好きこそものの・・・

本来は「上手なれ」と続くわけですが、さて、どうでしょうか。

はじめまして。こちらでは「つたえびと」と名乗ることにしました。

noteにアカウントを作ってからずいぶんと日が経ってしまいました。

どうやらお作法としては、まず自己紹介をということらしいですね。では。

英語との出会い

ごくごく普通の公立の中学校に入り、1年生の英語の授業が始まる前、NHKラジオの「基礎英語」講座に遡ります。確か当時は基礎英語シリーズも「続・基礎英語」などとレベルが分かれていたような記憶もありますが、一番最初の講座からスタートしました。テキストを手にしたときからなんだかドキドキしていた気がします。今はずいぶんと早いうちから英語に触れることも珍しくなくなっているようですが、私は中学1年生のときに英語に触れました。

そして学校での授業も始まり、1年生の夏休み。同じクラブの友人たちとプールへ遊びに行きました。そこに外国人女性が2人。もしかすると、初めてまともに目にした外国人だったかもしれません。仲間内で「話しかけてみよう」「恥ずかしい」などと肘を突き合いながらいると、向こうから話しかけてくださいました。年齢だか何かを聞かれ、意気揚々と、でも少し緊張しながらラジオで習ったとおり、"I'm in the seventh grade!"と言いました。そうするとしっかりと反応が!

通じた!!!!!

今でもそのときの情景を思い浮かべることができるのですが、冗談ではなく「望外の喜び」という感じで、このときの嬉しさが基になって「英語」が好きになりました。授業の発音練習では友達と張り合って大声で練習するようにもなり、今に続くというわけです。根が単純なものでして。

NHKのラジオ講座は中学1年生のときからずっと聞き続けており、今は録音でという形ではありますが、溜めつつも細々と続けています。

英語学習

「英語はどうやって(学んだんですか)?」という質問は、数え切れないくらい受けてきました。真っ先に「NHKのラジオ講座でです」と答えます。事実だと思っています。大抵は驚かれます。ものすごく地道な努力が必要ですからね。毎日ラジオ講座を聴き続けるというだけでも。

留学経験、海外在住経験ともにゼロですし、大学の専攻も語学とはまったく無関係です。最近は留学や海外在住はあまり珍しくなくなっていることもあり、経験ゼロと言うのがちょっと躊躇われることもあるのですが、事実ですから仕方がありません。海外旅行もしないんですよね、実は。

英語に限らず語学の学習には終わりがありません。母国語である日本語もしかり。新しい発見をする度にいまだに嬉しいですし、まだまだだな、と自分を戒めてもいます。

伝えるということ

紆余曲折を経て、今はフリーランスの英日通訳者・翻訳者として口に糊しているわけですが、やはり表面的に言語を変換するだけではダメだと思っています。きちんとメッセージを伝えることができなければ存在価値がありません。通訳の仕事のときには「きちんとメッセージは伝わっているだろうか」と余裕がある場合は話す速度にも気をつけ、翻訳の仕事のときには「どういう表現、単語を使えば伝わりやすいだろうか」ということを考えるようにしています。メッセージや情報の受け手がどういう方なのか、ということも踏まえてです。言うは易し、なのですが、日々「伝えるということ」を念頭に、通訳者としての仕事をメインに翻訳者(そしてたまに全国通訳案内士)として働き、さらに最近は「言葉」つながりでナレーションやボイスオーバーの仕事もしている次第です。

守秘義務がありますので、あまり具体的なことを書くことはできません。ですので、更新頻度は低くなるかと思いますが、仕事周りのことや言葉のことなどを、この新たな伝える手段であるnoteを通じてお話しできればと思っています。

よろしくお願いいたします。

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