若干パワー負けをする。)なので汎用性の面ではスクアドの方が上かなと感じました。

スクアドはどちらかというとシルバーウルフMXに近いロッドです。シルバーウルフMXはハードソリッド、スクアドはチューブラーなので良く通うフィールドや自分の釣りスタイルに合った方を選ぶのが正解かなと思います。

どんな人にオススメ?

これからチニングを本格的に始めてみようという人や、最初に買う1本を迷ってる人にオススメしたいです。

なぜなら僕がこのロッドを使っていて1番感じたのは「素直で扱いやすいロッド」という事でした。

投げやすさ、操作しやすさ、ボトムとチヌのバイトの違いを感じ取れる感度等々、チニングロッドに必要なスペックをバランス良く配置したスタンダードなロッド。
まずチニングの基本を習得するにはこういった素直で扱いやすいロッドでスタートするのがベストだと僕は考えます。
その上で+αの性能が必要だと感じた時にハイエンド機やソリッドモデルのロッドを手に取ればその恩恵をより実感できるでしょう。


まとめ
少々長くなってしまいましたがスクアドチニングを2時間弱使った感想でした。
チニングをこれから始める人にオススメと書きましたが、今までチニングをやり込んできた人にも良さを実感できるロッドですので気になる方はオレンジフィッシングボートさんでロッドをレンタルしてみてはいかがでしょうか?
個人的には東京湾で作り込まれたロッドが完成した時点で胸アツもんです!笑
発売は来年の2月。購入してもっと使い込めば印象が変わると思いますので、期会があればまた改めてインプレ記事を書きたいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?