日経新聞記事「ホンダ三部氏『俺が変えてやる』 ソニー吉田氏に届いた熱」に注目!
コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。
本日は以下の記事を紹介いたします。
ソニー・ホンダEV協業 はじまりは宗一郎邸のトップ会談 ソニー×ホンダの原点① - 日本経済新聞
以下、記事のサマリーです。
背景と経緯: 2021年11月、ホンダ社長の三部敏宏氏とソニーグループ会長兼社長の吉田憲一郎氏が初めて会談し、異業種連携の必要性を話し合いました。
提携の動機: 日本の停滞を打破するため、異業種連携が必要と考えた三部氏が提携を提案。吉田氏もモビリティーの未来への危機感を共有しました。
創業者の関係: ホンダ創業者の本田宗一郎氏とソニー創業者の井深大氏の関係が、現在の提携の背景に影響を与えています。
提携の具体的な内容: ソニーとホンダは電気自動車事業で提携し、2025年にEVを発売する計画を発表しました。
今後の展望: 両社は協業を通じて、電気自動車市場での競争力を高めることを目指しています。
この提携は、日本の自動車産業にとって大きな転機となる可能性があります。
------------------
2021年11月に、ホンダ創業者の本田宗一郎氏が妻のさちと生前に暮らしていた屋敷で、ホンダ社長の三部敏宏氏は、ソニーグループ会長兼社長最高経営責任者(CEO)の吉田憲一郎氏と向き合ったそうです。
もともと、本田氏とソニー創業者の井深大氏は仲が良かったそうです。寝ころんだままテレビのチャンネルを変えたい本田氏に、井深氏はこのテレビ専用のリモコンをつくったという逸話があるとのこと。しかし、お互いに相手の会社や仕事には口を出さなかったそうです。
しかし、三部氏は失われた30年を経験し、危機感がありました。「嘆いているなら動けよ」といったことを話していたそうです。その後、世界でも最も多くのエンジンを生産している企業であるホンダは「脱エンジン宣言」を行いました。
吉田氏も本気でモビリティをやるならどこかの自動車メーカーと組む必要があると考えており、三部氏の本気度に心が動かされたそうです。
2025年に電気自動車(EV)を発売する予定のソニーグループとホンダの折半出資会社ソニー・ホンダモビリティ。今後、どのような新しいモビリティを作るのか、期待しています。
※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。