コジレック的「統率者マスターズ」再録カードレビュー(3)
初心者にオススメの統率者はコジレック!
はじめに
この記事は「統率者マスターズ」の再録カードレビューその3です
1~2はこちらからどうぞ
※この記事はある程度MtGに明るい方向けに書いています
分からない用語などがありましたらMtGwikiなどを参考にしていただけると幸いです
カードの評価基準はこちらの記事を参照して下さい
《友なる石》
役割:A
対戦相手がコントロールしている土地が生み出せる色であればどのような色のマナでも生み出せるようになるアーティファクト
基本的に相手の土地からマナが生み出せない、という状況は起こり得ないため確実にマナを生み出せると考えてよいだろう
相手の色とこちらの色が合わないという点もマナの色を問わないコジレックデッキなら気にならず、実質的に2マナのマナ・アーティファクトとして使用できる
軽いマナ・アーティファクトはコジレックデッキにとって序盤を支える重要なパーツとなるので是非とも投入しておきたいカードだ
《火想者の器》
役割:A
2マナを生み出すアーティファクト
以前のレビューから様々な事情を考慮した結果オススメ度を2から4へと上げさせてもらった
タップインとはいえ4→7のジャンプは強力、2ターン目に2マナのアーティファクトを唱えられれば1→2→4→7と4ターンで7マナ帯に到達することが可能だ
そこからは中型のエルドラージを唱えるなりズロドックでさらなる連鎖の準備をするなり自由に動こう
《先祖の刃》
役割:B
装備クリーチャーのパワーを3増加させ警戒とトランプルを付与する装備品
このアーティファクトを装備しているクリーチャーが死亡した時、自分のコントロールする他のクリーチャーにタダで装備させられる効果も持つ
警戒とトランプルはエルドラージにとってそれなりに有り難いのだが合計6マナというコストの重さが目立つ
修正もパワーだけと高パワーの多いエルドラージでは旨味が少なくイマイチ
装備を引き継がせる能力も大量にクリーチャーを並べるわけではないので有効活用し辛い
と装備品としては決して弱くないのだが、コジレックデッキとはいまいち噛み合いが悪い印象を受ける1枚だ
《鋳造所の検査官》
役割:C
アーティファクトを唱えるコストを1減らすアーティファクト・クリーチャー
アーティファクトを大量に採用するコジレックデッキにとってアーティファクトのコスト軽減は非常に強力に働き、加えて効果の影響を受けるのが自分だけなので相手のアーティファクトを軽減してしまうこともない
《神秘の炉》と《師範の占い独楽》の1マナ1ドローコンボが無限ドローコンボになるなど、このカードがあるだけでぐっとデッキの回転率が上がるのだ
(独楽のタップ効果を起動し1枚引いて独楽を山札の上に置く→炉の効果で山札の一番上にある独楽を唱えるループ、アーティファクトのコストが1つでも減っていれば無限ドロー)
本体の貧弱さはどうしようもないが、それを差し引いても採用に値するカードと言えるだろう
《晶洞ゴーレム》
役割:A
以前レビューしているため詳細は割愛
唱えるのに10マナもかかってしまうコジレックをタダで唱えられるのは非常に強力、ダメージを通せそうな状況なら積極的に狙いに行こう
注釈文にもある通り統率者税などの追加コストは支払う必要があるので注意だ
《金粉の睡蓮》
かのパワー9が一角《ブラック・ロータス》が毎ターン使える代わりに0マナから5マナになった1枚
重さが目立つが1枚から3マナも生み出してくれるのは破格、アンタップすれば何度でも使えるため《通電式キー》などと組み合わせればさらなるマナ加速が可能だ
コジレックデッキにおいてマナ加速の重要度は他のデッキに比べて高いためこのカードは十ニ分の活躍を見せてくれるだろう
《ナザーンの槌》
役割:B
装備クリーチャーのパワーを+2し、破壊不能を付与する装備品
このカードか他の装備品が場に出た時自分のクリーチャーにタダで装備できる効果も持つ
なんといっても場に出してすぐ装備できる後者の能力が優秀であり
本来装備品は本体を唱える用のマナ+装備用のマナが必要なところを本体分のマナだけで装備までできるのは嬉しい
除去の蔓延る統率者戦環境において破壊不能の心強さは他フォーマットの比ではない、コジレックを初めとした重要なクリーチャーを守るのに役立ってくれるだろう
ただし注意点としてこのカード自体は破壊不能を持っていないため、相手のアーティファクト除去の対象になってしまうことは注意したい
《憑依の外套》
役割:B
装備クリーチャーに警戒・トランプル・速攻を付与する装備品
軽さの割に付与できる能力が多く一見すると優秀に見えるのだが、合計4マナ支払って得られる能力としては少し心もとない印象を受けてしまう
戦闘ではそれなりに便利になるものの呪禁や破壊不能などの耐性も得られないため装備品としては他に優先するべきものが多いだろう
ただコジレックに装備するのであれば警戒とトランプルがいい味を出してくれるので枠が空いているのであれば投入してもよいかもしれない
《心臓貫きの弓》
役割:B
装備クリーチャーが攻撃するたびに防御プレイヤーのクリーチャー1体に1点のダメージを与える装備品
殴るたびにクリーチャーを除去できる可能性があるが、それはタフネス1のクリーチャーに限られ、ちまちまと1点ダメージを与えたところで大抵のクリーチャーには意味がない
せめてダメージの発生源がクリーチャーであれば接死が有効だったのだが…
コジレックどころか装備品を活用出来る統率者でも扱いづらい1枚だろう
《英雄の刃》
役割:B
装備クリーチャーに+3/+2の修正を与え、伝説のクリーチャーが出るたびに自動的に装備出来る装備品
得られるのがP/Tの修正のみなのに装備コストが4と重いため、基本は自動装備効果で装備することになるだろう
コジレックは伝説のクリーチャーなのでコジレックを自動で強化してくれるのは嬉しいのだが、その場合今度はP/T修正以外の効果がないのがネックになる
パワーの低い統率者をサポートするのには役立つが、最初から12という十分な統率者ダメージを与えられるコジレックにとって+3程度の修正ではあまり意味をなさないのが現状だ
便利かつ極力な装備品ではあるのだが、コジレックデッキでは活躍の場に恵まれにくいだろう
続く
2023/07/25「初心者にオススメの統率者はコジレック!」botの中の人
画像引用元:WotC公式サイト「統率者マスターズ」カードイメージギャラリー
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