ディープラーニングを使ったAI機能を搭載したAdobe Photoshopが近々、画像処理の革命を起こす

昨年10月、ラスベガスで開催されたAdobe MAXのスニークピークスで、ジャフイ・ユウ(Jiahui Yu)さんが紹介していた「Deep Fill(ディープフィル)」、これが近々、Photoshopに載りそうな予感がするんですよね。

イメージプロセッシングのコミュニティでもそんな雰囲気があって、勝手に期待しています。いきなり、Select Subject(被写体の選択)が1月アップデートのPhotoshopに搭載されましたからね。

左側の写真がオリジナルで、右端の写真がPhotoshopの「Content-Aware Fill(コンテンツに応じた塗りつぶし)」です。
「コンテンツに応じた〜」は、2010年のCS5バージョンに搭載された古いAI機能なので、なかなか劇的な学習効果が得られない。結果を見ていただければ一目瞭然、周辺の情報を参照して足りない領域を生成する処理では限界があります(顔は狭すぎる)。

中央の写真が深層学習(ディープラーニング)を使った「コンテンツに応じた〜」の強化版「Deep Fill」による塗りつぶしです。
驚きの結果でしょう。
こんなAI機能が、Photoshopに搭載されていくのです。「画像処理の革命」ってぜんぜん大袈裟な表現じゃなくて、本当に革命的なことが目前に迫っています。

明日(金曜日)の朝の勉強会は、このあたりを再確認していきます。
Photoshop講座で勉強中の皆さん向けにやりますが、AIクリエイティブに興味がある人もどうぞ。


追記(2月23日):
AI(人工知能)で変わるAdobe Photoshop クリエイティブ - 朝勉強会

2018年2月22日(木)午後10時

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