日経新聞記事「KADOKAWA社長『出版作品9000点に』 ソニーと海外展開」に注目!
コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。
本日は以下の記事を紹介いたします。
KADOKAWAの夏野剛社長「出版作品9000点に」 ソニーと海外展開 - 日本経済新聞
以下、記事のサマリーです。
KADOKAWAの夏野剛社長は、2027年度までに年間の出版点数を9000点に増やす計画を発表しました。
ソニーグループがKADOKAWAに追加出資し、議決権ベースで約10%の株式を保有する筆頭株主となりました。
KADOKAWAはソニーGとの提携を通じて、海外での事業展開を拡大し、英語圏や中国語圏での制作や販売拠点を整備する予定です。
出版点数を増やすために、編集者を増員し、現地企業のM&Aも視野に入れています。
ソニーGはKADOKAWAの豊富なIPを活用し、グローバル展開を進める計画です。
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KADOKAWAの夏野剛社長に日本経済新聞が取材しました。
KADOKAWAにはソニーGが7日付で追加出資し、議決権ベースで約10%の株式を保有する筆頭株主となりました。KADOKAWAは出版から生まれた知的財産(IP)をアニメやゲームなど別の媒体に広げる「メディアミックス戦略」を掲げていますが、ソニーGとの提携によりこの戦略を海外でも推し進めたいと考えています。
KADOKAWAは多くの原作を持ち、売上高の半分を出版・IP創出事業が占めます。中期経営計画では2027年度に出版点数を年7000点とする目標を掲げてきましたが、2025年度にも達成できるとのことです。
KADOKAWAはソニーGからの追加出資で約500億円を調達し、うち200億円を新規のコンテンツIPの創出や取得に使います。そして、残り約300億円を海外展開に充てます。
なお、ソニーGの十時裕樹社長は「KADOKAWAが持つ豊富なIPと、幅広いエンタメをグローバル展開してきたソニーの強みを組み合わせてIPの価値の最大化を目指す」とコメントしています。
世界では日本のコンテンツは人気になっており、ネットフリックスは「ワンピース」といった日本の人気漫画を実写ドラマ化しています。KADOKAWAが持つ原作といったIPが、ソニーGとのシナジーでさらに強みを生み出すことに期待しています。
※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。