コーチ・コンサルタントへ!稼ぐため"だけ"のノウハウに踊らされない
こんにちは。対話の専門家 田口淳之介です。
この記事は個人でコーチ・コンサルタントとして自分らしくしっかり稼ぎ、生きていきたい。そんな願望をもった方に向けての記事です。
単純に「稼げるようになりたい"だけ"」のコーチ・コンサルタントの方や、ちょっとお友達の相談にのれたらいいの」という方は読まないでください。気分を害する恐れがあります。
この数年間だけでも、さまざまななビジネスのサポートにたくさん携わってきました。
店舗ビジネスの新規オープンサポート。たとえば美容院やアイラッシュサロン、エステサロンなど。
また、サッカースクールの起ち上げなどもサポートしてきました。
しかし、ビジネスサポートで最も多くご相談される業種はコーチ・コンサルタント・カウンセラーといった無形サービスを提供するビジネスパーソンから。
ボク自身が無形のサービスを提供しているので、ご相談される機会が多かったのだと思います。
「田口さんはどうやってクライアントさんを全国につくったのですか?」
「どのように法人営業していますか?田口さんコツを教えてください」
「田口さんがSNSの活用で大切にしていることは何ですか?」
このような質問やお問い合わせは、書籍を出版してからさらに増えている気がする。
しかし、正式なお申込みをいただく場合を除き、ボクはこのような質問にちゃんと答えたことはありませんでした。
だいたい決まって「全国でフラフラ飲んでいたらいつの間にか…」みたいな感じの返答をしてきました。(ボクの悪いクセです。メンドーだったり照れるといつも適当なことを言い出す)
なぜ適当な返事をしていたのか?
それには理由があるんです。
それは「ビジネスサポートをしているのがバレるのが嫌だ」という想いがあったからです。
ボクは対話の専門家として、主に経営者さんから人間関係や組織についてのご相談を受けることを仕事にしている人間。職業で言えば顧問業。
さらに言えば経営者・役員・ビジネスパーソンが自分自身に向き合うのをサポートすることこそが本業です。
なので、ビジネスサポートをお受けするケースの9割は、リーダーシップ・プログラムを受講していただいているクライアントの会社。もしくは信頼できる方からのご紹介でした。
残り1割はボクのSNSを見てコンタクトしてきてくれた方。そこでタイミングよく会えて、なおかつ本気で夢を語ってくれた方からのオファーを受けるのみにとどまっていました。
さらに、ボクがコーチやコンサルタントのサポートを積極的に受けてこなかった理由があります。
①時間
時間というのは、ボクのもっている時間のことです。
つまりはボクの命です。
Twitterを見てくれている方はご存知のかたもいるかもしれません。
ボクは出張でとにかくよく国内を移動しています。これはずっと同じ場所にいることが大の苦手だからです。全国からオファーがあるので出張自体は嘘ではありません。
しかし、そもそもボクという人間は同じ場所でじっとしていられるような身体に生まれていない。
いろんな街のいろんな景色を見てみたい。
いろんな街の方言を聞きたい。
そして、ボクはいろんな街のいろんな呑み屋さんで自分のペースで楽しく呑みたい。
要はとにかく自分が「楽しい!と思うことだけをしていたい」という生き方を望み、実際にそうしているワガママな男です。
そのために、ビジネス的にいえば効率性をほぼ無視して「とにかく楽しみまくる」に走った結果、現在のライフスタイルを築きました。
「とにかく楽しみまくる」に走った結果、②売上(一ヶ月)はだいたい200万円くらい。
正直言って、売上げをお伝えるような下品なことをするのは大嫌いです。
しかし、今回のnoteでは「これから稼いでいきたい」と思っているコーチやコンサルタントの方々に本気で伝えたいことがあります。そのため、何もかもぶっちゃっけようと思って掲載しました。
また、この写真を載せた意味は「稼いでいるよ」じゃなくて、むしろそれとは真逆の話。
自分の感覚では「稼いでいるとはまったく思っていない。だから、稼ぐ方法を教えようとは1ミリも思わなかった」というのが本当のところです。
ちなみに無形サービスを提供して、月々安定的に100〜200万円くらい稼いでいるならば、「市場に求められるサービスをきちっとしたカタチで提供していると考えてもO.K」というのがボクの肌感覚です。
ただ、さらにこのnoteでは自分のことをぶっちゃっけますね。
ボク、この数年は労働時間が短かったんです。
正直に言うと、一日平均4時間くらいしか働いていません。長くて「6時間の日があるかな?」というくらいです。ここで読者の方に意識してもらいたいのが自分の「時給」です。
特別なバックボーンをもたない人間が、主に1on1の無形サービスを提供し、安定的に月商300万円をつくるなら、一日最低でも8時間は集中して仕事すべき期間が必要です。(ボクは2022年から夢に向かって動き出しているので遊び時間をグンと減らして、真面目な生き方にシフトしつつあります)
さらに言えば、月商1,000万円以上を目指す場合は、ビジネスモデルの構造自体を変化させなくてはいけません。
話が長くなりましたが、とにかくこの数年間は上記のような理由から、コーチやコンサルタントの方々に自らビジネスサポートを提供しようなんて、ボクは考えもしていなかったのです。
稼げる"だけ"のノウハウに踊らされないということ
かなり長い前置きを読んでいただきました。
でっ、これが今回のメインテーマです。
"稼げる"だけ"のノウハウに踊らされないで"
今回はコーチ・コンサルタント・カウンセラーといった方々にこのことを届けたくてnoteを書いています。
コーチ・コンサルタントといった職業に就く方は、学習意欲の高い傾向にあります。また、関わらさせていただくコーチやコンサルタントの方々はみな非常に真面目です。
しかし、そんな方々によくある課題がコレ。
学習費用の回収がなかなかできていない💧
この課題について深堀りして聞いてみると、こんな課題が隠されています。
「人脈が無い」
「営業に苦手意識がある」
「SNSの発信が続かない」
「何からはじめたらいいのかよくわからない」
「売れるサービスのつくり方がよくわからない」
「無料〜5,000円くらいの単価から抜け出せない」
「独立したのはいいけど自分を売るのが苦手だ」
このnoteを最後まで読んでもらえれば、このような課題をクリアするための答えがきっとみつかります。そして「これをすれば稼げます!」的な安易な話に踊らされなくなると思います。
むしろ、「なぜ自分がその仕事をするのか?」といった大切な問いをたて、その問いに向き合いつつ、本来自分がやるべきこと、やらないことが徐々にクリアになっていくはずです。
「仕入れ」感覚をもっていない人はビジネスがうまくいかない
新しい学習を繰り返し、クライアントのためになる新しいスキルを身につけた。しかし、その学習費用の回収がなかなかできていない。
つまりは自分のサービスを購入してくれるクライアントがいない。結果、ビジネスとして成立していない。
このような問題が起こる原因はズバリ「仕入れ」感覚の欠如です。
どんなビジネスにも「仕入れ」は存在します。その仕入れに付加価値をつけてお客様に提供するのがビジネスです。
これは八百屋でもお寿司屋さんでも、BARでも、とにかくどんなビジネスにも言えることです。
無形のサービスを扱うコーチングやコンサルティングでも同様です。
しかし、特にコーチやカウンセラーの方々は「楽しい!」とか「自分のためになる」といった理由で学びはじめるケースがとても多いもの。
つまり「学び」=「仕入れ」という感覚が欠如しているのです。
仮に10万円のセミナーに参加して、新しいコーチングスキルを学んだとします。そしたら最低でもその学習にかかった10万円はなるべく早めに回収しなくてはいけません。
回収期日や回収方法が定まらないまま、次々に学んでいく人が大勢います。
このような方々に怒られ、嫌われるのを覚悟で言います。
「完全に狂っている」
八百屋で言えば、売れ残っている野菜を店頭に並べながらどんどん新しい野菜を仕入れるようなもの。実際にこんな八百屋があれば、誰もそこで買い物しないことは簡単に想像できます。
そしてこの八百屋がなくなることも想像できます。
ただ、実際には八百屋さんの場合は商品を陳列するスペースに限りがあります。また野菜や果物は時間の経過とともに腐ってしまいます。なので、このようなことは起こりにくい。
しかし、八百屋さんで起こらないことが起こってしまうのが無形サービスの怖いところ。
在庫を置いておくスペースに限りがない。むしろ脳の中であったり心のなかであったり、とにかくスペースは無限。また、実際に学んだスキルが腐ることもない。
そのため、無形サービスで稼ぐことができない人は「余剰在庫を抱えている」ということに気がつかないんです。
もし、あなたが今「これまでたくさん学んできた。なのに、その学びが売上に満足のいくカタチで繋がっていない」と感じている。そして、なんとなく「気が重い」とか「イライラを感じている」ようなら、安心してください!
未来は明るいです。なぜなら、その気持ちは「抱えすぎている在庫に気がついている証拠」だからです。
本当に危険なのは、余剰在庫に気づかず学ぶこと(仕入れること)だけに夢中になっている人です。
親の資産が莫大にあるとか、大きな収入源がいくつもあるといった人以外は、学び(仕入れ)と販売のバランスに敏感でいないと危険です。
「営業に苦手意識がある」や「SNSの発信が続かない」などの課題の原因は「仕入れ」感覚の欠如だと言いました。
では「仕入れ感覚の欠如はなぜ起こるのでしょう?」
この問いに対する答えこそ、今回「稼ぐ」という課題を抱えているコーチ・コンサルタント・カウンセラーといった無形サービスを扱う方々に、ボクがもっとも伝えたいことです。
と、同時にこの問いに対する答えの中に「稼げる"だけ"のノウハウに踊らされないで」というメッセージが埋め込まれています。
コーチ&コンサルタントに仕入れ感覚の欠如が起こる5つの原因
【課題~ビジネスIQ】
①ビジョン&コンセプトが言語化されていない
ビジョンが明確になっていないビジネスは求心力をもちません。また、コンセプトが設計されていないビジネスは、ビジネスとして機能しません。
特に無形のサービスは、売り出す初期段階は「言葉が10割」と言っても過言ではない。
言葉があって、そこにデザインや写真が選択されます。
まともな設計のなされていない欠陥住宅に住みたい人はいませんよね?ビジネスも同じです。言葉によって設計がしっかりされていないビジネスは欠陥ビジネスです。
当然そんなビジネスモデルでは集客なんてうまくいくはずがありません。
②売れるメニューが創れていない&販売方法を知らない
流行っている飲食店には必ず人気メニューが存在します。
この人気メニューをつくっていないと、売れることは難しい。
仮に人気メニューをどこかの会社から仕入れたとしましょう。たとえば、自分が学んだスクールや所属している団体のサービスを仕入れて販売するのは賢い選択です。
しかし、このサービスが思うように売れないとなると「販売方法を知らない」ことになります。
「売り方は知っているけど、それができない」とか「自分に自信がないから売れない」と思った方は、ここで一呼吸おいてください。キツイことをキツイ伝え方でお届けしますから。
販売方法を知らないことに言い訳をするのをヤメにしよう。
現実を直視せよ!
「知っている」と「できる」は本来同義語です。
「知っている、けどできない」なんて言葉は、自分のプライドを守るためだけに存在する、1ミリも役に立たないフレーズです。販売方法を知らなければ、やはり良いものでも売れません。
【課題~ビジネスIQ】
③メソッドを神格化しすぎてしまう
コーチやカウンセラー、ヒーラーの方々と話していると、時どき自分のメソッドを必要以上に崇高なものにしてしまい、自分自身が苦しんでしまっている方がいます。
正直いって、そこまで崇高なものなら2〜3人無料のモデルさんにサービスを提供してあげるだけで、サービスは口コミでめちゃくちゃ広がっていないとおかしいのです。
崇高なメソッドを否定するつもりはありません。
ただ、ビジネスの世界では崇高かどうかと同じくらい「それは売れているのか?」という軸が存在します。そして売れるものは基本的に「わかりやすい」という要素を多分に含んでいます。
わかりにくいものは売れません。
あなたもコンビニで、何かわからない商品をレジにもっていき、お金を払うことはありませんよね?無形のサービスも同じです。
何かわからないサービスや何者かわからない人にお金を払う人はいません。
メソッドを神格化せずに、相手のニーズに合わせること。そしてとにかく相手に自分自身とサービスを「理解」してもらうことが大切です。さらに言えば、クライアントに与えられるベネフィットを必ず理解してもらわなくてはいけません。
④無意味なだけじゃなくて、邪魔なプライド
学習欲の強い方は、あらゆることを「学べば自分でもできる!」と思いがちです。それはとても立派な心の持ちようだと思います。
「努力は素晴らしい!」という考えは疑いようのない事実…ではありません。
もしこんなマインドを持っているなら、速攻ゴミ箱に捨ててください。
\ビジネスは受験勉強じゃない/
ルールなんてあってないようなもの。カンニングだってO.K。むしろTTP(徹底的にパクる)なんてことが推奨されていたりする世界です。
努力するのは自由ですが、クライアントはあなたの努力にお金を払うわけではありません。
自分の抱える課題や問題が「解決するであろう」という予感にお金を払ってくれるのです。
そのため、自分のエネルギーを注ぐポイントを外してはいけません。
逆に言えば、自分がそこまでエネルギーを注がなくていいことを見極め、どんどん信頼できるプロフェッショナルに任せていかなくてはいけない。
自分でつくったwebサイトや自分でつくったチラシ、ココナラなどのサービスでいつも違うデザイナーに頼んだ制作物では、あなたの世界観に統一感は出にくいものです。(つまりブランディングできないという意味)
意味の無い努力やプライド、要するに「人に頼れない」というマインドは身を滅ぼすと覚えておきましょう。
⑤売る覚悟・売れる覚悟
最後は覚悟の問題です。
「必ず自分のサービスを届ける」という覚悟。
もし、あなたがカレー屋さんに入って「うちの店より、自宅でつくったカレーのほうが美味しいですから」と言われたら腹が立ちますよね?
「お前みたいな奴はカレー屋をヤメちまえ!」と思いますよね?
誰だって、こんな覚悟のない人間のつくるカレーにお金を払いたくないんですよ。
「絶対お客様に喜んでもらいたい!」
「一度食べたら、もう一度きてもらえるようなカレーを提供したい!」
この覚悟から美味しいカレーは生み出されます。
(余談ですが、ここのカレーは本当に美味しい!)
この話はカレーに限った話ではありません。
無形のサービスも同じです。クライアントの困りごとに、どんな立場であれ全力でサポートしたらいいのです。
「自信がない」なんてどうでもいいことです。
どうでもいいというか、矢印が"ただ自分に向いているだけ"の話です。自分のダメなところを見るより、自分のできること。そしてクライアントにどう役に立つのか?
とにかく、フォーカスすべきはココなんです。
そして、それこそが「覚悟」の問題です。
「私はこの仕事で人様の役に立つんだ!」という純粋なる覚悟。
腹を括りましょう。
まとめ
"稼げる"だけ"のノウハウに踊らされないで"の真意は、自分のビジョンと共に歩むビジネスをしてください。というメッセージでもあります。
そして、ボクの想いは「何よりもビジネスを楽しんで欲しい」につきます。
SNSには「〇〇で稼げます」とか「コーチの売れ方教えます」みたいな投稿が流れてきたりします。売れるため、稼ぐためには確かにノウハウが必要です。なのでこういう情報を否定しているのではありません。
問題は受け取り手にあると思うんです。
そもそも、お金のため"だけ"にやるようなビジネスではないと思う。コーチングにしてもコンサルティングにしてもカウンセリングにしても、ヒーリングにしても。
利益率や人件費を計算してから、仕事を選んだ人はまずいないですよね?
多くの方が「過去、自分が味わったつらい経験」や「もって生まれた才能」を思いっきり活かしつつ、人の役に立ちたくてはじめたお仕事ではないでしょうか?
またはそういう流れの中で自然とスタートした仕事だと思うんです。
本当に稼ぎたい"だけ"ならもっと稼げる仕事はたくさんあります。
きっと、「クライアントの笑顔を見たい。そして、その人の笑顔を見ている自分も笑顔になれる。」そんな想いが、あなたを駆り立てた日があったはずです。
あなたの心の深いところにこんな想いがあったことを思い出してきましたか?
自分が本当に大切にしている想い。自分を動かす動機に触れたら、SNSに流れてくるコーチやコンサルタントに向けられた「簡単に稼げる方法」なんて安っぽい言葉に踊らされたりすることはなくなります。
もっと自分に対するポジティブな感覚からビジネスを展開していける気持ちが湧いてくるからです。
ビジネスサポートを受けてくれている方の生の声
誰でもできるファーストステップ
もし、あなたがコーチやコンサルタントで、「真剣に自分のビジネスをカタチづくりたい」「成果をあげていきたい」と感じているなら、LINE公式アカウントを登録し、リッチメニューから無料セッションを申し込んでください。
無料セッションでは具体的な成功事例や進め方などをお伝えします。ただし、とことん自分自身に向き合ってもらうことになるので、ハッキリ言ってボクの提供するビジネスサポートは厳しいです。
また冒頭でも述べたように、ボクの本業は企業顧問であり、リーダーシップの発揮をサポートすること。
なので、そこまで多くのビジネスサポートを受け持つことはできません。
現在は本気の方に限り、あと3名サポートする枠しか空いていません。そのため、誰でもサポート可能というわけではなく、無料セッションでお話を聞いた上でご依頼を受けるかどうか判断させてもらいます。