子連れ旅行を楽しく過ごすポイント
観光支援で、小さな子を連れて家族で旅行する人が増えたのではないだろうか。久しぶりの休日、親にとっても久しぶりの遠出、親も子どもも楽しめそうな場所を選びたいものである。
久しぶりの旅行だし、奮発していい宿に!と思う方もいるだろうが、子どもはそんなことはお構いなし。高級な宿かどうかなんて気にすることもなく、ロビーを走り回ってしまうこともあるだろう。子どもの走り回る姿を見て、ほほえましいと思う方がいる一方で、TPOをわきまえてほしい、という人もいるだろう。
今日は、楽しく家族で旅をするための、いくつかの注意点をお伝えしたい。
1.親の行きたいところをまずは選択してみる
子どもの行きたい場所と、親の行きたい場所が違うこともあるだろう。そんな時は、まずは親の行きたいところを選択してよいだろう。親がいやいや旅行すると、子どもは全く楽しくなくむしろ苦痛なので、まずは親がワクワクするところを選択することをお勧めする。その場合、そこでどんなアクティビティができるのか、どんなことが楽しめるのか、子どもにしっかり伝えて一緒に旅のイメージを膨らませよう。
2.宿泊場所で子どもがどのくらい快適に過ごせるのか事前にリサーチし、使える資源・支援は可能な限り使う
宿泊施設の選択では、子ども向けのサービスをよく調べよう。ベビーベッドを準備してくれるところや、ベッドをあらかじめくっつけてくれるところ、ベッド柵を借用できるところもある。また、子ども用のパジャマやアメニティおもちゃなども準備してもらえる。ネットで予約するだけではなく、食博先の情報をくまなく見て、気になることは事前に直接ホテルに連絡して確認してみると、詳しく書いていないサービスや新たな情報を得られる場合がある。
3.家族で楽しみつつも、ホテルの特徴を考慮し他のお客様に迷惑のないように過ごす方法を考える
これはいわゆるTPOであるが、選んだ宿泊施設がどんな客層なのか、ラグジュアリー優先なのか、子ども連れを優先しているのか、などそのホテルの特徴を簡単に把握しよう。ラグジュアリー感の高い宿泊施設なら、その快適さを求めて宿泊する方々も多いと予測できる。そうなれば、基本的なことではあるが、ロビーを走らない、廊下で大声を出さないなどの配慮は最低限必要だ。
そして、子連れにとって悩ましいのは食事の時間ではないだろうか。特に小さな子どもは、お腹がすいても眠くてもぐずるし、食事中に騒いだり泣き出したり、大声で話したりすることも少なくない。そんな時本当に肩身の狭い思いをするものである。
子どもなのだから、うるさくても当たり前じゃないか、という声もあるかもしれないが、不特定多数の人々が過ごす場所では他者に配慮を示すことは必要なマナーであり、また貴重な躾の機会にもなる。これから先の学びにもつながると思って、自分たちだけでなく周囲の人も楽しめるように配慮する気遣いも持てるようにしたい。
4.子どもは楽しめそうか?楽しめているか?を考える
結局のところ、子どもにとっても思い出は旅行に行ったこと自体ではなく、その経験がどのような意味を持って子どもに残るのか、に尽きる。
せっかくの旅行、子どもにとって最高の思い出にしてほしい。疲れたら休憩をとったり、おやつを食べたり、お土産を買ったりしながら、子どもの笑顔が見られるように一緒に楽しもう。
子どもにとって、思い出すと心が温かくなる場所は、多ければ多いほどいい。思い出に残る旅行は、子どもにとって貴重な体験となる。
親にとっては、小さい子どもを連れての旅行は体力も使うし、荷物の準備も一苦労だが、事前に準備することで親も子も快適な時間を過ごすことができるので是非ともしっかりリサーチして、楽しい旅をしてほしい。