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【自己紹介】コミュニティキャピタル研究って何だろう?

 こんにちは!コミュニティキャピタル研究会の川西です!かねてから始めたいと思っていたnoteでの発信を今日から始めることにしました。
 記念すべき1本目は、下記の2点にスポットライトを当てます。

  • 「コミュニティキャピタル研究会って何をしているの?」

  • 「noteではどのような発信をしていくの?」

1.コミュニティキャピタル研究会って何をしているの?

1-0 140字で知る「コミュニティキャピタル研究会」

 まず、私たちのことを140字で簡単にまとめてみました。

私たちは、人とのつながりが希薄化する社会への問題意識から、人間関係というとらえどころのないものを可視化し、科学する民間研究組織です。団体や組織のコミュニティの状態を3つの因子で測定するコミュニティキャピタル診断を開発し、団体の状態を正しく理解し、改善していく方法を研究しています。

コミュニティキャピタル研究会公式Twitterのプロフィールより

 お読みになってどんな感想を持たれたでしょうか?
 「まあ、だいたい言ってることはわからなくもないけど…」といった感じでしょうか?

 なるほど…読んでくださっている方の様々な感想が聞こえてきました(笑)

 ではでは、読み終わりには、「コミュニティキャピタル研究ってこういうをやっているのか!」というような感覚を持っていただきたいので、下記の2点を中心に掘り下げてみたいと思います。

  1.  わたしたちの問題意識

  2. 「コミュニティキャピタル」とは


1-1 わたしたちの問題意識

 かつて、あたり前のようにあった血縁、地縁、職場のコミュニティが崩壊し、日本の社会的孤立は深刻な状況にあります。
 確かに、現代は、物質的には豊かになり、行政のサポートも受けられるようになって、周囲とのつながり、助け合いがなくても、生きていける環境が整っています。
 しかし、元気なうちは一人で生きていけるとしても、病気や災害、老後などのことを考えると不安だという人、やっぱり1人は寂しいと思う人は増えているのではないでしょうか?

1-2 コミュニティキャピタルとは

【「良いコミュニティ」だと言える条件】

 まず、コミュニティキャピタルとは、「団体や組織のコミュニティの状態」を表す指標です。
 私たちは、まず、コミュニティの状態(コミュニティキャピタル)を測定するにあたり、「良いコミュニティ=メンバー自身が所属する愛着を感じるコミュニティ」という仮説を立てました。
 そして、この仮説をもとにアンケート調査を実施した結果、コミュニティに愛着を感じる3つの要因を発見しました。

〈コミュニティキャピタルの3つの因子〉
第1因子:「理念共感と貢献意欲」
第2因子:「自己有用感」
第3因子:「居心地の良さ」

【コミュニティキャピタル研究の特徴】
 特徴としては、団体や組織の内部のソーシャルキャピタルに特化しつつ、「コミュニティ感覚」という概念に注目して人間関係を測定しようとしているところにあります。この点が、人間関係を資本と捉える研究としてすでに存在する「ソーシャルキャピタル研究」と異なる点です。 

【コミュニティ感覚】
コミュニティ感覚とは、下記のような意味を持っています。

団体組織コミュニティ内のメンバーが自らかかわり合い、相互に理解し合い、助け合い、喜びや悲しみの経験を受容・承認し合えるような仲間であるというような感覚

 ここでのポイントは、「メンバーが自らかかわり合い」という部分です。それは、私たちが根底で、ただ団体や組織に形式的に属しているというだけでは、人間関係から恩恵を受けることはほとんどないだろうと考えているからです。
 私たちは、このような意味を持つコミュニティ感覚について、下記のような問いを立てて、学術的な視点から研究しています。 

  • コミュニティ感覚はどのように測定すればよいのか?

  • コミュニティ感覚には、どのようなプラスの効果があるのか?

  • どうすれば、コミュニティ感覚を育むことができるのか?

2.私たちはnoteで何を発信していくの?

 わたしたちがnoteで発信したいと思っている内容としては、大きく2点です。

①   より良いコミュニティの実現に関連する学問的知識や指標
② 研究会としての取り組み

 この2つを軸に、情報を発信していきます!例えば…といきたいところですが、今後の記事をお待ちいただければ嬉しいです! 

 noteでの発信を通じて、「居心地の良いコミュニティ、いきいきと活動できる人を増やしていけたらいいなあ」という思いで、これから発信していきますので、よろしくお願いいたします!!

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