リスクのない人生なんてつまらなさすぎる!
こんにちは、対話の専門家 田口淳之介です。
人生は「自分自身を知る旅」
これがボクの人生観です。そして、自分自身を知るために必要なのが「体験」です。
自分自身を知る体験には喜びに満ちた体験もあれば、心がヒリヒリするような体験もあります。つまり「リスク」のある体験も存在します。
というか、すべての体験には"喜びの種"と"リスクの種"は同等に分配されています。
身近な例で言えば、自転車を乗るという行為一つとっても、サイクリングの爽快感を味わえるという喜びもあれば、事故を起こすというリスクもあるわけです。
これは極々当然のこと。
しかし、あるできごとに関してだけ異常に「リスク」にフォーカスし、そのリスクを強調し、自分の体験を制限してしまう人がいます。
生きているということは「いつか死ぬ」ということ。
死をリスクと考えるなら、喜びとリスクは切り離すことのできない、常にワンセットで提供されているもの。
つまり、どんなことも"リスクゼロ"になんてできるわけないんです。どのようなことにもリスクは含まれていて、そのリスクをどう取り扱うのか?が、人生や仕事を楽しむためのキー・ポイントになります。
リスクの正しい取り扱い方を解説
では、上手なリスクの取り扱い方を説明します。
リスクと思っていることを書き出す。そして、なぜ自分はそのことを「リスク」だと感じているのか、自問自答する。
これだけです。
「当たり前のこと言ってんじゃねー」
ボクの意見を聴いて、こう感じた方もいるでしょう。
しかし、実は明確に定義されたリスクなんて一つもありません。リスクの正体は怖れという感情です。ある人にとってはまったくリスクに感じないことが、別のある人にとっては身体を震わすほどのリスクに感じられるのは、個人的な感情だからです。
つまり、リスクと感じることは人によってぜんぜん違う。
だからリスクと感じていることさえも活用して、「自分自身を知る!」という姿勢を見せるのが、人生やビジネスをワクワクしたものにするのです。
リスクが消える向き合い方《3ステップ》
リスクの本質は「怖れ」という感情。その怖れは「変化」もしくは「失う」ことに警笛を鳴らす心からのサインです。
人間関係で言えば、関係性が変わるようなことに、ボク達は無意識に怖れを感じます。
また、お金や信頼、これまでの評判などを失うことに、怖れを感じるのも自然なこと。
「怖れる」というのは、人間が動物としてもつ自然な反応です。
この怖れを克服するために、強がったりリスクを見て見ぬ振りする必要はありません。
むしろやるべきことは逆です。
リスクを取り除くためには、次の3ステップで自分に向き合います。
自分が「怖れている」と認める。
何について怖れているのか知る。(言語化する)
その怖れは何についての変化、もしくは失うと予想して怖れているのかを理解する
まとめ
リスクは自分のモノゴトの見方と、そこから生まれた感情が生み出す幻想の一つ。
さらに平たく言えば、ボク達が生き延びるために自然と脳内にイメージする「不幸な未来」の一つです。
リスクを生み出しているのは自分自身だと理解すれば、「リスクで体験を制限しているのはもったいない!」と思えます。
本記事を書いた最大の理由は人生は「自分自身を知る旅」
旅がまったくのノーリスクなら、それは旅ではない。旅の楽しみがゼロになってしまいますよね。
「楽しくない人生を生きるより、少しくらいヒヤッとしても、ワクワクして生きたい!」
これがボクの信条です。同じように感じてくれる人に、本記事が届けば嬉しく想います。
あなたの半径5メートルを対話のある世界に-🎶
最後までお読みいただきありがとうございます。