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プラカードは伝統芸? 大石あきこさん

大石あきこさんは10/1の衆議院本会議で国民を放置し解散を急ぐ自民党に抗議し、「能登の補正予算を」「裏金隠しの解散やめろ」のプラカードを掲示しました。

この行為について10/2、大石あきこさんに懲罰動議が出されました。
議事課から「今からお届けしますね」と弁当のようにお届けいただきましたとのことでした。「弁当のように」と言うのは多分、毎日オフィスに届けられるた〇ご〇のお弁当のようだと言っているのだと思う。(筆者推測)

なお、この動議の提案者、賛成者には10名弱の裏金議員が含まれているようです。

大石さんが掲げたプラカード一つは「能登の補正予算を」と書かれていました。これは2024年1月1日の能登半島地震とその後9月に線状降水帯による豪雨、水害の被災復旧に対して補正予算を組んでほしいとの要望です。

なぜ補正予算?

現在、予備費で対応すると政府は言っているが、予備費と補正予算では来年度以降の扱いが異なっており、災害復旧等の複数年度にまたがる出費が予想される場合は補正予算を組むことが適切であるようです。
今年度に補正予算を組んだ場合、今年の補正予算の金額を元に、その額の維持、上乗せ、減額を検討して来年度も予算化されます。
予備費の場合は、来年度についてはその予算が必要かどうか?、他に重要度が高い予算があるのではないか?等、検討を0から行うことになり、場合によっては予算がつかなくなる場合が考えられます。
来年度の予算について不透明な予備費だと、災害復旧のための工事を請け負う業者が現れない可能性も出てきます。なぜならば、昨今、土木、建築業界は人手不足なので、来年の予算化が不透明、場合によっては来年はないかもしれない可能性があるプロジェクトに対して積極的に受注を行わない可能性もあるからです。
すなわち補正予算を組まないことで、工事業者も十分手当てができずに、復旧が大幅に遅れる可能性があるわけです。
これを懸念しての大石さんのプラカードでした。

プラカード掲示って懲罰動議の対象になるべきことなの?

細かいことを別にして自民党も野党時代にプラカードを掲げて抗議したことがあったようです。今回の懲罰動議に抗議する形で自民党の多数の議員が集団でプラカードを掲げて抗議をしたことが動画や静止画と共にSNSに投稿されています。
過去、自民党までがやっていたとしたら、プラカードはある意味、伝統芸であり、大石さんの懲罰動議は何ゆえに発議されたかがぼやけた状態になってしまっているのかもしれません。

また戻って補正予算

上述の通り、能登半島の救済に対して補正予算を組まないということはある意味、能登半島を見捨てることにつながっているような気もする。能登半島を見捨てた者たちが能登半島を助けようとしている人に対して懲罰を与えるって人としてどうなのか?と私は思ってしまいます。
少し極端かもしれませんが、補正予算と予備費の意味、補正予算を組まないことの意味を考えたうえで今回のプラカードの件を考えることが人として正しいと私は思っています。

Ms. Oishi held a placard to point out LDP's behavior.
Many LDP members filed a disciplinary motion against her action.
But she said she should have taken that action to help the Noto people.


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