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日経新聞記事「デンソー、スマホで運転評価 外部企業に機能開放」に注目!

コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。

本日は以下の記事を紹介いたします。
デンソー、スマホで運転評価 外部企業に機能開放 - 日本経済新聞
以下、記事のサマリーです。

デンソーは、スマートフォンで運転データを収集・評価するアプリ「yuriCargo(ゆりかご)」の機能を外部企業が利用できるようにしました。
このアプリは、スマホのセンサーやGPSを活用して運転データを収集し、安全運転の度合いを数値で評価します。
デンソーは、APIとSDKを提供し、外部企業のアプリに「yuriCargo」のデータや機能を連携させることが可能になりました。
東京海上HDのグループ企業が開発する自動車保険のアプリや、アネストシステムのアルコールチェックデータ管理システムに採用されています。
これにより、運転データの収集がスマホアプリで完結し、センサーの設置が不要になります。
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デンソーのyuriCargoは、スマートフォンに内蔵されている加速度センサーやGPSなどの情報を用いて、自動車による移動を自動で検知し、運転データを収集・分析します。そして、急アクセルや急ブレーキ、最高速度を判定し、運転終了後に運転をスコアリングすることで、安全運転意識を高めるアプリケーションです。ユーザーは、スマートフォンにyuriCargoをインストールするだけで手軽に利用できます。

デンソーは、yuriCargoを2020年に開発し、2021年からは、自治体と共にyuriCargoで記録された運転データを活用し、急アクセルや急ブレーキが発生しやすい場所の特定や速度超過状況の可視化に取り組み、安心・安全なまちづくりに貢献してきました。今回、デンソーは企業や自治体のユーザーの運転データの収集・分析とスコアリング機能を提供します。

また、東京海上HDであるイーデザイン損害保険の自動車保険「&e(アンディー)」のアプリケーションに採用されました。今までは、自動車に取り付けたセンサーで運転データを取得していましたが、従来はセンサーを届けたり設置する作業が必要でした。デンソーのyuriCargoを組み込むことで、センサーが不要となり、ユーザーの利便性向上が期待されます。

私たちの運転データは交通安全活動や交通事故削減につながる道路づくりにも役立ちます。デンソーは「ゆりかご」を乗せて運転しているときのような、やさしい運転を心がけてほしいという願いを込めて「yuriCargo=ゆりかご」と名付けました。私たちのスマホを「ゆりかご」に見立てて安全運転意識を高めていく。安心・安全なまちづくりに貢献するデンソーに期待しています。

※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。