ヒップホップとアニメのサンプリング。 Arabic Flavor Music -STONE HEARTを聞いた感想
Arabic Flavor MusicはパリのDJ・ビートメーカーだ。
2019年頃からBandCampとSoundCloudに曲をリリースしているようで、今年4月に出たこのSTONE HEARTが1st albumということになるのか。
アルバムのアートワークを一見したところ、
星野源 POP VIRUSに似ている…?
もちろん、全然違うんだけど、狙ってるでしょ、絶対。
星野源もJ Dillaとか影響受けているらしいから、そのあたりは共通しているのかな。。。
(星野源は「逃げ恥」の主題歌とかポップな印象が強い曲しか知らなかったけど改めてアルバム通して聴くと確かにJ Dillaとかの影響感じられる曲が合って発見があるなと思いました。)
本題に戻って、このArabic Flavor Musicの音楽で一番興味深いのは
日本のアニメのセリフのサンプリングだろう。
これまでに出たシングルでもアニメの一部?をアートワークにしていたりするからアニメが好きなんだろうと思う。
クラシック、ブーンバップ、ソウル、ジャズだったり、フランス語のラップのサンプリングが続いてきて、6曲目「I Don't Wanna」でいきなり「2人用意」とか日本語が聞こえてくる。
曲の最後の方の「I Don't Wanna」というソウルミュージックのサンプリングがそのままタイトル曲「Stone Heart」へと続く。
ソウルとブーンバップのビートを行き来した後、映画のサウンドトラックのような壮大なオーケストラへとつながり、曲が終わる。
その後は再びブーンバップに戻り、曲が続くが、10曲目「{Miss the c(O)De」で暗めの曲調になったかと思うと、再び「ここで、やりましょう!」と日本語。
正直に言うと自分はアニメに全然詳しくないのでサンプリング元がわからないのだが、声的にアニメのセリフっぽい。(アニメソングではない)
全体的にはインストゥルメンタルのヒップホップ主体だが、BandCampのページの紹介文にある通り、さまざまな要素があって面白い。
すごく有名なアルバムとかだと同じ曲ばかりを繰り返して聞きたくなるが、これはアルバム通して聞きたい1枚だと思った。
サンプリング元、気になる…
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