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日経新聞記事「ホンダジェット開発者 藤野道格氏に聞く 旅客機、国産の発想転換を」に注目!

コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。

本日は以下の記事を紹介いたします。
ホンダジェット開発者 藤野道格氏に聞く 旅客機、国産の発想転換を 1社で開発はリスク■途中で設計変えない - 日本経済新聞 (nikkei.com)
以下、記事のサマリーです。

失敗の総括の重要性:過去の失敗を総括し、何が駄目だったかを明確にすることが重要です。
市場性と認定の重要性:航空機開発では市場性と認定取得が主眼であり、国費を投じたプロジェクトでは目的が見えなくなることがあります。
国産の発想の見直し:国産にこだわらず、グローバルな視点で開発を進めるべきです。
型式証明取得の難しさ:型式証明の取得には長い時間がかかり、ルールの理解と人脈が重要となります。
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藤野氏はホンダで30年以上にわたり航空機開発に携わり、小型ビジネスジェット機「HondaJet」を開発し、事業化しました。

ホンダは創業当初から、空を自由に移動できるモビリティを提供することが夢でした。その夢の実現に向けてホンダは、1986年からジェットエンジンの研究・開発を開始。2013年には小型ターボファンエンジン「HF120」が、米国連邦航空局(FAA)の型式認定を取得。そしてスタートから29年後の2015年、ビジネスジェット機 「HondaJet」を世に放ちました。コンパクトで軽量な機体でありながら、十分な広さと優れた乗り心地を実現した「HondaJet」は、小型ビジネスジェットを革新する存在になりました。

藤野氏は、iPhoneが米国産と言われても違和感がないように、航空機を日本で全てを開発することが国産という発想を変えるべきとコメントしています。また最後は民間が意思決定すべきとも発言しています。

国産旅客機の開発に再度挑む日本。ホンダも「HondaJet」を世に出すまで29年の歳月をかけました。最後まで強い意志をもってやり遂げることができるのか、注目しています。

※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。