コジレック的「ファウンデーションズ」収録カードレビュー
初心者にオススメの統率者はコジレック!
はじめに
初心者にオススメの統率者はコジレック!(挨拶)
先日、MtG最新弾「ファウンデーションズ」の全カードが公開された
いままで発売されていた基本セットの代わりとなるものであり、今後5年間はスタンダードで使用できるという汎用カードの詰まったセットとなっているが
今回もコジレックデッキに投入可能なカードをレビューして行こうと思う
※この記事はある程度MtGに明るい方向けに書いています
分からない用語などがありましたらMtGwikiなどを参考にしていただけると幸いです
カードの評価基準はこちらの記事を参照して下さい
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対戦やコジレック関連の雑談など統率者戦に関する雑談の場です
《七つの死の種父》
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役割:エルドラージ
先制攻撃、警戒、威迫、トランプル、到達、絆魂、護法を持つエルドラージ
7マナ、パワー7、タフネス7、7つの能力、7文字の名前と7尽くしのクリーチャーとなっており、それぞれの能力も噛み合っている
先制攻撃を持っているので接死を恐れずに攻撃でき、警戒を持っているので殴った後は防御に回ることもできる
威迫とトランプルでダメージを通しやすく、絆魂で大幅にライフを回復してくれるのでライフを失いがちなコジレックデッキにとって重要な回復源となるだろう
到達でコジレックデッキが苦手とする飛行持ちを仕留めることが出来る上に、護法で7点のライフを要求するので除去もし辛いと防御面も隙が少ないのも魅力
コジレックデッキでは7マナは比較的捻出しやすく、コスト軽減などを駆使すればかなり早く場に出すことも可能だ
装備品などでさらに能力を付与すれば手がつけられなくなるだろう
総じてコジレック着地までの優秀な繋ぎとして使えるかなり優秀なクリーチャーだ、積極的に採用を考えてもよいだろう
《つややかな雄鹿》
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役割:A
生贄に捧げると基本土地2枚を山札から場に出せるアーティファクト・クリーチャー
以前レビューしたカードのため詳細は割愛
貴重な土地加速カードであるが、最近は基本土地を数枚しか採用しないコジレックデッキも多く
他に能力を持つ土地やアーティファクトでマナ基盤を固めることも増えて着ているので、優先度は下がりつつある
とはいえ未だに強力なマナ加速手段であるため、採用されているデッキも多い優秀なカードだ
《冒険者の装具》
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役割:B
上陸するたびに装備クリーチャーに+2/+2の修正を与える装備品
土地が出るたびに+2/+2修正を与えるため、基本的には1ターンに1度しか修正を与えられない事になる
コジレックデッキでは1ターンに複数土地を出すカードはあまり採用されないためそれ以上の修正値を求めるのは厳しく
他に何かしらの能力を付与する訳でもないため、軽さを鑑みても安定感に欠けるこちらよりも他の装備品を優先したほうがよいだろう
《力線の斧》
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役割:B
装備クリーチャーに+1/+1修正と二段攻撃及びトランプルを付与する装備品
ゲーム開始時に手札にあればそのまま場に出せる能力も持つ
《炎叫びの杖》を一回り重くしたら色々能力がついてきたといった感じの性能で、大型クリーチャーの多いコジレックデッキとも相性が良い
Fireshrieker / 炎叫びの杖 (3)
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは二段攻撃を持つ。(それは先制攻撃の戦闘ダメージと通常の戦闘ダメージの両方を与える。)
装備(2)((2):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)
統率者戦では1枚しか採用できずデッキ枚数が多いため唱えずとも場に出る能力を使う機会はめったにないだろうが、それでも二段攻撃とトランプルの付与はかなり強力
コジレックに装備すれば21点の統率者ダメージを与えやすくなり、一気に勝ちに行くことも可能だろう
勝負を決めに行くのであればお馴染みの名誉エルドラージこと《荒廃鋼の巨像》も候補に上がる
Blightsteel Colossus / 荒廃鋼の巨像 (12)
アーティファクト クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ゴーレム(Golem)
トランプル、感染、破壊不能
荒廃鋼の巨像がいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれる場合、代わりに荒廃鋼の巨像を公開し、それをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。
11/11
トランプルが重複するが、破壊不能を持つ12/12感染持ちが二段攻撃で殴りかかってくれば防ぐ手段は限られる
それら以外の大型エルドラージに装備しても20点前後の戦闘ダメージを与えられるため、極めて強力な詰め手段になってくれるだろう
総じてエルドラージの高いパワーを活かせるカードだ、クリーチャーによる戦闘で勝ちを狙うのであれば採用の優先度は高くなるだろう
《居合刀》
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役割:B
装備クリーチャーに+2/+0修正と先制攻撃を与える装備品
いわゆる「居合抜き」をイメージした装備品で、相手より先に攻撃することで「居合の速さ」を表現しているのであろうか
高いパワーを持つエルドラージは先制攻撃と相性が良く、接死や絆魂などを恐れずに相手のクリーチャーを打ち取れるのはメリットだが、それだけのために採用するか?となると難しい
他の能力が弱めのため、戦闘面の補助を期待するのであれば他に優先したい装備品はあるだろう
《巨大戦車》
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役割:C
強制攻撃と、壁にブロックされない能力を持つアーティファクト・クリーチャー
以前レビューしたカードのため詳細は割愛するが、やはりコジレックデッキでは戦闘面で頼りになりにくのが難点
序盤はクリーチャーを並べるよりもマナ基盤の確保を優先したいため、採用の優先度は低いだろう
《構内ガイド》
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役割:C
場に出た時に山札の一番上を好きな基本土地にできるアーティファクト・クリーチャー
基本土地を1種類しか採用しないコジレックデッキでは基本土地サーチのうま味があまりなく、さらに直接手札に加えずに山札の一番上に置いてしまうため使い勝手が悪い
2マナのアーティファクトであれば《精神石》などのマナ・アーティファクトを優先したい所なので、コジレックデッキでの需要はあまりないだろう
Mind Stone / 精神石 (2)
アーティファクト
(T):(◇)を加える。
(1),(T),精神石を生け贄に捧げる:カード1枚を引く。
《煌めく障壁》
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役割:A・C
防衛を持ち、死亡時に宝物を生み出すアーティファクト・クリーチャー
上のカードよりも壁として役立てる分使い勝手は向上しているが
死亡しないとマナ加速にならず、かつ生成されるのが宝物トークンなので使い切りなのが惜しい
同じ2マナなら継続的にマナを生成できるマナ・アーティファクトを優先したいだろう
《真面目な身代わり》
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役割:A・C
戦場に出た時基本土地を山札から場に出し、死亡した時には1枚ドローできるアーティファクト・クリーチャー
4マナと若干重めなものの、土地を伸ばしつつ死亡時もドローが出来るため基本的には出しておいて損のないクリーチャーで
2/2と低めのスタッツも「死亡しやすい=ドローしやすい」と捉えればあまり問題ではない
4マナの呪文には厄介なものも多く、土地が伸び切った終盤では手札に抱えておいて《大いなる歪み、コジレック》の打ち消し能力用コストとして確保しておくのもありだろう
《紋章旗》
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役割:A
色1つを選び、選んだ色のマナを生み出すアーティファクト
選んだ色のクリーチャーを+1/+0修正する能力を持つ
無色は色ではないので選べず、パワー増加の恩恵は受けられないだろう
それ故に単なるマナ・アーティファクトとして運用することになるが、3マナのマナ・アーティファクトなら他に何かしらの効果を持ったものを採用するだろう
単色デッキで輝く効果だが、コジレックデッキとの相性はあまり良くない
《親族旗》
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役割:B
場に出た時クリーチャー・タイプを指定し、既に場に出ている指定したタイプを持つクリーチャー1体につきカウンターを1つ置くアーティファクト
指定したタイプのクリーチャーはこのアーティファクトに置かれているカウンターにつき+1/+1修正を受ける
少々ややこしい書き方だが場に出ているクリーチャーのタイプが揃っていて、かつ多いほど味方全体が強くなる能力である
エルドラージの割合が多めなコジレックデッキではぜひともエルドラージを指定したい所だが、その場合あまり大量にエルドラージが並んでいる盤面が少ないのが難点だろうか
そもそももともとのパワーが高いエルドラージを多少修正したところであまり恩恵は得られないが
《まばゆい肉掻き》や《走り回る侵略》などで落とし子・トークンをあらかじめ大量に並べておけば大幅にパワーアップすることが可能なため、選択肢の1つとして覚えておくのも悪くないだろう
Glaring Fleshraker / まばゆい肉掻き (2)(◇)
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi) ドローン(Drone)
あなたが無色の呪文1つを唱えるたび、「このクリーチャーを生け贄に捧げる:(◇)を加える。」を持つ無色の0/1のエルドラージ(Eldrazi)・落とし子(Spawn)クリーチャー・トークン1体を生成する。
これでない無色のクリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、まばゆい肉掻きは各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える。
2/2
Skittering Invasion / 走り回る侵略 (7)
同族 ソーサリー — エルドラージ(Eldrazi)
無色の0/1のエルドラージ(Eldrazi)・落とし子(Spawn)クリーチャー・トークンを5体生成する。それらは「このクリーチャーを生け贄に捧げる:(◇)を加える。」を持つ。
《貪欲な護符》
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役割:C
クリーチャーを生贄に捧げると1枚ドロー出来るアーティファクト
生贄に捧げれば今まで捧げたクリーチャー分のライフロスを各対戦相手に与えることもできる
いわゆる「サクり台」と呼ばれるもので
余ったクリーチャーを処分したり死亡時の誘発能力を持つクリーチャーを生贄に捧げることでアドバンテージを得るタイプのアーティファクトのため、コジレックデッキではあまり使う機会に恵まれないだろう
落とし子などをドローに変換出来るとはいえ、生贄にするにはタップしなければならないと1ターンに能力を使える回数も限られており
あまりコジレックデッキとは噛み合わないカードといった印象だ
《這いまわる落書き屋》
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役割:C
アップキープ開始時に各プレイヤーに1枚ドローさせ、相手がドローするたびに1点ライフを失わせるアーティファクト・クリーチャー
手札補充が重要なコジレックデッキにおいて置くだけで毎ターン2ドローが出来るのは強力
さらに相手はドローする度にライフが減っていくため、無限ドロー系のコンボはこれがあるだけで実質不可能になる
それ以外にもドロー加速系のカードを入れている相手は使うのを躊躇するだろう
とはいえ多少のライフロスを覚悟で引いてくる相手も少なくないと思われる上3/2と除去されやすいスタッツのため過信は禁物だが
相手にとっては追加ドロー目当てに残しておいてくれる可能性もある
多人数戦という特殊なルールで行われる統率者戦で駆け引きを生み出すため、使い手の立ち回りを試される面白いカードと言える
ちなみに相手に使われたりコントロール奪取されたりするとこちらのコジレックによる大量ドローが大ダメージに繋がってしまうのでそこは注意だ
《速足のブーツ》
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役割:B
以前レビューしたカードのため詳細は割愛するが
やはり1マナで呪禁・速攻の付与が出来るのは強力、コジレックをはじめとした大型エルドラージを除去から守るだけでなく、出たターンにすぐ滅殺などの強力な能力を使えるようになるため相性が良い
今だに必須枠と言ってもよい、非常に強力な装備品だ
《金脈のつるはし》
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役割:A・B・C
装備クリーチャーが戦闘ダメージを与えるたび宝物トークンを生成する装備品
マナ加速にはなるものの、誘発条件が戦闘ダメージを与えたときとチグハグなのが難点
クリーチャーを出したいからマナが欲しいのに、クリーチャーを出さないとマナが出ないという矛盾はデッキに入れるクリーチャーの数が少ないコジレックデッキでは解消しづらいだろう
+1/+1の修正も微々たるものなので、コジレックデッキ以外の序盤から殴りに行くタイプのデッキで使う方が良い
《釣り竿》
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役割:C
1マナ支払いタップすることでカウンターを置き、装備クリーチャーがアンタップする度に魚・トークンを生成する装備品
タップすることで竿を投げ、アンタップすることで釣り上げるというイメージだろうか?
性質上クリーチャーをアンタップする必要があるので、攻撃するなり自身をタップする能力などでタップ状態にしておき、次のターンのアンタップでトークンを生成するのが基本の運用になるだろうか
とはいえ出てくるトークンは1/1のバニラと役立てにくく、コジレックデッキではあまり有効活用する手段がないのも現状だ
コンボ目的で投入するにしても使い所の難しいカードであるため、投入はよく考えてからにしたい
《隕石ゴーレム》
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役割:C
これも以前レビューしたカードのため詳細は割愛するが
土地以外の万能パーマネント除去はやはり強力で、相手の《大いなる創造者、カーン》などの厄介なメタカードを除去出来るのは魅力
Karn, the Great Creator / 大いなる創造者、カーン (4)
伝説のプレインズウォーカー — カーン(Karn)
対戦相手がコントロールしているアーティファクトの起動型能力は起動できない。
[+1]:クリーチャーでないアーティファクト最大1つを対象とする。あなたの次のターンまで、それはパワーとタフネスがそれぞれそれのマナ総量に等しいアーティファクト・クリーチャーになる。
[-2]:あなたは、ゲームの外部からあなたがオーナーであるアーティファクト・カード1枚を公開するか、追放領域にあるあなたがオーナーである表向きのアーティファクト・カード1枚を選んでもよい。そのカードをあなたの手札に加える。
5
今後も呼び声がかかることが多いだろう
《ならず者の道》
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役割:B・C
こちらも以前レビューしたカードのため詳細は割愛するが
やはり無条件でのアンブロッカブル化は高パワークリーチャーの多いコジレックデッキと相性抜群
付与するクリーチャーに寄っては相手を一撃で敗北させられるなど非常に強力なシナジーを形成している
未だに第一線級で活躍する強力な土地だ
《進化する未開地》
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役割:C
こちらもレビュー済みのため割愛
《閑静な中庭》
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役割:A
特定のクリーチャー・タイプを唱えたり、特定のクリーチャー・タイプの起動型能力を起動する時に限り好きな色のマナを生み出せる土地
コジレックデッキで色マナを生み出せるメリットは薄く、エルドラージを宣言したところで得られる恩恵は少ない
アンタップインなので動きを邪魔せず運用できるが、他の土地のほうが優先度が高いだろう
《魂石の聖域》
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役割:A・C
4マナ支払うことですべてのクリーチャータイプを持つ3/3のクリーチャータイプになる土地
いわゆるミシュラランドの一種だが、似たような能力を持つ《変わり谷》と違ってこの土地は能力を使うとゲーム中ずっとクリーチャーとして戦場に立ち続けることが可能となる
Mutavault / 変わり谷
土地
(T):(◇)を加える。
(1):ターン終了時まで、変わり谷はすべてのクリーチャー・タイプを持つ2/2のクリーチャーになる。それは土地でもある。
場に出ている無色クリーチャーやエルドラージの数を増やしたい時に使えるものの、クリーチャーした後は土地に戻れないので除去されるリスクが常に付きまとうようになるのは注意しておこう
おわりに
今後のスタンダードを定義するセットということもあり、多種多様な汎用カードが収録されている今弾
開発スタッフのマロー氏が事前に予告していたとはいえ、エルドラージがスタンダードに長年居座るのは初心者にエルドラージの強さを知ってもらう良い機会になるだろう
これを切っ掛けにMtGを始めたばかりの人やスタンダードのプレイヤーにエルドラージの素晴らしさ、強大さを知ってもらい
「君が切り札にしてるエルドラージはもっと色んな種類があるんだ、すべてのエルドラージを使える統率者戦に興味はないかい?」と統率者戦への道を示すこともできるだろう
それでは次回「イニストラード・リマスター」レビューでお会いしよう
2024/11/02「初心者にオススメの統率者はコジレック」botの中の人
画像引用元:WotC公式サイト「ファウンデーションズ」カードイメージギャラリー