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日経新聞記事「ホンダ、軽EVの内外装に再生プラ 『宗一郎氏のおかげ』」に注目!
コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。
本日は以下の記事を紹介いたします。
ホンダ、軽EVの内外装に再生プラスチック 「本田宗一郎氏のおかげ」 - 日本経済新聞
以下、記事のサマリーです。
再生プラスチックの使用: ホンダは新型軽商用EV「N-VAN e:」の内外装に再生プラスチックを初めて採用しました。特にフロントグリルやバンパーに使用されています。
環境への配慮: 再生プラスチックの採用は、環境に配慮したデザインとサステナビリティを重視する取り組みの一環です。
コストと目標: 再生プラスチックのコストは高いですが、ホンダは2050年までにサステナブル材料の使用率を100%にする目標を掲げています。
歴史と背景: ホンダは1991年から廃バンパーの回収を開始し、再生プラスチックの利用を進めてきました。
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ホンダは1996年から廃棄バンパーの再生素材をつくってきました。しかし、塗膜のカケラが異物として残る見栄えの問題などがあり、長年見えない部品への使用にとどまっていました。
N-VAN e: はこの課題を乗り越えました。見栄えが求められるフロントグリルにも初採用され、異物とされた塗膜のカケラをあえて増やして混ぜ合わせ、多彩な色を散りばめた、この1台だけのデザインへ価値を転換しました。環境にやさしくEVらしい、こだわりのアクセントになりました。
ホンダが一部地域の販売店から廃バンパーの回収を始めたきっかけが、ディーラーから廃バンパーが邪魔で困っているという話を聞いたホンダの創設者、本田宗一郎氏が廃バンパーの回収を始めるよう指示したことだそうです。1991年6月から始め、1995年11月には全国回収ルートを確立したとのことです。このようなリサイクルのスキームができていたため、再生プラスチックの採用をすぐに始められたそうです。
2050年にリサイクル材やバイオ材を含むサステナブル材料の使用率を100%にするという目標を掲げるホンダ。そして、「本田宗一郎氏のおかげ」から始まったホンダの再生プラスチック。今後もより環境にやさしいEV作りに期待しています。
※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。