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1日3時間、自分のための時間を確保しよう

時間管理術、仕事の早い人のメールの返し方、スケジュール管理方法、時短家事等、限られた時間でいかに効率よく物事を進めるかは、忙しい毎日で気になるところである。

概ね1日8時間勤務が一般的で、育休後の復帰でも時短勤務で6時間勤務など固定化されていて、家庭の実情に合わせた労働時間を個人が選定することは難しい現状がある。

かくいう著者も、大きな組織で働いた時には平日の休暇を取ることはなかなか難しく、公的な場所で平日昼間に行われるようなイベントへの参加は、興味をそそられつつも何度断念しただろうか。

仕事内容や、期間や時間に応じて求められる成果を得るために必要な時間は職種によって様々だが、アウトプットする場合、やはりある程度のまとまった時間が必要になる。
著者の場合、読書等のインプットは5~10分の細切れ時間でも可能だが、一旦集中し形のあるものをアウトプットしようとすると、少なくとも20分程度、多くの場合1案件で30~60分程度が必要になる。逆に、最低20〜30分あれば、何らかの成果物を作るか、湧いてきたアイディアをメモに起こして一旦終了させることができる。

以前子育てに追われていた時、なぜ1日8時間も勤務し、休憩も惜しんで仕事しているのに仕事が回らないのか、一体何に時間を使っているのか?と、1週間の時間調査を自分で行ったことがある。
それでわかったことは、8時間のうち、本当に自分1人で集中して確保すべきいわゆるコアとなる仕事時間は3時間だった、ということだった。そのほかの時間は、メールチェック、上司や部下との雑談、会議、相談、移動、面談、書類提出、移動など実に多岐にわたっていた。

これを調べた時、毎日様々な予定があるが、仕事の時間は多少細切れになっても何とかコアの3時間は誰にも邪魔されない時間を確保して、そのほかは流動的に使っていくことにした。そうすると、8時間のうちの残りの5時間は人との仕事時間に充てられることが分かり、少しほっとしたのを覚えている。

それからは、その3時間を先にロックしてしまい、残りの時間で他の仕事を入れることにした。もちろん、突発的な仕事も入ってくるわけで、いつもそのようにはいかないが自分の時間を確保できている感覚がわき、また思考の整理もできて前向きになり気持ちよく仕事できるようになった。

実はこれは、仕事でも家事育児でも同じで、いつもやりたくないのにやっている、何故自分だけがと思いながらやっている、頑張っても労ってもらえない、価値を感じないなど否定的な思考で行動すると、心身が参ってしまったり家庭や家族関係に問題が起こることがある。
その場合、その状況が何かがおかしい。そして、そういう時に限って仕事や毎日の行動内容を振り返ることが物理的にも精神的にも難しいと感じてしまいがちだが、難しいときこそ一旦立ち止まって物理的に1人で落ち着いて振り返ることができる時間をとり、自分が置かれた状況、自分の心身の声に耳を傾ける必要がある。そして凝り固まった思考を解放しよう。

このような理由で、1日のうちの3時間は、仕事していてもしていなくても自分のために使う時間として確保することを推奨したい。仕事に使っても自分磨きでもカフェでも何でもいい。
ポイントは、その時間はできれば1人で余計なことは考えず何かに没頭する。それ以外の時間は、できるだけ自分の周りに関連する物事に使い、自分の事は忘れることだ。
また、毎日絶対に3時間確保しよう!と躍起になりすぎないことだ。あまり固執せず、まずは週に1日でも、自分の3時間を24時間のうちに確保しよう。

生きている限り、専業主婦(主夫)でも仕事をしていても、みな平等に24時間がある。自分にとって、自分も家族も大事にできる時間管理をしていこう。

今夜はネットサーフィンをやめて、30分、今日の頑張った自分を振り返ってみてはどうだろう。

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