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衆参同時選挙の可能性
はじめに
私は衆参同時選挙があると踏んでいます。そのために必要なことを述べていきたいと思います。
なぜ衆参同時戦況が必要なのか
現在、衆議院では与党が過半数割れし、厳しい国会運営を強いられています。この状況を打開するために、参議院選挙と同日に衆議院総選挙を実施し、衆議院での過半数回復を狙う可能性が高いと考えます。
過去の例を見ると、衆参同時選挙を実施すると自民党が勝利してきた傾向があります。そのため、自民党としては有利な状況を作り出す一手として、衆参同時選挙を選択する可能性が十分にあると考えられます
次期総裁の座
現状、石破内閣の支持率は44%と高水準を維持しており、政党支持率も31.3%と他党よりも高い水準にあります。したがって、石破総理が交代する必要はないと考えられます。
しかし、もし前回の衆議院選挙の結果を受けて責任を問われる形で石破総理が交代することになった場合、自民党は両議員総会を開き、簡易的な総裁選を実施すると見られます。候補者としては、林官房長官や加藤財務大臣など、安定した政権運営が期待できる人物が挙げられています。
国民民主党
今回の衆参同時選挙で最も警戒すべき政党は「国民民主党」だと考えます。確かに、国民民主党は候補者擁立に苦戦しているものの、次期衆議院選挙では議席を伸ばす可能性が高いと見られています。特に、日本維新の会を超える勢力となる可能性も考えられます。
新しいキャッチコピー
国民民主党は「手取りを増やす」という、現役世代にとってわかりやすいキャッチコピーを掲げています。一方で、自民党には明確なキャッチコピーがなく、過去には「アベノミクス」「新しい資本主義」などがあったものの、現在は「ルールを守る」という抽象的な表現に留まっています。これが支持率に影響を与える要因となる可能性があります。
最大の敵
私が考える最大の敵はメディアだと思います。なぜなら、現状自民党裏金問題(不記載)疑惑を報道し、自民党対する悪評を広めています。
今回の選挙でも自民党に対する裏金問題が焦点になると、自民党は厳しい選挙運営を攻められるのではないでしょうか?
肝は参議院
今回の選挙で最も重要なのは、参議院で自民党が過半数を獲得することです。もし過半数を確保できなければ、「ねじれ国会」となり、これまで以上に政権運営が困難になります。
かつて「竹下派の力は参議院にあり」と言われてきたように、参議院を制することが安定政権の鍵となります。参議院には解散権がないため、一度ねじれが発生すると最長6年間も続く可能性があるのです。
さいごに
衆参同時選挙は、自民党にとって国会運営を安定させるための戦略的な選択肢となり得ます。しかし、国民民主党の台頭やメディアの報道、自民党のキャッチコピー不足など、様々な要因が選挙結果に影響を与えるでしょう。特に参議院の過半数確保が、今後の政権運営の安定性を左右する重要なポイントになると考えます。