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日経新聞記事「TSMC先端投資、台湾に外資呼ぶ 東エレクは1000人拠点」に注目!

コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。

本日は以下の記事を紹介いたします。
TSMC先端投資、台湾に外資呼ぶ 東京エレクトロンは1000人拠点 - 日本経済新聞
以下、記事のサマリーです。

新拠点の竣工: 東京エレクトロンは台湾南部の台南に新しい半導体製造装置のサービス拠点を竣工しました。ここでは1000人以上の技術者が働く予定です。
TSMCとの連携: 新拠点はTSMCの主力工場「ファブ18」の近くに位置し、最先端のAI半導体生産に貢献します。
投資と規模: 投資額は約80億円で、台湾有数の規模を誇ります。現地のサプライヤーと協力し、部品の現地加工・修理も行います。
人材確保の課題: 半導体業界での人材争奪戦が予想され、特にTSMCは年間6000人規模の新規採用を計画しています。
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東京エレクトロンは半導体世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)が人工知能(AI)需要をにらんだ先端投資を進めている台湾に「台南オペレーションセンター」を建設します。

狙いは半導体生産で世界をリードするTSMCとの連携で、新拠点の近くにTSMCの主力工場「ファブ18」があります。回路線幅3〜5ナノ(ナノは10億分の1)メートルの最先端品を手掛け、AI半導体大手の米エヌビディアや米アップルなどに供給しています。

また、TSMCはエヌビディアなどAI半導体の生産をほぼ総取りしています。AI向け以外の市況回復が遅れた2024年の設備投資は会社計画でほぼ前年並みの300億米ドル(約4兆5000億円)強にとどまりそうですが、2025年は増加に転じる公算が大きいです。

なお、今回東京エレクトロンが拠点を設ける台南を含む南部は台湾当局が半導体サプライチェーン(供給網)の重点整備地域にしており、関連投資が特に活発です。2023年には「台湾のシリコンバレー」と呼ばれる北部の新竹を売上高で初めて上回りました。

今後もTSMCは最先端半導体の研究開発や量産立ち上げを台湾で行う方針です。業界団体によると台湾の半導体業界で働く人材は30万人強に達するとのことですが、不足感が強まっているそうです。東京エレクトロンの今後の成長のために人材の採用が順調に進むことに期待しています。

※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。