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日経新聞記事「ダイキン、電池材料でEV市場開拓 低コストの新製法対応」に注目!

コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。

本日は以下の記事を紹介いたします。
ダイキン工業、リチウムイオン電池材料でEV市場開拓 低コストの新製法 関西バッテリー考 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
以下、記事のサマリーです。

新材料の開発: ダイキンは、電極加工に使う接着剤を開発し、電池メーカーにサンプル出荷を開始しました。ドライ電極は、従来の複雑な製造工程を省き、製造コストを低減できる新製法です。
製造工程の課題: 従来の電極製造は、液状の物質を金属箔に塗り、乾燥させる工程が必要で、これがコスト増の要因となっていました。ドライ電極では、この乾燥工程を省くことができます。
ダイキンの技術力: ダイキンは、空調機器メーカーとしての技術力を活かし、フッ素材料を電極の接着剤に使用しています。これにより、耐熱性や耐薬品性が高い材料を提供しています。
市場の動向: 欧米の自動車メーカーもドライ電極に注目しており、テスラやフォルクスワーゲンがこの技術を採用しています。日本でもパナソニックエナジーが開発を進めています。
今後の展望: ダイキンは、材料供給で主導権を握ることを目指しており、各メーカーのニーズに合わせた材料開発を進めています。EV市場の成長が続く中、ドライ電極向け接着剤の役割は重要です。
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ダイキンは1924年に創業し、1933年にはフッ素系冷媒の研究に着手しています。

そして、1935年に日本初のフルオロカーボンガスの生産に成功、1942年に量産開始し、多くの日本発の製品を開発しています。

ダイキンの100年という長い歴史で培ってきた技術が、今後成長が見込まれるEVで活躍していくと考えています。

今後もダイキンならではの、多くの企業のニーズに沿った開発に期待しています。

※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。