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日経新聞記事「楽天ペイに決済アプリ機能を集約 楽天G、PayPayを追撃」に注目!

コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。

本日は以下の記事を紹介いたします。
楽天ペイに決済アプリ機能を集約 楽天グループ、PayPayを追撃 - 日本経済新聞
以下、記事のサマリーです。

楽天グループは、スマートフォン決済アプリ「楽天ペイ」にクレジットカード「楽天カード」の機能を追加し、PayPayを追撃する計画です。
楽天ペイの利用者は、楽天カードの利用明細確認や分割払いなどの機能を利用できるようになります。
楽天は、スマホ決済市場でのシェア拡大を目指し、AIを活用してユーザーの趣味や行動に合わせたアプリ表示の変更も検討しています。
楽天カードは年間取扱高が20兆円を超え、国内最大手のクレジットカードです。
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MMD研究所が消費者2万5000人を対象に利用する決済手段を調べたところ、キャッシュレス決済の利用ランキングでは、クレジットカードでは楽天カードがシェア1位ですが、QRコード決済ではPayPayに次ぐ2位。なお、PayPayがシェア約7割に上る最大手です。

楽天グループは機能集約で楽天カードの利用者を誘導できれば、楽天ペイの新規顧客の獲得につながるとみています。グループが手掛ける電子商取引(EC)や金融など70以上のサービスとの連携も深めることで、楽天ペイがサービスの入り口を担っていく構想です。

5日には機能集約に先行する形で、楽天ペイに登録した楽天カードで決済すれば分割払いを選べる仕組みを導入しました。1回当たりの平均決済額は通常の3.4倍のペースで推移しているといいます。こうした付加価値を高めることによる相乗効果への期待は大きいとのことです。

QRコードでの決済額が伸びている中、楽天グループ内の様々なサービスと連携して、顧客満足度を高められるのか。楽天グループの今後の対応に期待しています。

※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。