マガジンのカバー画像

「かわいい」の哲学

18
美容コラム・ファッションコラム 『かわいい』について、ありとあらゆる角度から哲学してます。 更新は月2〜3回。 何かと闘い続けて、毎日が潤い不足な女子と男子へ。(筆者はアラフォー…
運営しているクリエイター

#多様性を考える

『かわいいの本音と本質』【下着】

「下着を買うのに何か特別な理由なぞ無い女になれた時、本当に私は私の為だけに自分をかわいがり甘やかすことが出来るようになるのだと思う」 なんちゃって。 すごくイイ女みたいな発言をしておいてなんですが、当方全く持ってそういった人種には該当していません。 至って普通のどこにでもいるおばさんです。 (おばさんという単語は割と気に入っている) 普通のおばさんの私ですが、 実は下着(ランジェリー)は半ば趣味のように集めています。 たくさん持っているわけでは無いし、そもそも消耗品なの

かわいいの「本音と本質」   

【メガネをかけた不機嫌な少女】 子どもの頃。 母親からよく「ドナルドダックの口はやめなさい」と言われていた。 私の唇は元来分厚い方であった上に、 事あるごとにそれをぶーっと突き出しているような子どもだったからだ。 今にも繋がりそうな濃くて太い眉に 牛乳瓶の底みたいな眼鏡をかけた不機嫌で生意気な少女がそこにいた。 もちろん可愛いねと誰かに言われれば、それなりに嬉しくはあったのだろうが、 その頃は(恐らくその年代の多くの子どもがそうであったのと同じように)自身の容姿などどう