日経新聞記事「日東電工・高崎社長『品質重視、工場に国内回帰の機運』」に注目!
コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。
本日は以下の記事を紹介いたします。
日東電工・高崎秀雄社長「品質重視、工場に国内回帰の気運」 関西企業、2025年展望 - 日本経済新聞
以下、記事のサマリーです。
日東電工は「グローバルニッチトップ」を掲げ、偏光板や回路基板などの技術的優位性を活かしています。
2024年は円安が追い風となり、データセンター向けの需要が大きく伸びました。
工場の生産能力を高め、国内外での生産拠点を強化しています。
世界的なブロック経済化の進展により、日本国内での生産回帰の可能性が高まっています。
新たな収益源として、スマートフォンのバッテリー交換技術などを開発しています。
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日東電工の高崎秀雄社長に25年の展望を聞いたインタビュー記事です。
電気自動車(EV)向けの需要が伸び悩む一方で、生成AI(人工知能)の普及を背景にデータセンター向けの回路基板は好調という環境で、日東電工は工場を増設し、生産能力を高めました。
また、世界でブロック経済化が進むことも懸念される中、高崎社長は、拠点をどこに置くかは難しい時代だか、究極的には日本に生産拠点を持つことが最良だと考えているとコメントしています。
理由として、工場が自動化されていくと、人件費が比較的安い海外に工場を設ける必要はなくなることを挙げています。品質にこだわる日本でつくったほうが管理がしやすいこともあり、日東電工を含めてものづくりの日本回帰の流れがこれから強まる可能性があると指摘しています。
日東電工は、新たな収益の柱として、モノを大切する生活様式に寄与する技術が有望とみています。例えばスマートフォンなどのバッテリー交換時に、電気を使って粘着部分を剝離する技術を実用化しました。自社のノウハウを活用し、このような技術を今後も積み重ねていく事が日東電工の成長の源泉としています。これからの日東電工の成長に期待しています。
※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。