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「かわいい」の哲学

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美容コラム・ファッションコラム 『かわいい』について、ありとあらゆる角度から哲学してます。 更新は月2〜3回。 何かと闘い続けて、毎日が潤い不足な女子と男子へ。(筆者はアラフォー…
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#かわいい哲学

『かわいいの本音と本質』【基礎化粧品】vol.美容液

どうすれば、わたしは私を好きになるのか? 突然ですが、あなたは自分のことを好きだと大声で言えますか? 誰かに「自分のこと好きですか?」だなんて尋ねられて、大声で自信満々に「もちろん!」と言える人って、あんまりいないと思うんですよね。(内心どうあれ) もちろん、そこには幾許かの謙遜や、言うなれば「他人の目」を気にしなければならないというプレッシャーのようなものがあることも自然に思い浮かべることができるけれど。 だけれど、そうした外的な要因をを全て覆したとしても「自分のこと

番外編・かわいいの本音と本質【かわいいの哲学に目覚めたキッカケ】

さてさて今日は番外編です。(誰得?) 今回は私の大好きな(高校生の頃から彼女のコラムが大好きで大好きで…)斎藤薫さんの本の紹介と、かわいいに目覚めたキッカケみたいなものについて語りたいと思います。 美容に目覚めたキッカケ センシュアルという言葉の響きにノックアウト まだ子どもだったけど、たとえば。 「センシュアル」という言葉を知ったのも彼女のおかげ。 フランス女という所謂「素敵な女」のイメージを おそらくテンプレートに沿ながら、 それでも強くカッコよく示してくれたそれらの

『かわいいの本音と本質』【ハイヒール】

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『かわいいの本音と本質』【お洋服】

突然ですが。 あなたが「可愛くなりたい」と思う理由って、なんですか?私自身の話で恐縮ですが、『かわいくなりたい』という欲求の源は至極単純、かつ非常に物理的なもので「わたしの可愛いと思う洋服をかわいく着たい」という理由がとても大きい。 正直これは30歳を過ぎた今も未だに抜けない私の性質で、どうしても自分の体形や雰囲気を理想とするその服のスタイルに(サイズはもちろんできる事なら顔までも)寄せたくなってしまう。 “わたしが在って服がある”のでは無く“服が在ってわたしがある”

『かわいいの本音と本質』【髪】

髪は女の命?昔から「髪は女の命」とはよく言うけれど、なぜそれほどまでに髪が大切なのだろうか?ぐらいにしか思っていなくて、若いころなどは髪の手入れになんか全く気を使っていなかった。 余談だが、黒檀で作られた昔ながらの花嫁道具として母が持たされた大きなドレッサーが子どもの頃の家にあって、二間しか無い小さな社宅の小さな部屋にあるそれは、あまりにも不釣り合いで異様な存在感を放っていた。 しかし、恐らく小学校4年生くらいの頃までだったろうか。 朝、学校に行く前の少しの時間、このドレッ

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『かわいいの本音と本質』【下着】

「下着を買うのに何か特別な理由なぞ無い女になれた時、本当に私は私の為だけに自分をかわいがり甘やかすことが出来るようになるのだと思う」 なんちゃって。 すごくイイ女みたいな発言をしておいてなんですが、当方全く持ってそういった人種には該当していません。 至って普通のどこにでもいるおばさんです。 (おばさんという単語は割と気に入っている) 普通のおばさんの私ですが、 実は下着(ランジェリー)は半ば趣味のように集めています。 たくさん持っているわけでは無いし、そもそも消耗品なの

かわいいの「本音と本質」【クレンジング

まだ学生だったころに読んだ何かの雑誌記事に感銘を受けて以降、 「絶対にメイクは落として寝よう」と決めてる。 が、しかし。正直言うと出来ない日もある。(みんなもあるよね?) けれど、恐らくその当時から(学生時代から)私はそのことを力説していたのだろう。 「メイクをしたまま寝るのは汚れた雑巾を顔において寝るようなもの」 という私の発言を、友人たちは未だに名言として笑いながらも記憶しているらしい。 そんな私ではあるが冒頭で話したように、その日戦い疲れ果て帰宅した日なんかは、

かわいいの「本音と本質」【口紅】

口紅が好きだ。 唐突になにと言うのかと驚かれるかもしれないが、もう一度言おう。 私は口紅が好きだ。 なぜ好きかというと、まず、その 佇まい。 この世にこんなにも官能的な存在など無いと思う。 下着だって香水だって、もちろんとてもセクシーなものだけど、 (私の中では)口紅にはかなわない。 そのセンシュアルなフォルム。魅力的な色たち。 自分が口紅を手に取ったとき、手のひらに収まる重さと感覚。 唇に紅を付ける仕草と指先まで含めて、全部が美しい。 ここ数年はマスク生活が続き、私

かわいいの「本音と本質」   

【メガネをかけた不機嫌な少女】 子どもの頃。 母親からよく「ドナルドダックの口はやめなさい」と言われていた。 私の唇は元来分厚い方であった上に、 事あるごとにそれをぶーっと突き出しているような子どもだったからだ。 今にも繋がりそうな濃くて太い眉に 牛乳瓶の底みたいな眼鏡をかけた不機嫌で生意気な少女がそこにいた。 もちろん可愛いねと誰かに言われれば、それなりに嬉しくはあったのだろうが、 その頃は(恐らくその年代の多くの子どもがそうであったのと同じように)自身の容姿などどう