【注目の技術紹介】「アプレット領域分割技術」を活用したNTT ComのSIMが非対面決済向けクラウド型決済端末でトップシェアのアイティアクセスのクラウド型決済端末に採用
こんにちは、コモン・クリエーションです。 弊社は、国内外のIoTおよびSIM Applet関連の最新ニュースを定期的にお届けしています。
この度、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)が発表した「アプレット領域分割技術」を用いた最新の事例についてご紹介します。
今回の事例の概要
NTT Comは、自動販売機などに設置される決済端末における機微情報を、革新的な「アプレット領域分割技術」によりSIMのアプレット領域に安全に保管し、必要時にサーバーと通信するシステムを開発しました。
アプレット領域分割技術とは?
従来のSIMカードでは、SIM Appletのユーザーによる開発・搭載が難しいという課題がありました。
NTT Comが開発したこの技術は、SIM内の通信プロファイル領域とアプレット領域を分離し、管理することを可能にしました。
これにより、SIM Appletの開発とインストールが容易になり、開発プロセスの効率化とコスト削減が実現します。
さらに、アプレット領域は耐タンパ技術で保護されたセキュアな領域であるため、機微情報を安全に処理できます。
期待される効果
この技術により、デバイス内の保存領域に保管していた機微情報をSIM Appletの領域に移行することが可能になります。
これによって、決済端末の製造コストを下げる効果と、複雑な手順の簡略化が期待されます。
また、前述の通り耐タンパで保護されたセキュアな領域への情報保管は、より安全なデータ処理を可能にします。
NTT Comの今後の展望
NTT Comは、このアプレット領域分割技術の適用範囲をさらに拡大し、IoTデバイスメーカー、プラットフォームサービス事業者、アプリケーション事業者等、幅広いパートナー企業と連携を深め、新たなユースケースの創出を目指しているとのことです。
おわりに
弊社では、NTT Comが開発したアプレット領域分割技術を活用したSIM Appletの開発を進めています。
この技術に興味のある方は、ぜひ下記のフォームからお気軽にお問い合わせください。
今後もSIM Applet関連の最新情報や開発リソースに関する情報を発信してまいります。
https://common-creation.com/contact/